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プロジェクト収支管理ツール10選|無料枠と料金を公式で比較

プロジェクト収支管理ツールは目的で選びます。見積・請求と案件の粗利をまとめるならboard、人件費まで含めた原価を本格的に管理するならプロカンかZAC、今のタスク管理を残して工数だけ足すならfreee工数管理、数人のチームで無料から案件の利益を見るならドヤプロマネが候補です。

この記事では、プロジェクト収支管理ツールと、BacklogやAsanaなどのプロジェクト管理ツールを合わせた10本について、無料枠・有料の最安価格・収支をどこまで見られるかを、各社の公式ページで2026年10月9日に確認した範囲だけでまとめました。上位の比較記事は料金が要問い合わせの製品が中心のため、数人〜数十人の会社向けに「5人・10人で使ったときの月額の試算」「人件費を単価×工数で原価にする計算例」「稟議用チェックリスト」を加えています。なお、比較対象のうちドヤプロマネは、本メディアの運営会社(株式会社スリスタ)の自社サービスです。

30秒で分かる結論

  • プロジェクト収支管理ツールの差は「売上・外注費・人件費を、案件ごとに自動で集計できるか」に出ます。

  • 見積書・請求書の発行と案件ごとの粗利(受注額−発注額)を1つにまとめたいなら、board(Standard 月額4,900円・税抜・15人まで)。

  • 社員の人件費まで案件の原価に入れ、予算の承認や会計連携まで管理したいなら、プロカン(工数管理はプロ 1ID 月額4,500円・税抜・最小10ID)か、クラウドERP ZAC(保守費 月6万円〜+ライセンス費)。

  • BacklogやAsanaの進捗管理を残し、工数から人件費原価を出すなら、freee工数管理(年払いでメンバー 月500円・税抜)を足す方法があります。

  • Backlog・Asana・Jooto・Notionは、それ単体では案件の利益を自動計算しません。工数の記録や予算の機能は上位プランやアドオンに限られます。

  • 数人のチームで、無料から案件の進捗と見込み利益を同じ画面で見たいならドヤプロマネ(無料プラン3案件まで)。ただし請求書の発行や会計ソフト連携は公開ページに記載がありません。

プロジェクト収支管理ツールとは?タスク管理ツールと何が違うのか

プロジェクト収支管理ツールは、案件ごとの売上と原価を集計し、利益がいくら残るかを案件の途中で確認するためのツールです。タスク管理ツールが「誰が・いつまでに・何をするか」を管理するのに対して、収支管理ツールは「その案件でいくら儲かるか」を管理します。

受託開発や制作、広告のように案件ごとに売上と作業量が変わる仕事では、忙しさと利益が一致しません。作業時間が見積より膨らめば、売上が大きくても赤字になります。ツールの一番のメリットは、この赤字に月末や納品後ではなく案件の途中で気づけることです。

案件の収支は何で決まるのか

案件の収支は「売上 −(外注費・仕入・経費 + 社内の人件費)」で決まります。このうち見落とされやすいのが社内の人件費で、多くのツールは「メンバーごとの単価 × 記録した作業時間(工数)」で計算します。

関連:記録した作業時間を顧客への請求根拠として使う場面は、士業の案件別稼働時間管理と請求根拠の残し方で詳しく解説しています。

以下は編集部が作成した架空の例です。受注額120万円のサイト制作で、外注費8万円、ディレクター(単価5,000円)が40時間、デザイナー(単価4,000円)が60時間、エンジニア(単価4,000円)が45時間作業したとします。人件費は5,000円×40時間+4,000円×60時間+4,000円×45時間=62万円、原価合計は70万円、利益は50万円(利益率約41.7%)です。ここでデザインの修正が重なり、デザイナーの作業が30時間増えると、人件費は12万円増え、利益は38万円まで下がります。工数を案件にひもづけて記録していないと、この変化は請求後まで見えません。

Excelでの管理が限界になるのはどんなときか

同時に動く案件が増え、売上・工数・外注費を入力する人が複数になったときが切り替えの目安です。Excelは無料で作り込めますが、次の状態になると集計の手間と転記ミスが増えます。

  • 案件一覧、工数表、請求の管理表が別々のファイルに分かれている

  • 工数の入力が月末にまとめて行われ、途中の利益が分からない

  • 見積を出した担当者と、請求・経理の担当者で数字が合わない

  • 見積工数と実績工数のずれを次の見積に生かせていない

ツールは何ができて、どんなタイプがあるのか

主な機能は、案件ごとの予算・実績管理、工数管理、見積書・請求書などの帳票発行、予算や発注の承認ワークフローの4つです。どこに重点を置くかで、次の4タイプと、タスク管理ツールで代用する形に分かれます。

  • 販売管理対応型(board、プロカンなど):見積・受発注・請求の流れを起点に、案件単位の損益を見ます。

  • ERP対応型(クラウドERP ZACなど):販売・購買・勤怠・工数・経費を案件にまとめ、会計や内部統制まで管理します。費用は高めです。

  • 収支管理特化型:売上・原価・工数・予実に絞って詳しく分析します。今回は料金を公開している製品がなく、比較からは外しました。

  • 稼働状況の可視化型(freee工数管理、Lychee Redmine、ドヤプロマネなど):単価×工数で人件費を出し、稼働を見ながら利益を確認します。人件費が原価の大半を占める会社向けです。

  • タスク管理ツールで代用(Backlog、Asana、Jooto、Notion):進捗管理が中心で、工数や予算の機能は製品やプランによって有無が分かれます。

今回比較する10本は、いずれもクラウドで提供されています(BacklogとLychee Redmineにはオンプレミス版もあります)。

プロジェクト収支管理ツール10選の比較(2026年10月9日確認)

以下は、各社の公式ページで2026年10月9日に確認できた情報で、比較サイトからの転記はしていません。編集部は実機で使い比べた検証はしていないため、使用感ではなく選ぶための判断材料をそろえています。公式ページで確認できなかった項目は「公式サイトで要確認」と書いています。契約前に必ずリンク先を確認してください。各ツールとも「向いている会社/無料枠/有料の最安価格/特徴/弱点」の順でそろえています。

プロカン

  • 向いている会社:IT・制作・広告・映像などで、10人以上の社員の人件費と外注費を案件ごとに管理したい会社。

  • 無料枠:無料プランの記載はありません。お試しの可否は公式サイトで要確認。

  • 有料の最安価格:スタンダード 1IDあたり月額4,000円(税込4,400円)、最小10ID。料金ページには「月額利用料30,000円〜(税込33,000円)」「初期設定費150,000円〜(税込165,000円)」とあり、IDの追加ごとに初期アカウント開設費(1IDあたり25,000円・税込27,500円)がかかります(プロカン公式 料金、2026年10月9日確認)。

  • 特徴:予実管理、工数管理、外注費管理、社内受発注、見積・請求作成、電子承認フロー、入出金管理、会計ソフト連携までを案件単位でまとめます。制作会社向けの「プロカン制作」では、外注費・経費を入力して各プロジェクトの月次収支を予実で管理できるとしています(プロカン制作)。工数管理だけを使う「工数」プラン(基本料金20,000円+1IDあたり月600円・税抜)もあります。

  • 弱点:最小10IDのため、数人の会社では使わないIDの分も払うことになります。予算承認機能と工数管理機能はスタンダードでは「×」で、上位のプロ(1ID 月額4,500円・税抜)が必要です。

クラウドERP ZAC

  • 向いている会社:数十人〜数百人規模で、案件の販売・購買・勤怠・工数・経費を一元管理し、部門別の採算や内部統制まで見たい会社。

  • 無料枠:ソフトの無料プランはありません。導入支援の「フリープラン」は導入支援費用が0円になるプランで、適用条件があります。

  • 有料の最安価格:初期設定費用10万円、保守費用(データセンター利用料)月6万円〜、これに機能×ライセンス数のライセンス費用が加わります。ライセンス単価は製品資料での案内で、公式ページに金額はありません。税込・税抜の表記もありません(ZAC公式 料金、2026年10月9日確認)。

  • 特徴:案件に関わる仕入実績や労務費が自動で集計され、月の途中でも損益の着地見込みが分かるとしています。目標利益率を下回ったときのアラート、工数の予実、予算変更の承認と履歴、間接費の配賦、部署間での売上・利益の分配にも対応します(ZAC公式 プロジェクト収支管理)。

  • 弱点:公開されている費用だけでも月6万円からで、ライセンス費用は見積もりが必要です。公式ページの導入事例は従業員51名以上の会社で、少人数の会社にとっては機能も費用も大きくなりがちです。

board

  • 向いている会社:見積・請求・受発注をまとめ、案件ごとの粗利と売上見込みを把握したい数人〜数十人の会社。

  • 無料枠:全プランで30日間の無料お試しがあります。継続して使える無料プランはありません。

  • 有料の最安価格:Personal 月額1,200円(税抜・1人)、法人で複数人なら Basic 月額2,400円(税抜・3人まで)、Standard 月額4,900円(税抜・15人まで)、Premium 月額7,900円(税抜・50人まで)(board公式、2026年10月9日確認)。

  • 特徴:案件(受注)を起点に、ひもづく発注を管理することで、案件単位の損益を見られます。見積や受注を更新するたびに集計に反映され、未請求や未払いのアラートをメール・Slack・Chatworkに通知できます。公式サイトでは、中小企業・小規模事業者を主な対象としています。

  • 弱点:公式ページで確認できた損益は「受注額−発注額」の粗利で、社員の作業時間を人件費として原価に入れる機能は確認できませんでした。タスクの進捗管理(カンバン・ガント)も主な機能ではありません。

freee工数管理(旧freeeプロジェクト管理)

  • 向いている会社:進捗管理は今のツールのまま、社員の工数を記録して案件ごとの人件費原価と予実を出したい会社。freee販売を使っている会社は特に組み合わせやすいです。

  • 無料枠:30日間の無料お試しがあります。無料プランの記載はありません。

  • 有料の最安価格:年払いでメンバー 1ユーザー月500円、プロジェクトマネージャー・システム管理者 月2,000円(いずれも税抜)。月払いはメンバー月600円、管理者等 月2,400円。初期費用はなく、管理者1ID以上とメンバー1ID以上の合計2ID以上から契約できます(freee工数管理 料金、2026年10月9日確認)。

  • 特徴:カレンダーからの工数取り込み、未入力のリマインド、人件費原価の自動算出、予実管理、勤怠連携、Salesforceなどとの連携に対応します。freee販売と連携すると、売上・仕入・人件費を含む案件別の収支を自動で集計できるとしています(freee工数管理)。「freeeプロジェクト管理」から名称が変わっています。

  • 弱点:工数と原価が中心で、売上まで含めた案件収支を見るにはfreee販売などとの連携が前提になります。タスクの進捗管理は別のツールが必要です。

Lychee Redmine

  • 向いている会社:システム開発会社など、ガントチャートで進捗を管理しながら、工数から人件費と予算の消化を確認したい10人以上のチーム。

  • 無料枠:フリープランは0円・ユーザー数無制限(ガントチャートは含まれません)。有料プランは30日間の無料お試しがあります。

  • 有料の最安価格:コスト管理と工数管理が使えるのはプレミアム(1ユーザー月1,400円)以上。有料プランは10ユーザー単位の契約で、別に1クラウドサーバーあたり月5,000円〜かかります。価格は消費税別です(Lychee Redmine公式 料金、2026年10月9日確認)。

  • 特徴:ユーザーをグループに分けて時間単価を設定し、作業時間との掛け算で人件費を出します。外注費などの経費も登録でき、プロジェクトの予算とコストを「収支」画面で比べられます(コスト管理機能)。

  • 弱点:公式ページで確認できたのは予算とコストの比較で、売上・利益の管理についての明確な記載はありません。数人のチームでも10ユーザー分の契約が必要です。

ドヤプロマネ

  • 向いている会社:数人〜十数人の制作チームなどで、案件の進捗(カンバン・ガント)と見込み利益を同じ画面で見たい会社。

  • 無料枠:無料プランで3案件まで使えます。

  • 有料の最安価格:プロプラン 月額9,980円(税込)。案件数が無制限になり、ドヤAIの他のサービスも同じ契約で使えます。サービスごとに利用上限があります。人数によって料金が変わるかどうかは、公開ページでは確認できませんでした(ドヤプロマネ公式、2026年10月9日確認)。

  • 特徴:案件ごとに売上予定・期間・担当を登録し、タスクをカンバンとガントで管理します。メンバーごとの単価と記録した作業時間から人件費を自動で集計し、売上・人件費・その他原価から見込み利益と利益率を表示します。権限はオーナー/管理者/メンバー/ゲストの4種類です。

  • 弱点:本メディアの運営会社(株式会社スリスタ)の自社サービスで、プロカンやZACのような導入事例は公開されていません。公開ページでは、請求書の発行、会計ソフト連携、予算の承認フローの記載は確認できませんでした。会計や内部統制まで見据える会社には機能が足りません。

Backlog

  • 向いている会社:開発・制作の課題管理をチームで行い、実績時間の記録までBacklogでまかないたい会社。

  • 無料枠:フリープランは最大10ユーザー・1プロジェクトまで。どの有料プランからもプラチナプランの30日間無料トライアルを始められます。

  • 有料の最安価格:スターター 月額2,700円(税抜・30ユーザー・5プロジェクト)。ガントチャートと、課題の「予定時間・実績時間」はスタンダード(月額16,000円・税抜)以上です(Backlog公式 料金、2026年10月9日確認)。

  • 特徴:課題管理を中心に、スタンダード以上ではガントチャートとバーンダウンチャートも使えます。料金はユーザー数ではなくプラン単位の定額です。

  • 弱点:料金ページに予算・原価・収支の機能の記載はなく、利益は別の表で計算する必要があります。公式ページでは2027年1月1日からプランが変わると告知されています。

Asana

  • 向いている会社:部門をまたぐプロジェクトを管理し、上位プランやアドオンで工数とコストも見たい会社。

  • 無料枠:Personalプランは無料で、2ユーザーまで使えます。

  • 有料の最安価格:Starter 1ユーザーあたり月1,200円(年間請求)、月払いは月1,475円。料金には税金が含まれていないとFAQに記載があります(Asana公式 料金、2026年10月9日確認)。

  • 特徴:タイムトラッキング(予定時間と実績時間の比較)はAdvanced(年間請求で月2,700円)に含まれます。メンバーの時給を設定したコスト管理や、推定経費と実際の支出を比べるプロジェクト予算は「タイムシートと予算」アドオン(Starter以上、追加料金)で提供されます。

  • 弱点:アドオンの金額は料金ページに載っておらず、公式サイトで要確認です。無料のPersonalは2ユーザーまでのため、チームでの試用には有料プランが必要です。

Jooto

  • 向いている会社:1ユーザーあたりの単価を抑えて、チームのタスクを管理したい会社。

  • 無料枠:無料プランは1ユーザー、データ上限は1組織あたり100MB。

  • 有料の最安価格:スタータープラン 1ユーザー月417円(年間契約)、月額契約なら月500円。ビジネスプランは月980円(年間契約)で別途初期費用。表示価格はすべて税抜です(Jooto公式 料金、2026年10月9日確認)。

  • 特徴:タスク管理の基本機能は全プランで使えます。料金表に「予実管理機能」の行があり、無料プランとスタータープランは「–」表記です。

  • 弱点:料金表の予実管理機能がどこまでの集計(工数・金額)を指すのかは料金ページだけでは分からず、公式サイトで要確認です。無料プランは1ユーザーのため、チームでは試せません。

Notion

  • 向いている会社:すでにNotionを使っていて、案件データベースに売上・原価の列を作って自分たちで仕組みを組める会社。

  • 無料枠:フリープランあり。メンバーが2名以上になるとブロック数に制限があり、ページ履歴は7日間です。

  • 有料の最安価格:プラス 1メンバーあたり月1,650円、ビジネス 月3,150円。日本の消費税は該当する場合に別途かかります(Notion公式 料金、2026年10月9日確認)。

  • 特徴:データベースの数式プロパティで、ほかのプロパティを使った計算ができます(Notionヘルプ 数式)。売上・外注費・工数×単価の列を作れば、案件ごとの利益を自作で表示できます。

  • 弱点:収支管理の専用機能ではないため、項目の設計・計算式・入力ルールをすべて自社で作り、保守する必要があります。担当者が替わると保守が難しくなります。

選び方は?4つの判断軸

迷ったら、次の4つを上から順に確認します。1つ目は、タスク管理ツールと収支管理ツールの境目になる項目です。

判断軸1:人件費を「単価×工数」で原価に入れられるか

社員の作業時間が原価の大半を占める会社では、ここが最も重要です。プロカン(プロプランまたは工数プラン)、ZAC、freee工数管理、Lychee Redmine(プレミアム以上)、ドヤプロマネは、単価と工数から人件費を原価として集計する機能を公式ページに載せています。boardは公式ページで確認できたのが受注額と発注額の粗利で、Backlog・Jooto・Notionは工数の記録まではできても、金額への換算は自作か別ツールになります。Asanaはアドオンでメンバーの時給を設定できます。

判断軸2:毎日入力する人数で費用がどう変わるか

収支管理は、工数を入力するメンバー全員にアカウントが要ることが多く、人数で費用が大きく変わります。ID課金(プロカン、freee工数管理、Lychee Redmine、Asana、Jooto、Notion)か、人数の上限つき定額(board、Backlog)かを確認し、最小契約数や初期費用も含めて比べます。具体的な金額は次の章で試算しています。

判断軸3:見積・請求・会計まで1つにまとめたいか

見積書・請求書の発行(定額の請求を含む)や会計ソフトとの連携、見込み段階からの収支予測までまとめたいなら、board、プロカン、ZACのように販売管理の機能を持つツールが向いています。請求は会計ソフトで行い、ツールでは進捗と利益だけ見たいなら、freee工数管理やドヤプロマネのような軽い構成でも足ります。

関連:案件の収支管理とは切り分けて、見積書の作成だけを効率化したい場合は見積書作成ソフト8選の比較で詳しく解説しています。

判断軸4:進捗(カンバン・ガント)も同じ画面で見たいか

遅れと利益を同じ画面で見たいなら、タスク管理と収支を1つにしたツール(ドヤプロマネなど)か、タスク管理ツールに工数の機能を足す構成を選びます。ERP型などは進捗管理を別ツールで行う前提のことがあります。

5人・10人で使うと月額はいくら?(編集部試算)

公開料金から、全員が入力する前提で月額を編集部で計算しました。初期費用・アドオン・連携先の料金は含めず、税表記は各社に合わせています。

  • プロカン:最小10IDのため5人でも10人でも、スタンダード月40,000円、工数管理を使うプロなら月45,000円(税抜)。

  • クラウドERP ZAC:保守費用 月6万円〜+ライセンス費用(非公開)。

  • board(Standard):5人でも10人でも月4,900円(税抜)。

  • freee工数管理(年払い・管理者1人):5人で月4,000円、10人で月6,500円(税抜)。freee販売は別料金。

  • Lychee Redmine(プレミアム):最低10ユーザー分+クラウド利用料で、5人でも10人でも月19,000円〜(税抜)。

  • ドヤプロマネ:無料は3案件まで、プロは月9,980円(税込)。人数による料金の違いは公開ページで確認できませんでした。

  • Backlog(スタンダード):5人でも10人でも月16,000円(税抜)。

  • Asana(Starter・年間請求):5人で月6,000円、10人で月12,000円(税別)。「タイムシートと予算」アドオンは別料金。

  • Jooto(ビジネス・年間契約):5人で月4,900円、10人で月9,800円(税抜)+初期費用。

  • Notion(プラス):5人で月8,250円、10人で月16,500円(消費税は該当時別途)。収支の仕組みは自作です。

プロカンとZACは予実・承認・会計連携まで含む範囲を管理します。金額は、まかなえる業務の範囲とセットで比べてください。

条件別のおすすめ

無料で始めたいなら

無料のまま案件の利益まで見たいなら、ドヤプロマネの無料プラン(3案件まで)が候補です。進捗管理だけを無料で始めるなら、Backlogのフリー(10ユーザー・1プロジェクト)、AsanaのPersonal(2ユーザー)、Notionのフリーがありますが、これらの無料枠では人件費を原価として自動計算する機能は使えません。Notionのデータベースで計算式を自作するか、Excelと併用することになります。

見積書・請求書と案件の粗利を1つにまとめたいなら

boardが向いています。案件を起点に発注をひもづけて損益を見られ、未請求・未払いのアラートもあります。外注費が原価の中心で、社員の工数を細かく追わない制作会社に合います。

社員10人以上で、人件費まで正確に原価計算したいなら

プロカン(プロプラン)が候補です。最小10IDなので、10人以上の会社ほど無駄がありません。数十人以上で、部門別の採算、間接費の配賦、内部統制まで求めるならZACも比較に入れてください。どちらも導入時の設定費用がかかるため、資料請求と見積もりが前提です。

BacklogやAsanaを使い続けながら利益も見たいなら

進捗管理は今のツールのまま、freee工数管理で工数と人件費原価を集計する構成があります。Asanaを使っているならAdvancedのタイムトラッキングや「タイムシートと予算」アドオン、Redmineに慣れた開発チームならLychee Redmineも選択肢です。入れ替えの負担は小さい一方、売上は別の場所にあるため、案件コードをそろえる運用が欠かせません。

数人の制作チームで、進捗と利益を同じ画面で見たいなら

ドヤプロマネが候補です。案件・タスク(カンバン・ガント)・工数から計算した見込み利益を1つのワークスペースで確認できます。運営会社(株式会社スリスタ)の自社サービスであり、請求書の発行や会計連携の記載は公開ページにないため、請求まで1つにしたい場合はboardなどと比べてください。

導入はどう進める?3つのステップ

  1. 今の管理表を棚卸しする:案件一覧、工数表、外注費、請求の管理表がどこにあり、誰が入力しているかを書き出します。

  2. 1〜2案件で試す:無料プランや無料お試しを使い、実際の案件で「単価×工数」の人件費と外注費を入れて、Excelで計算した利益と一致するかを確かめます。

  3. 入力ルールを決めてから全案件に広げる:工数の入力頻度(毎日か週1回か)、案件コードの付け方、単価の更新時期を決めます。入力が月末にまとまると、途中で赤字に気づくという目的が果たせません。

AIで作業が速くなると、見積と実績のずれはどう変わる?

生成AIで作業時間が減ると、過去の実績による見積工数と実際の工数がずれやすくなります。案件ごとの工数記録が、見積を見直す材料になります。

株式会社スリスタの調査では、業務で生成AIを使っているAI利用者153名のうち55.6%(85名)が「週1時間以上の業務時間削減」を実感していると回答しました(出典:株式会社スリスタ『企業の生成AI活用実態調査2026』(n=400)、AI業務利用率の調査レポート)。これは本人の実感を尋ねた結果で、作業時間を計測したものではありません。

自社に必要な項目を整理したい方には、運営会社のYouTubeチャンネルでClaudeを使ってプロジェクト管理ツール(工数と収支を含む)を自作した動画があります。

自作する場合の項目定義や依頼プロンプトは、プロジェクト管理ツールをAIで自作する記事にまとめています。

コピペで使える選定チェックリスト

以下は編集部作成の例です。稟議の下書きに使えます。

【プロジェクト収支管理ツール 選定チェックリスト】
■ 前提
□ 同時に動く案件数:__件/月
□ 工数を入力する人数:__人(うち管理者__人)
□ 原価の内訳:社内人件費__%/外注費__%/その他__%

■ 機能
□ 案件ごとに売上・外注費・経費を登録できる
□ メンバーごとの単価×工数で人件費を自動計算できる
□ 予算と実績、着地見込みを案件の途中で比べられる
□ 予算・発注の承認フローがある(必要な場合)
□ 利益率の低下などをアラートで知らせる
□ 進捗(カンバン・ガント)を同じツールで見る/別ツールで見る
□ 見積書・請求書を発行できる(必要な場合)
□ 会計ソフト・勤怠システムと連携できる(必要な場合)

■ 費用(税込・税抜を確認)
□ 月額:__円(__人で計算)
□ 初期費用・初期アカウント費:__円
□ 最小契約ID数・最低利用期間:__
□ アドオン・連携先サービスの追加料金:__円

■ 運用・セキュリティ
□ 権限(管理者・メンバー・ゲスト)を分けられる
□ IP制限・シングルサインオンが必要か
□ 無料お試しで1〜2案件を試し、Excelの計算と一致したか
□ 工数の入力ルール(頻度・案件コード・単価の更新時期)を決めたか

よくある質問

Q. プロジェクトの収支管理は無料のツールでできますか?

はい、案件数が少なければ無料でも始められます。ドヤプロマネの無料プランは3案件まで、工数から計算した見込み利益を表示できます。Backlog・Asana・Notionの無料プランは進捗管理が中心で、人件費を原価として自動計算する機能はないため、計算式を自作するかExcelと併用します。

Q. プロジェクト管理ツールとプロジェクト収支管理ツールの違いは何ですか?

プロジェクト管理ツールは「作業の進み具合」を、プロジェクト収支管理ツールは「案件でいくら儲かるか」を管理します。BacklogやAsanaは前者、プロカンやZACは後者で、ドヤプロマネのように両方を1つにしたツールもあります。

Q. Excelでの案件収支管理はいつまで続けてよいですか?

入力者が1〜2人で案件が少ないうちはExcelでも足ります。複数人が工数を入力し、表が分かれて転記が増えたら切り替えの時期です。

Q. 人件費(工数)はどうやって案件の原価にしますか?

メンバーごとの単価(時給換算)に、その案件で記録した作業時間を掛けて計算します。単価には給与だけでなく社会保険料などを含めるかどうかを社内で決め、全案件で同じ基準を使うことが大切です。

Q. 制作会社の案件管理にはどのツールが向いていますか?

原価の中心が外注費ならboard、社員の作業時間が中心ならプロカン(プロカン制作)やfreee工数管理、数人のチームで進捗と利益を一緒に見たいならドヤプロマネが候補です。社員数が数十人を超え、部門別の採算まで見るならZACも比べてください。

Q. BacklogやAsanaで収支管理はできますか?

単体では、案件の利益を自動計算するところまではできません。Backlogはスタンダード以上で予定時間と実績時間を記録でき、Asanaは「タイムシートと予算」アドオンでメンバーの時給とプロジェクト予算を管理できます。売上と外注費を含めた利益は、別のツールや表と組み合わせて見ることになります。

Q. 会計ソフトがあればプロジェクト収支管理ツールは不要ですか?

会計ソフトだけでは、案件の途中の利益は見えにくいです。会計ソフトは確定した取引の記録が役割で、進行中の案件の工数や着地見込みは扱いません。会計と連携できる収支管理ツールを選ぶと、二重入力を減らせます。

まとめ

プロジェクト収支管理ツールは、人件費を単価×工数で原価に入れられるか、入力人数で費用がどう変わるか、見積・請求・会計までまとめるか、進捗も同じ画面で見るか、の4つで選びます。見積・請求と粗利をまとめるならboard、10人以上で人件費まで管理するならプロカン、数十人以上で部門別採算まで見るならZAC、今のタスク管理を残すならfreee工数管理が候補です。

ツールの費用が気になる方はツール契約を統合して得になる本数の計算、少人数の会社で最初にそろえるツールは一人社長に必要なツールの最小構成、Web制作会社の見積の作り方はWeb制作会社の営業効率化、Excelの案件データの集計はClaudeでExcel・CSVを分析する方法も参考にしてください。

案件の進捗と見込み利益を同じ画面で見るところから始めたい方は、ドヤプロマネの無料プラン(3案件まで)で、実際の案件を1つ登録して試してください。プロプラン(月額9,980円・税込)はドヤAIの他のサービスと共通の契約です。ドヤプロマネは本メディアの運営会社(株式会社スリスタ)が提供しています。

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この記事の著者

Katsuki.Mitsumori

三森 捷暉(みつもり かつき)

著者プロフィールはこちらから↓
 /author/mitsumori
ドヤマーケ運営・ドヤAI開発者|株式会社スリスタ 代表

ドヤマーケの運営者であり、AIツール群「ドヤAI」の開発者です。専門はBtoBマーケティング、SEO、コンテンツマーケティング、生成AI活用。
2021年、新卒第1号として株式会社Piece to Peace(CarryMe)に入社し、広報・マーケティング・デザイン・コンテンツ制作を横断的に担当。SEO記事、比較記事、ホワイトペーパー、ウェビナー、広告施策を組み合わせた商談創出の仕組み化を推進してきました。

その後、株式会社スリスタ(設立:2025年3月14日/代表:三森 捷暉)を設立。
現在はスリスタにて、オウンドメディア「ドヤマーケ」を運営しながら、記事作成・バナー・スライド・営業リストなどのマーケティング業務をAIで進める「ドヤAI」を開発しています。

スリスタでは、SEO記事制作、比較記事、一次情報設計、バナー制作、構成案作成といったマーケティング業務を、ユーザーが「選ぶだけ」「スワイプするだけ」で進められる設計思想をもとに、AIツールとして実務レベルで実装。
マーケティングを「1人でも回せる状態」にするための仕組みづくりを行っています。

YouTubeでは、AI活用の実務を発信する「【ドヤAI】ミツモリ」と、世の中のSaaSをAIで実際に作ってみる「SaaSは死にましぇん【AI開発】」を運営しています。
ウェビナー・登壇実績
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