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見積書作成ソフト比較|無料の上限とAI作成で選ぶ8選

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見積書作成ソフトは目的で選ぶのが近道です。無料で見積書を作り続けたいならMisocaか見積Rich、見積から請求・会計まで1つでつなぐならfreee請求書かマネーフォワード クラウド請求書、案件ごとに見積と売上見込みを管理するならboard、見積の「中身(品目と金額)」をAIで下書きしたいならドヤ見積もりAIが候補です。
この記事では、見積書作成ソフト・無料のExcelテンプレート・AIの見積ツールを合わせた8つについて、無料枠・有料の最安価格・特徴を、各社の公式ページで2026年10月9日に確認した範囲だけでまとめました。上位の比較記事にはない「無料枠を何で数えるか(請求書の通数・取引先数・見積件数・ユーザー数)」「金額の根拠をどこから持ってくるか」という2つの判断軸と、株式会社スリスタの独自調査(n=400)のデータ、社内稟議にそのまま貼れる選定チェックリストも載せています。なお、比較対象のうちドヤ見積もりAIは本メディアの運営会社(株式会社スリスタ)の自社サービスです。
30秒で分かる結論
見積書作成ソフトの差は「書類がきれいに作れるか」よりも、無料枠の数え方と、見積の後に何をつなぐか(請求書・会計・承認)に出ます。
「無料」の上限は製品ごとに単位が違います。Misocaは無料プランで請求書が月10通まで(見積書は作成数の制限なし)、見積Richは1ユーザーなら見積書が月50件まで、MakeLeapsは取引先3社まで、freee請求書はユーザー1〜3人までです(いずれも2026年10月9日の公式表示)。
見積から請求・会計までまとめて効率化したいなら、会計ソフトと同じ会社のfreee請求書かマネーフォワード クラウド請求書が選びやすい組み合わせです。
見積と請求を案件単位で管理し、売上見込みまで見たい中小企業ならboard(Personal 月額1,200円・税抜から)。
見積書の数が少なく、ソフトを契約する前に形だけ整えたいなら、弥生が無料公開しているExcelテンプレートでも足ります。
品目や相場が分からず、見積の中身づくりに時間がかかっているなら、AIで品目と金額の下書きを作るドヤ見積もりAI(提供開始から日が浅いサービス。無料プランで見積書3件まで)。ただし請求書の発行や会計連携は公開ページで確認できないため、請求業務は他のソフトと組み合わせます。
AIが出した金額は目安です。どのツールでも、単価・数量・税率は人が確認してから提出します。
関連:ChatGPTやClaudeで見積書の明細を下書きする手順と、税率ごとの端数処理の注意点は、見積書をAIで作成する手順で詳しく解説しています。
見積書作成ソフトとは?Excel・AIと何が違うのか
見積書作成ソフトは、取引先・商品・単価を登録しておき、見積書を作って送り、そのまま納品書や請求書に変換できるツールです。Excelとの一番の違いは、作った見積書が「データ」として残り、次の書類や管理に使い回せることです。この記事では、選択肢を次の3つの型に分けて比べます。
見積・請求書作成ソフト(Misoca、freee請求書、マネーフォワード クラウド請求書、MakeLeaps、board、見積Rich):書類の作成・送付・変換・管理が中心です。品目や金額は、登録したマスタや過去の見積から人が選んで入力します。
Excelテンプレート:無料で、発行数にも制限がありません。ただし計算式の崩れや転記ミスは自分で防ぐ必要があり、請求書への変換や送付の記録は手作業になります。
AIの見積ツール(ドヤ見積もりAIなど):サービス内容から見積の品目と金額の下書きを作るところをAIが手伝います。書類の管理や請求業務は、上の見積・請求書作成ソフトほど充実していないのが一般的です。
導入のメリットは、毎回の入力と計算の手間が減ること、税率の計算ミスや転記ミスが減ること、送付や郵送の作業が減ることです。一方で、ソフトは「金額を決める」作業までは代わってくれません。見積で一番時間がかかるのが単価の決定なら、後述する「金額の根拠をどこから持ってくるか」という判断軸もあわせて検討してください。
見積書作成ソフト8選の比較一覧(2026年10月9日確認)
以下は、各社の公式ページで2026年10月9日に確認できた情報です。比較サイトからの転記はしていません。また、編集部は各ツールを実機で使い比べた検証はしていないため、使用感の評価ではなく「選ぶための判断材料」をそろえています。公式ページで確認できなかった項目は「公式サイトで要確認」と書いています。料金や無料枠は変わることがあるため、契約前に必ずリンク先の公式ページを確認してください。各ツールとも「向いている会社/無料枠/有料の最安価格/特徴/弱点」の順でそろえています。
Misoca(弥生)
向いている会社:見積書を多く出し、請求書は月10通以下の個人事業主・小規模法人。
無料枠:無料プランで請求書の作成が月10通まで。見積書・納品書・領収書は全プランで月の作成数に制限がありません(Misoca公式 料金)。
有料の最安価格:プラン15(請求書 月15通まで)が年額8,800円(月733円・税抜、2026年10月9日確認)。
特徴:見積書から納品書・請求書への変換がクリック操作でできます(Misoca公式)。有償プランでは、Claudeなどのチャットに指示して請求書を作る連携機能(ベータ版)も案内されています。
弱点:無料プランでは郵送代行を使えません。AIチャット連携の対象として案内されているのは請求書で、見積書を対象とする記載は確認できませんでした。
freee請求書
向いている会社:freee会計を使っている、またはこれから会計とまとめて整えたい小規模の会社。
無料枠:無料プランあり(基本料金0円)。見積書・請求書・納品書・発注書・領収書の個別発行と変換ができ、ユーザーは1〜3人、定期請求は1件までです(freee請求書 公式 料金)。
有料の最安価格:スタンダードが年払いで月額1,980円(税抜、年額23,760円、2026年10月9日確認)。
特徴:インボイス制度に対応した請求書の発行を案内しており、会計システムとの連携機能があります。
弱点:無料プランでは一括発行、メール送付・郵送代行の一括処理、入金消込、仕訳作成が使えません。仕訳の自動作成は上位のアドバンスのみです。
マネーフォワード クラウド請求書
向いている会社:マネーフォワード クラウドの会計・経費などとまとめて使いたい個人事業主・法人。
無料枠:1か月の無料トライアル(クレジットカード不要、有料プランへの自動移行なし)。製品ページには「取引先3件までは無料でお使いいただけます」との記載もあります(マネーフォワード公式)。
有料の最安価格:個人向けパーソナルミニが年払いで月900円、月払いで月1,280円(税抜、取引先15件まで)。法人向けはひとり法人プランが年払いで月2,480円(税抜)。いずれも2026年10月9日確認(個人向け料金/法人向け料金)。
特徴:帳票変換で見積データから請求書を作成でき、登録番号の自動表示に対応しています。取引先指定のPDFなどをAIが読み取って請求書データにする機能も新機能として案内されています。
弱点:法人向けの価格は会計などを含むパッケージ単位で、請求書だけを最小限に使いたい場合は割高に感じることがあります。郵送代行は1通210円の従量課金です。
MakeLeaps(メイクリープス)
向いている会社:取引先が少ないうちは無料で使い、法人化や人数増加に合わせて承認フローを入れたい会社。
無料枠:無料プランは取引先3社・ユーザー1人・送付月30通まで、対応書類は見積書と請求書。全機能を試せる30日間のトライアルもあります(MakeLeaps公式 料金)。
有料の最安価格:個人プランが1ユーザーあたり1,000円、法人プランが1ユーザーあたり1,300円(税抜、2026年10月9日確認。課金の期間単位は公式の料金ページで確認してください)。
特徴:作成できる書類は10種類。インボイス制度・電子帳簿保存法への対応を案内しています。
弱点:承認フローは法人プラン以上、電子帳簿保存法への対応は有料プランのみです。
board
向いている会社:在庫を持たない業種(制作・コンサル・ITサービスなど)で、見積から請求・売上見込みまでを案件単位で管理したい中小企業。
無料枠:無料プランはありません。全プランで30日間の無料お試しがあり、有料登録しない限り自動で課金されません(board公式)。
有料の最安価格:Personal(個人・1人)が月額1,200円(税抜)、法人も使えるBasic(3人まで)が月額2,400円(税抜)。2026年10月9日確認。
特徴:見積書・発注書・発注請書・納品書・検収書・請求書・領収書を「案件」ごとに管理します。適格請求書・適格返還請求書の作成、メール・郵送での送付、書類ごとの捺印申請に対応しています。
弱点:無料で使い続けるプランがありません。案件単位の管理が前提のため、見積書を1枚だけ手早く作りたい用途には機能が多めです。
見積Rich(ミツモリッチ)
向いている会社:見積書を作る担当者が1人の会社やフリーランス。担当者が増えたら承認フローを入れたい会社。
無料枠:1ユーザープランは無料。見積書の作成は月50件まで、取引先・商品の登録は1,000件まで(見積Rich公式 1ユーザープラン)。
有料の最安価格:複数ユーザープランが5ユーザーで月額5,000円(税別、2026年10月9日確認)。最大2か月の無料お試しあり(複数ユーザープラン)。
特徴:見積の作成・承認・案件管理が中心の「見積に強い」ソフトです。複数ユーザープランでは見積を社内で共有し、類似見積を検索・流用できます。インボイス制度・改正電子帳簿保存法には帳票保存オプションで対応すると案内しています。
弱点:無料の1ユーザープランでは承認フロー、グループ管理、請求管理、帳票発行履歴、発行済帳票保存オプションが使えません。
Excelテンプレート(弥生の無料テンプレート)
向いている会社:見積書が月に数枚で、まず書式だけ整えたい個人・小規模の会社。
無料枠:無料でダウンロードできます。発行数の上限はありません(弥生 見積書テンプレート)。
有料の最安価格:0円(Excelなどの表計算ソフトが別途必要)。
特徴:インボイス制度対応版付きのExcelテンプレートとして公開されています。社内の書式に合わせて自由に直せます。
弱点:請求書への変換、送付の記録、過去見積の検索は手作業です。計算式を誤って上書きすると、気づかないまま合計がずれる危険があります。
ドヤ見積もりAI
向いている会社:サービス業で、商談中に「概算いくら?」と聞かれて持ち帰りがちな会社。担当者ごとに見積の金額感がばらつく会社。
無料枠:無料プランで商材1件・見積書3件まで。クレジットカードの登録は不要です(ドヤ見積もりAI 公開ページ)。
有料の最安価格:プロプランが月額9,980円(税込、2026年10月9日確認)。見積書 月100件・PDF出力・チーム共有が使え、同じ契約でドヤAIの他のサービスのプロ機能も使えます。
特徴:自社のサービスページのURLを入れると、提供形態と課金の軸をAIが読み取り、品目が相場つきで並びます。金額は「自社サイトの公開価格→相場データ→AIの積算」の順で決まり、どれに当たるかが明細ごとに表示されます。根拠のない項目は「要見積」として空欄で残ります。10%と軽減8%の区分計算、値引きの按分、日本語フォント埋め込みのPDF出力に対応し、確定前のPDFには「社内確認用」の透かしが入ります。
弱点:提供開始から日が浅く、導入実績はまだ多くありません。請求書の発行、会計ソフトとの連携、メール・郵送での送付、インボイスの登録番号の記載については公開ページで確認できませんでした。相場は金額の幅で示される目安で、最終的な金額は自社で判断する必要があります。運営会社(株式会社スリスタ)の自社サービスです。
見積書作成ソフトの費用はいくら?無料から月数千円が中心
個人や小規模の会社が使う範囲なら、無料から月数千円で収まるのが中心です。上の8つで比べると、無料で使い続けられるのはMisoca・freee請求書・MakeLeaps・見積Rich・Excelテンプレート・ドヤ見積もりAI(それぞれ上限あり)で、boardとマネーフォワード クラウド請求書は無料のお試し期間のあと有料になります。
年額1万円以下:Misoca プラン15(年額8,800円・税抜)、マネーフォワード クラウド請求書 パーソナルミニ(年払いで月900円・税抜)
月額2,000円台まで:board Personal(月額1,200円・税抜)/Basic(月額2,400円・税抜)、freee請求書 スタンダード(年払いで月1,980円・税抜)
人数で増える:MakeLeaps(1ユーザーあたり1,000〜1,300円・税抜)、見積Rich(5ユーザーで月額5,000円・税別)
他のサービスと共通の契約:ドヤ見積もりAI(ドヤAIのプロプラン 月額9,980円・税込)
表示の税区分がツールごとに違う点に注意してください。ドヤ見積もりAIのみ税込表示で、ほかは税抜(税別)表示です。また、郵送代行(Misoca・マネーフォワードはいずれも1通210円・税抜)のような従量課金は月額とは別にかかります。
見積書作成ソフトはどう選ぶ?4つの判断軸
選ぶ順番は「無料枠の数え方→金額の根拠→見積の後工程→法令対応と使う環境」です。最初の2つは上位の比較記事ではあまり扱われていませんが、使い始めてから「思ったより無料で使えない」「結局見積の中身づくりが楽にならない」となる原因になりやすい項目です。
1. 無料枠は「何で」数えるか
「無料プランあり」と書かれていても、上限の単位は製品ごとに違います。自社でいちばん数が多いものが上限にかかるかを確認します。
請求書の通数で数える:Misoca(無料は請求書 月10通。見積書は制限なし)
見積書の件数で数える:見積Rich(1ユーザーで月50件)、ドヤ見積もりAI(無料は見積書3件・商材1件、プロは月100件)
取引先の数で数える:MakeLeaps(無料は3社)、マネーフォワード クラウド請求書(製品ページに3件まで無料の記載。パーソナルミニは15件まで)
ユーザー数で数える:freee請求書(無料は1〜3人)、board(プランごとに1人・3人・15人・50人)
たとえば「見積は月30件出すが、請求は月5件」という会社なら、請求書の通数で数えるMisocaの無料プランに収まります。反対に「取引先は多いが見積は少ない」なら、取引先数で数えるツールの無料枠はすぐに埋まります。
2. 金額の根拠をどこから持ってくるか
見積書で時間がかかるのは、書類の体裁より「この作業はいくらにするか」を決める部分です。金額の根拠をどこから持ってくるかで、合うツールが変わります。
自社の単価表がある:商品・単価マスタに登録して呼び出せる見積・請求書作成ソフトが向いています。
過去の見積を流用している:見積を社内で共有・検索できるツールが向いています(見積Richの複数ユーザープランなど)。
単価表も過去の見積も少ない:相場の情報やAIの積算で下書きを作るツールが選択肢になります(ドヤ見積もりAIなど)。ただし相場は目安であり、採算は自社で確認します。
3. 見積の後に何をつなぐか(請求・会計・承認)
見積書から請求書への変換は、Misoca・freee請求書・マネーフォワード クラウド請求書・boardが公式ページで案内しています。会計ソフトまでつなぐなら、同じ会社の会計ソフトとの組み合わせが手間が少なくなります。社内で見積を承認してから出す運用なら、承認フローの有無を確認します(MakeLeapsは法人プラン以上、見積Richは複数ユーザープラン)。あわせて、取引先への送り方(メール・郵送)と、見積書の書式をどこまで自社の形(ロゴ・項目・印影など)に合わせられるかも、お試し期間に実際の見積書で確かめます。
4. インボイス制度・電子帳簿保存法と、使う環境
インボイス制度は2023年10月1日に始まりました。国税庁は、売手の名称と登録番号、取引年月日、取引内容、税率ごとの対価の合計と適用税率、税率ごとの消費税額などを記載した書類を適格請求書としており、請求書に限らず、所定の事項が記載されていれば書類の名称は問わないとしています(国税庁「インボイス制度について」)。見積書から請求書に変換して出す場合は、変換後の書類で登録番号や税率ごとの消費税額が正しく出るかを、無料枠の段階で確かめておくと安心です。あわせて、取引先・商品のマスタ登録、外出先で使うならスマートフォン対応、操作に不安があるなら電話サポートの有無(マネーフォワードのパーソナルプラスなど)も確認します。
条件別のおすすめ
ここまでの判断軸を、よくある条件に当てはめるとこうなります。複数の条件に当てはまる場合は、上に書いた条件を優先してください。
無料で見積書を作り続けたいなら
見積書の数が多く請求書が少ないならMisocaの無料プラン(見積書は制限なし、請求書は月10通まで)、見積を作る人が1人ならば見積Richの1ユーザープラン(月50件まで)が候補です。見積書が月に数枚ならExcelテンプレートでも足ります。
個人事業主・フリーランスなら
確定申告で使う会計ソフトと同じ会社のサービスを選ぶと、売上の記帳までつながります。freeeを使っているならfreee請求書、マネーフォワードを使っているならクラウド請求書のパーソナルミニ(年払いで月900円・税抜)が手頃です。取引先が3社までならMakeLeapsの無料プランも選択肢です。
見積から請求・会計まで1つでつなぎたいなら
freee請求書かマネーフォワード クラウド請求書を、同じ会社の会計ソフトと組み合わせます。仕訳の自動作成まで必要な場合、freee請求書ではアドバンスが必要です。
見積と売上見込みを案件ごとに管理したい中小企業なら
boardが向いています。見積から発注・納品・請求までを案件にひもづけて管理できます。3人までならBasic(月額2,400円・税抜)から始められます。
複数人で見積を出し、承認を通してから送りたいなら
見積Richの複数ユーザープラン(5ユーザーで月額5,000円・税別)か、MakeLeapsの法人プランが候補です。どちらも承認の流れを作れます。
商談中にその場で概算見積を出したいサービス業なら
この条件ならドヤ見積もりAIが候補になります。自社サービスのURLから品目と相場つきの金額の下書きを作り、その場で編集してPDFにできます。金額ごとに「自社価格・相場・AI推定」のどれかが表示されるため、根拠を確かめながら直せます。ただし提供開始から日が浅く、請求書の発行や会計連携は公開ページで確認できないため、受注後の請求は上のいずれかのソフトで行う前提で使ってください。なお、ドヤ見積もりAIは運営会社(株式会社スリスタ)の自社サービスです。
AIで見積書を作るときの注意点は?独自調査のデータ
ChatGPTなどの生成AIで見積書を作ることもできますが、AIはもっともらしい数字を作ることがあるため、金額は必ず根拠と照らして確認します。株式会社スリスタが全国の会社員400名に実施した調査では、業務でAIを使っている153名のうち、使っているツールはChatGPT 60.8%、Google Gemini 49.7%、Microsoft Copilot 41.8%でした(複数回答)。見積書の下書きに身近な生成AIを使う人は少なくないと考えられます。
出典:株式会社スリスタ『企業の生成AI活用実態調査2026』(n=400、うちAI利用者153名)。詳細は職場の生成AIツールシェア実態2026をご覧ください。
同じ調査で、業務AIの事故・ヒヤリハットを経験した51名に内容を尋ねると、「機密情報・個人情報をAIに入力してしまった」が37.3%、「AIが生成した誤情報をそのまま納品・公開した」が33.3%でした(複数回答)。見積書は金額がそのまま契約につながる書類です。生成AIを使う場合は、次の3点を運用に組み込むことをおすすめします。
顧客名・原価・過去の契約金額を入力してよいかを、社内ルールで先に決める(ルールの作り方はAIガイドラインのテンプレートを参照)。
AIが出した単価には、根拠(自社価格・相場・工数の積算)を必ず添えさせ、根拠がない金額は使わない。
税率・合計・端数処理は、見積書作成ソフトの計算に任せるか、人が検算する。
出典:株式会社スリスタ『企業の生成AI活用実態調査2026』(n=400、うち事故・ヒヤリハット経験者51名)。詳細はAI業務利用の事故実態レポートをご覧ください。事故を防ぐ仕組みづくりはAI事故の予防レポートで解説しています。
導入するときの注意点は?Excelからの移行と紙の取引先
導入でつまずきやすいのは、既存データの移行と、取引先側の受け取り方です。次の3点を無料枠やお試し期間のうちに確かめてください。
Excelで管理していた取引先・商品を、CSVなどで取り込めるかを確認する。取り込めない場合は、よく使う取引先と商品から手入力で登録する。
紙の見積書しか受け取らない取引先がある場合は、郵送代行(Misoca・マネーフォワードなど)を使うか、PDFを印刷して送る運用を決める。
本番に近い見積書を1枚作り、税率ごとの計算、値引き、端数処理、PDFの見た目を確認してから乗り換える。
見積書と一緒に出す提案資料の作り方はBtoB営業資料の作り方、見積や商談の履歴を顧客ごとにまとめる考え方はCRMの基礎ガイドで解説しています。
コピペで使える選定チェックリスト(社内稟議用)
以下は編集部が作成した例です。社内でツールを比較・稟議に回すときに、空欄を埋めて使ってください。
【見積書作成ソフト 選定チェックリスト】(編集部作成の例)
記入日: 年 月 日 / 記入者:
1. 月の発行量(直近3か月の平均)
見積書: 件 / 請求書: 通 / 取引先: 社 / 使う人: 人
2. 無料枠の単位と、自社の数が上限に収まるか
□ 請求書の通数で数える(上限: 通)
□ 見積書の件数で数える(上限: 件)
□ 取引先の数で数える(上限: 社)
□ ユーザー数で数える(上限: 人)
3. 金額の根拠
□ 単価表がある → 商品・単価マスタに登録できるか
□ 過去見積を流用 → 社内で検索・共有できるか
□ 根拠が少ない → 相場・積算の根拠が明細ごとに見えるか
4. 見積の後工程
□ 見積書 → 請求書の変換
□ 会計ソフト連携(使っている会計ソフト: )
□ 社内承認(承認者: )
□ 郵送が必要な取引先: 社
5. 法令対応
□ 登録番号・税率ごとの消費税額が書類に出る
□ 電子帳簿保存法への対応(対象プラン: )
6. 費用
月額(税込/税抜を明記): 円 / 従量課金(郵送等): 円
1件あたりの目安: 円 / お試し期間: 日
7. AIを使う場合
□ 顧客名・原価を入力してよいか、社内ルールを確認した
□ AIが出した金額の確認担当:
最終承認者:よくある質問
Q. 無料で使える見積書作成ソフトはありますか?
あります。ただし上限の単位が製品ごとに違います。Misocaは無料プランで見積書の作成数に制限がなく請求書が月10通まで、見積Richは1ユーザーなら見積書が月50件まで、MakeLeapsは取引先3社まで、freee請求書はユーザー1〜3人までです(いずれも2026年10月9日の公式表示)。
Q. 見積書作成ソフトとExcelテンプレートはどちらがいいですか?
見積書が月に数枚で請求書への変換が不要ならExcelテンプレートで足ります。見積から請求書への変換、送付の記録、過去見積の検索が必要になったら、見積書作成ソフトに切り替えると手作業と計算ミスが減ります。
Q. AIで見積書を自動作成できますか?
品目と金額の下書きまでは作れますが、提出前に人が確認する前提です。ドヤ見積もりAIのように金額の出所(自社価格・相場・AIの積算)を明細ごとに示すツールもありますが、相場は目安で、採算や値引きの判断は自社で行います。ChatGPTなどの生成AIを使う場合は、根拠のない金額を使わない運用ルールを先に決めてください。
Q. 見積書にインボイスの登録番号は必要ですか?
見積書そのものについて、国税庁の「インボイス制度について」のページには記載がありません。同ページでは、請求書に限らず所定の事項が記載された書類であれば名称を問わずインボイスになるとしています。実際に交付する請求書などで要件を満たせるよう、見積から変換した書類に登録番号や税率ごとの消費税額が出るかを確認してください。個別の取引の扱いは、税理士や税務署に確認するのが確実です。
Q. 個人事業主におすすめの見積書作成ソフトはどれですか?
使っている会計ソフトと同じ会社のサービスが第一候補です。freee会計ならfreee請求書、マネーフォワードならクラウド請求書(パーソナルミニ 年払いで月900円・税抜)を選ぶと、売上の記帳までつながります。請求書が月10通以下ならMisocaの無料プランも選択肢です。
Q. Excelで作った見積データは移行できますか?
多くのソフトは取引先や商品の登録データの取り込みに対応していますが、取り込める形式と範囲は製品ごとに違うため、お試し期間に実際のデータで確かめてください。見積Richでは、無料の1ユーザープランから有料の複数ユーザープランへ変更する際に既存データを移行できると案内しています。
Q. 紙の見積書しか受け付けない取引先にはどう対応しますか?
郵送代行のあるソフトを使うか、PDFを印刷して送ります。Misoca(無料プラン以外)とマネーフォワード クラウド請求書(法人向け料金ページ)は請求書の郵送代行を1通210円(税抜)で案内しています。boardは見積書や請求書などの書類をboard上からメールや郵送で送付できると案内しています。そのほかのソフトで見積書を郵送できるかは、各社の公式ページで確認してください。
まとめ:先に「無料枠の単位」と「金額の根拠」を決めて選ぶ
見積書作成ソフトは、無料枠を何で数えるかと、見積の後に何をつなぐかで使い勝手が大きく変わります。見積書を無料で作り続けたいならMisocaか見積Rich、会計までつなぐならfreee請求書かマネーフォワード クラウド請求書、案件ごとに管理するならboard、見積書が少ないうちはExcelテンプレートが候補です。どのツールでも、本番に近い見積書を1枚作り、税率・合計・PDFの見た目を確認してから乗り換えてください。料金と無料枠は変わることがあるため、契約前にリンク先の公式ページで最新の情報を確認してください。
見積の中身(品目と金額)づくりに時間がかかっているなら、運営会社(株式会社スリスタ)の自社サービスであるドヤ見積もりAIも選択肢です。自社サービスのURLを入れると品目が相場つきで並び、金額ごとに根拠の出所が表示されます。根拠のない項目は「要見積」で空欄のまま残るため、AIが金額を断定することはありません。提供開始から日が浅く機能は限られ、請求業務は他のソフトとの組み合わせが前提ですが、無料プランで見積書3件まで、クレジットカードの登録なしで試せます。詳しくはドヤ見積もりAIの公開ページをご覧ください。

