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ChatGPTのCMの曲は?3篇の曲名・出演者と画面の文字全文

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最近YouTubeや街中のデジタルサイネージで見かける「ChatGPTのCM」は、OpenAIが日本で初めて展開しているChatGPTのブランドキャンペーンです。2026年8月9日に始まり、ドーナツ店・ミュージックバー・転勤した会社員を描いた3つの物語で構成されています。
結論:ChatGPTのCMで流れている曲は、ドーナツ店のDonut篇(女性ボーカルの夏らしい曲)が杏里「WINDY SUMMER」、ミュージックバーのHifi篇が環ROY「Offer」、転勤する会社員のTransfer篇(重厚なオーケストラ曲)が團伊玖磨「宮本武蔵」です。3曲とも、OpenAI Japan公式YouTubeの各動画の説明欄に「音楽:」として明記されています。曲の収録アルバムと配信状況は、各篇の紹介のあとにまとめています。
ほかによく調べられている疑問にも先に答えておきます。「CMに出ている男性は誰?」については、転勤する会社員を演じるTransfer篇の男性も、ミュージックバーを営むHifi篇の2人の男性も、出演者名は公式に発表されていません(2026年10月13日時点)。「意味不明」と言われるのは、映像の上を流れる小さな白い文字がChatGPTとのやりとりで、読み切る前に終わってしまうためです。本記事ではその文字を3篇すべて書き起こしています。ChatGPTの愛称「チャッピー」で「チャッピーのCMの曲」と調べた場合も、答えは上の3曲です。
この記事では、3篇それぞれの内容、使われている曲、出演者や監督などの制作陣を、OpenAI Japanの公式動画と広告業界メディアの報道をもとに整理します。さらに、各篇の「How to」版に映っているChatGPTへの指示(プロンプト)を書き起こし、仕事でそのまま試せる形に直しました。CMを見て「自分でも使ってみたい」と思った方は、後半から読んでも大丈夫です。
30秒で分かる結論
ChatGPTのCMは、OpenAIによる日本初のChatGPTブランドキャンペーン。2026年8月9日からデジタル広告・YouTube・デジタルOOHで順次展開されています
CMは「Donut」「Hifi」「Transfer」の3篇。それぞれ30秒版・15秒版と、使い方を見せる「How to」版があります
曲はDonut篇が杏里「Windy Summer」、Hifi篇が環ROY「Offer」、Transfer篇が團伊玖磨「宮本武蔵」です
監督は第35回日本映画批評家大賞で新人監督賞を受けた小島央大さん。35mmフィルムで撮影されています
出演者は公式発表では公開されていません。Donut篇は、主演の山本奈衣瑠さんがご自身のInstagramで出演を報告しています
自社の商品やサービスで同じようなCMを作ってみたい方は、AIでCMを作る方法(ChatGPTで絵コンテ→Seedanceで15秒動画)で、撮影なしで作る手順を紹介しています。
ChatGPTのCMはいつから?日本初のブランドキャンペーンの概要
宣伝会議のAdverTimes(2026年9月1日掲載)によると、キャンペーンは8月9日にスタートし、デジタル、YouTube、デジタルOOH(屋外の電子看板)で順次展開されています。OpenAI Japanの公式YouTubeチャンネルには、8月10日から各篇の動画が公開されました。
キャンペーンが描くのは、ChatGPTの機能そのものではありません。AdverTimesの記事では、ChatGPTを「アイデアを成果へと変えることを助ける」日常の相棒として描くと説明されています。各篇は「観たことのない映画の、ラストシーン」という考え方で作られており、画面に出るChatGPTとのやりとりが、映画のエンドロールのように物語の裏側をほのめかす構成です。
Media Innovation(2026年8月18日掲載)では、OpenAIのAPACマーケティング責任者が、ブランドの価値は世界共通でも、表現は各市場の文化や行動に自然になじむものであるべきだと話しています。日本向けに、日本の映画の黄金期を思わせる映像で作られているのはこのためです。
3篇の一覧
篇名 | キャッチコピー | 主人公 | 曲 |
|---|---|---|---|
Donut | 新しいおいしさをつくる人に、ChatGPT。 | 海辺でドーナツのキッチンカーを始めるカフェオーナー | 杏里「Windy Summer」 |
Hifi | 好きなことだけに夢中になりたい人に、ChatGPT。 | ミュージックバーを営むチーム | 環ROY「Offer」 |
Transfer | 未知なる環境に挑む人に、ChatGPT。 | 転勤で地方に移った会社員 | 團伊玖磨「宮本武蔵」 |
キャッチコピーと曲名は、OpenAI Japan公式YouTubeの各動画の説明欄に記載されているものです。
Donut篇|海辺のキッチンカーで看板ドーナツをつくる
Donut篇の主人公は、海辺でキッチンカーのドーナツ店を開こうとしているカフェオーナーです。How to版の冒頭には「ひとり何役までこなせる?」という問いが出ます。商品開発もPRも一人でこなす店主が、ChatGPTに相談しながら看板商品をつくっていく物語です。
How to版の画面に映るやりとりは、次の順番で進みます。
「看板商品ってどんなのがいいと思う?」:ChatGPTは「海のそばにあるお店だから」と立地をふまえ、明るくてフレッシュな方向性と、レモンを使ったドーナツ4案を画像で出します
「レモンシーソルト良さそう。私の好きな感じにしてみて。」:4案から1つを選んで好みを伝えると、パステルのクリームリングに小さなキャラクタービスケットをのせた完成イメージが描かれます
「近くのフーディーに食べてもらいたいな。」:地元のスポットをよく投稿しているカフェ系インフルエンサーの一覧が、フォロワー数と得意ジャンルつきで出てきます
アイデア出し、デザインの具体化、PR先の調査という、小さな店では一人が抱えがちな3つの仕事を順番に頼んでいるのがポイントです。
Donut篇の曲は杏里「Windy Summer」
CDジャーナル(Yahoo!ニュース掲載、2026年9月25日)によると、Donut篇で流れる女性ボーカルの夏らしい曲は、杏里の「Windy Summer」です。1983年12月発売の6枚目のアルバム『Timely!!』の収録曲で、角松敏生さんが作詞・作曲・編曲を手がけています。近年のシティ・ポップ再評価の流れで、改めて注目されている曲です。
Donut篇の出演者
OpenAIや報道各社の発表には、出演者の名前は載っていません。ただし、俳優の山本奈衣瑠さんがご自身のInstagramで、How to版と同じ「ひとり何役までこなせる?」という言葉を添えて、ChatGPTのCMへの出演を報告しています。
Hifi篇|事務作業を任せて音楽に集中する
Hifi篇の主人公は、ミュージックバーを営むチームです。How to版は「やりたいことだけやって生きるには?」という問いから始まります。予約・在庫・仕入れといった店の裏方仕事をChatGPTに任せ、店を開いた理由である音楽に時間を使う物語です。
「音楽に集中したいから、事務作業を整理しといて。」:支払い期限の近い請求、未返信のメール、ファイリングが必要な書類が整理されます
「今週末の予約、管理してくれる?」:予約カレンダーが表示され、満席の日と空席のある日がまとめられたうえで、キャンセル待ちを受け付けるかを提案されます
「何が足りなくなりそう?」:在庫と発注基準の表から「氷とコーヒー豆」が不足しそうだと分かり、必要な数量と配達時間を入れた仕入れ先リストの準備に進みます
3つとも、答えを返すだけでなく「次にやること」まで提案しているのが特徴です。AdverTimesの記事でも、効率化そのものではなく「店を始めた理由」へ戻ることがテーマだと紹介されています。
Hifi篇の曲は環ROY「Offer」
Hifi篇で使われているのは、ラッパーの環ROYさんの「Offer」です。SPACE SHOWER MUSICの公式Instagramでも、ChatGPTの広告動画に起用されたことが告知されました。
Transfer篇|転勤先の土地になじむ
Transfer篇の主人公は、転勤で見知らぬ土地に移った会社員です。How to版は「見知らぬ土地になじむには?」という問いから始まり、新しい職場と生活に慣れていく様子が描かれます。AdverTimesによると、4:3の画角と35mmフィルムで、往年のロードムービーへのオマージュとして撮影されています。
「新しい職場と家になじむのを手伝って。」:新居のまわりのお店などを地図にまとめて提示されます
「来週、新しいメンバーと打ち合わせする時間を探して。」:予定を踏まえたミーティング候補が曜日・時刻つきで一覧になります
「どこで知り合いを増やせるかな。」:週末に参加できる地域の集まりの候補が出され、主人公が好きなトレイルランのグループが勧められます
Transfer篇の曲は團伊玖磨「宮本武蔵」
Transfer篇で流れる重厚なオーケストラ曲は、作曲家・團伊玖磨の「宮本武蔵」です。AdverTimesによると、1954年公開の稲垣浩監督の映画『宮本武蔵』の音楽です。転勤という新天地への旅立ちを描く篇に使われています。
「宮本武蔵」はどんな映画の曲?
「宮本武蔵」で検索する方の多くは、この曲の元になった映画を知りたい方です。Wikipediaの作品項目によると、映画『宮本武蔵』は1954年9月26日公開の東宝作品で、監督は稲垣浩、主演は三船敏郎、音楽が團伊玖磨です。吉川英治の小説が原作の3部作の第1作で、若い武蔵が武者修行の旅に出るまでを描いています。第28回アカデミー賞では名誉外国語映画賞を受けています。
Transfer篇について、制作側はAdverTimesで「時代劇の道中ものへのオマージュ」と説明しています。旅に出る武蔵を描いた映画の音楽を、転勤先へ向かう会社員の場面に重ねているわけです。
ChatGPTのCMの曲を聴くには?3曲の収録アルバムと配信状況
CMは15秒・30秒の短い映像なので、流れているのは曲の一部です。フルで聴きたい方向けに、公式YouTubeの表記と、2026年10月12日時点で配信を確認できた範囲をまとめます。配信の確認はApple Musicの日本向けカタログ(AppleのiTunes Search APIで検索)とYouTubeの楽曲クレジットで行いました。ほかの配信サービスは確認していないため記載していません。
Donut篇:杏里「WINDY SUMMER」(アルバム『Timely!!』収録)
公式の表記:Donut篇の15秒版・How to版の説明欄に「音楽:Windy Summer - 杏里」とあります。動画ページ下部の「楽曲のクレジット」には、曲「WINDY SUMMER」、アーティスト「杏里」、アルバム「Timely!!」と表示されます(Donut - 15 seconds)。
どんな曲か:1983年12月発売の6枚目のアルバム『Timely!!』の収録曲で、角松敏生さんが作詞・作曲・編曲を担当した歌もの(女性ボーカル曲)です(CDジャーナル)。
配信:Apple Musicで『Timely!!』収録版を配信中で、再生時間は約4分7秒です。YouTubeでは、楽曲クレジットのリンク先として自動生成チャンネル「Anri - Topic」のWINDY SUMMERが表示されます。
聴き間違えやすい別バージョン:Apple Musicには、2013年のアルバム『Surf City -Coool Breeze-』収録の「WINDY SUMMER -Surf City Version-」もあります。CMの楽曲クレジットに表示されるのは『Timely!!』の版です。
Hifi篇:環ROY「Offer」(アルバム『なぎ』収録)
公式の表記:Hifi篇の30秒版・How to版の説明欄に「音楽:Offer - 環ROY」とあります(Hifi)。Donut篇と違い、動画ページに「楽曲のクレジット」欄は表示されていません。
配信:Apple Musicで、環ROYさんのアルバム『なぎ』(Apple Music上の発売日は2017年5月10日)の収録曲として配信されています。再生時間は約4分4秒です。
Transfer篇:團伊玖磨「宮本武蔵」(1954年の映画音楽)
公式の表記:Transfer篇の15秒版・30秒版・How to版の説明欄に「音楽:宮本 武蔵 - 團 伊玖磨」とあります(Transfer - 15 seconds)。
どんな曲か:AdverTimesによると、1954年公開の稲垣浩監督の映画『宮本武蔵』の音楽です。Transfer篇は時代劇の道中ものへのオマージュとして4:3・35mmフィルムで撮られており、映像と曲の時代感がそろえられています。
配信:Apple Musicの日本向けカタログを「宮本武蔵 團伊玖磨」「團伊玖磨」で検索しましたが、この曲は見つかりませんでした(2026年10月12日時点)。CMで使われた音源がどの録音かも、公式には案内されていません。
CMの曲名を自分で確かめる方法
今後、篇が追加されたり曲が差し替わったりした場合も、次の2か所を見れば曲名が分かります。
動画の説明欄:OpenAI Japan公式YouTubeで該当の篇を開き、説明欄の2行目にある「音楽:曲名 - アーティスト名」を確認します。今回の3篇はすべてこの形で書かれています。
楽曲のクレジット:説明欄を開いた下に「楽曲のクレジット」がある動画では、アルバム名と、YouTube上の音源へのリンクも確認できます(今回はDonut篇のみ)。
Hifi篇・Transfer篇の出演者は?
Hifi篇(ミュージックバーのチーム)とTransfer篇(転勤する会社員)の出演者名は、OpenAI Japan公式YouTubeの説明欄、AdverTimesのスタッフリスト、Media Innovationの記事のいずれにも載っておらず、2026年10月12日時点で確認できませんでした。AdverTimesには「監督も演者も、長編映画のキャリアのある人をキャスティング」したとだけ書かれています。名前が分かっているのは、ご本人がInstagramで出演を報告しているDonut篇の山本奈衣瑠さんのみです。
Transfer篇の男性はどんな役?映像はAIで作られている?
Transfer篇の男性は、転勤で見知らぬ土地に移った会社員という役です。30秒版は、オレンジ色の電車が走るホームで男性が空を見上げる場面から始まり、黄色いスーツケースを持って跨線橋を降り、電話をしながら踏切を渡って、迎えの車のほうへ歩いていきます。15秒版はこの後半部分を使っています(編集部がOpenAI Japan公式YouTubeのTransfer(30秒版)とTransfer - 15 secondsで確認)。
X(旧Twitter)では「カメラワークも演技も映画のようで、AI生成だったら嫌だ」という感想も見られます。AdverTimesによると、この映像は小島央大監督が35mmフィルムのワンカット撮影で撮ったもので、演者も長編映画の経験がある人をキャスティングしたと説明されています。映像をAIで生成したという説明は、公式の案内にも報道にもありません。AIが関わっているのは、画面に流れるChatGPTとのやりとりの部分です。
出演者の名前については、本人または公式が明らかにしたものだけを載せる方針のため、Transfer篇とHifi篇は「未公表」としています。新たに公表された場合は追記します。
反対に、実写の撮影をせずAIだけで作ったCMがどこまでできるのかは、次の動画で制作工程ごと公開しています。OpenAIのCMのようなフィルム撮影の作品と見比べると、違いが分かりやすくなります。
ChatGPTのCMの監督・制作会社
AdverTimesの記事に掲載されたスタッフリストから、主な制作陣をまとめます。企画・制作はOpenAIの社内クリエイティブチームが担当しました。
役割 | 担当 |
|---|---|
企画・制作 | OpenAI 社内クリエイティブチーム |
CD・企画 | 田辺俊彦さん(TSUZUKU TOKYO) |
監督 | 小島央大さん |
撮影 | 鎌苅洋一さん |
制作会社 | STINK FILMS JAPAN |
ポストプロダクション | NOMAD |
メディア | PHD |
監督の小島央大さんは、第35回日本映画批評家大賞で新人監督賞を受賞しています。Media Innovationの記事によると、日本映画の黄金期の映像表現に着想を得て、35mmフィルムのワンカット撮影を細部まで作り込んでいます。
ChatGPTのCMが「意味不明」と言われる理由
ChatGPTのCMは、検索でも「意味不明」「意味が分からない」という言葉と一緒に調べられています。15秒版だけを見ると、ドーナツ店や転勤した会社員の場面が流れて終わり、ChatGPTとのやりとりは小さな白い文字で流れるだけで、読み切れないまま終わるためです。分かりにくさには、次の3つの理由があります。
機能を説明しない作りだから:3篇とも、画面の操作手順や新機能の紹介がありません。描いているのは「ChatGPTを使った結果、生活が少し前に進んだ場面」だけです。
物語の「ラストシーン」だけを見せているから:AdverTimesの記事によると、各篇は「観たことのない映画の、ラストシーン」という考え方で作られています。ChatGPTとのやりとりは本編ではなく、エンドロールのように裏側をほのめかす位置づけです。
15秒版では、やりとりが小さな文字で一瞬しか映らないから:再生回数が多いのは15秒版ですが、指示と答えを読める速さで順番に見せているのは「How to」版です。CMの意味が分からなかった方は、OpenAI Japan公式YouTubeにある各篇の「How to」版を見ると、何を頼んで何が返ってきたのかが分かります。
つまり、このCMは「ChatGPTで何ができるか」を説明する広告ではなく、「ChatGPTがそばにある日常」を印象として残す広告です。何を頼んでいるのかを知りたい方は、各篇の見出しの下にあるHow to版の書き起こしから読んでください。
CMの画面に流れる小さな文字の全文(3篇の書き起こし)
15秒版・30秒版の映像に重なって流れる白い文字は、主人公がChatGPTに送った依頼と、ChatGPTの返答です。AdverTimesの記事で、制作側は「画面に流れるプロンプトは、いわばその映画のエンドロール」と説明しています。最後にコピー・読み上げ・評価などの小さなアイコンが並ぶのは、ChatGPTの回答画面の表示をそのまま重ねているためです。
文字が小さく、スマートフォンでは読み切れないという声が多いため、編集部がOpenAI Japan公式YouTubeの動画を1秒ごとの静止画にして書き起こしました(2026年10月13日確認)。改行と箇条書きは画面の表示に合わせています。なお、各篇のHow to版に出てくるやりとり(記事前半で紹介したもの)とは別の文面です。
Donut篇(15秒版)に流れる文字
依頼:地元のレモンを使ったドーナツで、行列をつくりたい。
ChatGPTの返答:いいね。マコのドーナツに、レモンは絶対合うと思う。まずは、この地域のレモンを調べる。
生産者、品種、旬、香りや酸味の特徴を整理する
なかでも「波乗りレモン」を候補にしたい。海辺の空気が伝わる名前で、この場所ならではの物語がつくれる
味が決まったら、PRの世界観をつくる。
レモンと土地の物語が伝わる商品名を考える
ドーナツの見せ方、POPのデザインの方向性をまとめる
写真、短い動画、紹介文、発売までのSNS投稿を用意する
発売前には、地元のフーディにも食べてもらおう。
近くのカフェやスイーツを紹介している人を探す
試食会への招待DMを作る
投稿してもらいやすい写真や紹介文も用意する
まずは、レモンのリサーチから始めていい? 一緒に最初の行列をつくろう。
Hifi篇(30秒版)に流れる文字
依頼:音楽だけに集中できるように、事務作業を整理して。
ChatGPTの返答:店の事務をひとつにまとめた管理ツールをつくっていこう。まず、メールやファイルから情報を集めて、ひと目で確認できるダッシュボードにまとめる。
予約状況と空席
足りないドリンクや備品
仕入れと納品の状況
支払いについては、専用の請求書管理ツールを作る。
メールやファイルから請求書と領収書を集める
取引先、金額、支払期限、支払い状況ごとに整理する
書類の不足、支払いの遅れ、見積もり超過を知らせる
さらに、今日やるべきことがすぐわかるチェックリストも作成する。新しい予約や請求が入ったら更新して、すぐに知らせるね。大好きな音楽に集中して。お店がちゃんと回るように手伝うから。
Transfer篇(15秒版・30秒版)に流れる文字
依頼:新しい仕事と暮らしに慣れるのを手伝って。
ChatGPTの返答:大丈夫。一緒に準備していたことを、具体的なプランにしていこう。着任日と入居予定が決まったから、最初の30日間のプランをまとめるね。生活の不安を減らすために
電気・水道、ネット、郵便転送、住所変更の手続きを、ひとつのスケジュールにまとめる
通勤ルートやスーパー、病院、ひと息つける場所をマップにまとめる
(30秒版のみ)教えてくれた興味をもとに、週末にできることを探す
次に、新しい職場になじめるように
自己紹介メールや、フォローのメッセージを用意する
チームメンバーとの面談を、みんなの予定に合わせて調整する
出店計画の資料、会議メモに目を通し、役割を整理する(30秒版は「新しい部署の仕事を整理する」)
毎朝、予定、締め切り、未返信のメッセージをまとめたTo Doリストを作る
まずは、暮らしと仕事、どちらから始める? 全部を一度に決めなくても大丈夫。ひとつずつ一緒に整えていこう。
文字を読むと分かること
映像は「頼んだ後」の場面:Donut篇は行列ができたキッチンカー、Hifi篇は事務から解放されて音楽に向き合う2人、Transfer篇は新しい土地に着いた会社員と、どれも返答に書かれた計画が進んだ先の場面です。文字が物語の前半、映像が結末にあたります。
依頼は1文、返答は「次にやること」の一覧:3篇とも、依頼は目的を1文で伝えるだけです。ChatGPTは作業を分けて並べ、最後に「どこから始める?」と次の一歩を聞き返しています。
主人公の名前も分かる:Donut篇の返答には「マコのドーナツ」とあり、主人公の店主が作中で「マコ」と呼ばれていることが分かります(役名で、出演者名ではありません)。
マーケティング担当者が見るべき3つのポイント
ここからは、BtoBマーケティングとAI活用を扱う当メディアの視点で、このキャンペーンから学べる点を整理します。
1. 機能ではなく「その人の生活が少し前に進む瞬間」を見せている
3篇とも、モデルの性能や新機能には一切触れていません。描いているのは、ドーナツ店の開店、店を始めた理由への回帰、新しい土地での友人づくりといった、一人の生活の変化です。生成AIの競争がモデルの性能や新機能に集まるなか、「AIで何ができるか」から「AIで日常がどう変わるか」へ伝え方を移した例として、AIツールを売る立場の会社には参考になります。
2. 15秒版は2,000万回超、How to版は1万回未満
2026年10月8日時点のOpenAI Japan公式YouTubeの再生回数は、Donut篇の15秒版が約2,424万回、Transfer篇の15秒版が約2,191万回です。30秒版は各篇とも約510万〜580万回でした。一方、プロンプトを見せるHow to版は、3篇とも6,000〜8,000回程度にとどまっています。
広告配信の量が違うため単純な比較はできませんが、認知を広げる役は物語を描いた短尺版が担い、使い方の説明は関心を持った人が自分から見にいく位置づけになっていることが分かります。自社の動画広告でも、認知用と説明用を分けて作る判断の参考になります。
3. プロンプトが短く、話し言葉のまま
CMに出てくる指示は、どれも1文の話し言葉です。「役割を与える」「出力形式を指定する」といったプロンプトの型は使われていません。誰でも同じように話しかければよいと伝える狙いがあると考えられます。ただし実務では、CMのように前提情報(店の場所、予約台帳、在庫表など)がChatGPTにすでに渡っている状態でなければ、同じ精度の答えは返ってきません。次の章で、前提を補った形に直します。
CMのプロンプトを仕事で再現するテンプレート
CMの1文プロンプトは、ChatGPTが店や予定の情報をすでに知っていることが前提です。初めて頼む場合は、前提情報と出してほしい形を足すと、CMに近い答えが得られます。以下は3篇のやりとりを、中小企業の業務向けに書き直したものです。
Donut篇型:看板商品・新サービスのアイデアを出す
当社は〔地域・立地〕で〔業種〕を営んでいます。主な客層は〔客層〕です。
新しい看板商品(またはサービス)の案を4つ出してください。
各案について、名前・特徴・立地や客層に合う理由・想定価格を表にしてください。
最後に、最初に試すならどれかと、その理由を1つ挙げてください。案が出たら、CMと同じように「〇〇が良さそう。〔好みや条件〕に合わせて具体化して」と1つに絞って深掘りします。画像で見たい場合は、ChatGPTの画像生成で完成イメージを描かせることもできます。画像生成のコツはChatGPT画像生成プロンプト集で紹介しています。
Hifi篇型:溜まった事務作業を整理する
以下は今週のメール件名・請求書・未処理の書類の一覧です。
〔一覧を貼り付け〕
支払い期限が近いもの、返信が必要なもの、保管だけでよいものに分け、
期限の早い順に表にしてください。各項目に「次にやること」を1行で添えてください。メールや請求書の中身を渡す場合は、社内のAI利用ルールと、取引先の情報を入力してよい範囲を事前に確認してください。
Transfer篇型:新任者の立ち上がりを手伝う
来月から〔部署〕に異動し、〔人数〕名のチームに加わります。
最初の2週間でやるべきことを、関係者との顔合わせ・業務の把握・
社内外の情報収集に分けてチェックリストにしてください。
関係者との打ち合わせは、以下の空き時間から候補を3つ提案してください。
〔自分の空き時間を貼り付け〕GoogleカレンダーやGmailなどと連携できる環境なら、空き時間の貼り付けを省いて直接探させることもできます。連携機能の有無や対象プランは変わることがあるため、使う前に公式の案内を確認してください。
CMの3篇はいずれも個人や小さな店の話ですが、ChatGPTは会社の業務でも最もよく使われている生成AIです。株式会社スリスタの調査では、業務で生成AIを利用している会社員153名に使っているツールを複数回答で聞いたところ、ChatGPTが60.8%、Google Geminiが49.7%、Microsoft Copilotが41.8%でした。一方で、業務で生成AIを使っていると答えたのは400名中153名(38.2%)にとどまります。CMのような「1文で頼む」使い方は、まだ使っていない6割の人が最初の一歩を踏み出すきっかけとして試しやすい形です(出典:株式会社スリスタ『企業の生成AI活用実態調査2026』(n=400)、職場の生成AIツールシェア2026)。
自分の会社でもChatGPTでCMを作りたい方へ
OpenAIのCMは35mmフィルムで撮影された本格的な映像作品ですが、中小企業の15秒CMであれば、ChatGPTで絵コンテを作り、動画生成AIで映像化する方法もあります。ドリンクを例に、絵コンテの作り方から動画化までの手順はChatGPTでCMを作る方法|絵コンテからSeedanceで動画化で詳しく解説しています。
実際にAIだけで15秒の商品CMを作る工程は、次の動画で実演しています。ChatGPTで構成と絵コンテを作り、動画生成AIで映像にするまでを通しで見られます。
ChatGPTとほかの生成AIの違いを知りたい方は、ChatGPTとGeminiの違いやChatGPTとClaudeの違いもあわせてご覧ください。
よくある質問
ChatGPTのCMはいつから流れていますか?
AdverTimesによると、2026年8月9日からデジタル広告、YouTube、デジタルOOHで順次展開されています。OpenAI Japanの公式YouTubeには8月10日から各篇が公開されています。
ChatGPTのCMの曲は何ですか?
Donut篇が杏里「Windy Summer」、Hifi篇が環ROY「Offer」、Transfer篇が團伊玖磨「宮本武蔵」です。曲名は公式YouTubeの各動画の説明欄にも記載されています。
ChatGPTのCMに出ている女性は誰ですか?
公式発表には出演者名がありません。Donut篇については、俳優の山本奈衣瑠さんがご自身のInstagramでCM出演を報告しています。Hifi篇とTransfer篇の出演者名は、2026年10月8日時点で確認できませんでした。
テレビCMとしても放送されていますか?
OpenAIの発表時に案内された媒体は、デジタル広告・YouTube・デジタルOOHです。視聴者からは「テレビで見た」という声もありますが、放送枠についての公式な案内は確認できませんでした。
CMと同じ使い方は無料版のChatGPTでもできますか?
アイデア出しや一覧の整理といった基本的なやりとりは無料版でも試せます。画像生成の回数や、カレンダー・メールなど外部サービスとの連携は、プランによって使える範囲が異なります。最新の条件はOpenAIの公式ページで確認してください。
ChatGPTのCMはなぜ「意味不明」と言われるのですか?
機能や操作画面をほとんど見せず、物語の最後の場面だけを描いているためです。特に15秒版では、ChatGPTへの指示と答えが小さな白い文字で数秒のうちに流れてしまい、読み取れません。各篇の「How to」版を見ると、何を頼んで何が返ってきたのかが分かります。
Donut篇の曲(杏里「Windy Summer」)はどこで聴けますか?
アルバム『Timely!!』の収録曲で、2026年10月12日時点でApple Musicで配信されています。YouTubeでは「Anri - Topic」チャンネルの「WINDY SUMMER」で聴けます。2013年の「Surf City Version」という別録音もあるので、CMと同じ版を聴きたい場合は『Timely!!』収録のものを選んでください。
Transfer篇の「宮本武蔵」はどんな曲ですか?配信はありますか?
作曲家・團伊玖磨による、1954年公開の映画『宮本武蔵』(稲垣浩監督)の音楽です。Apple Musicの日本向けカタログでは、2026年10月12日時点でこの曲を見つけられませんでした。
ChatGPTのCMに出ている男性は誰ですか?
Transfer篇で転勤する会社員を演じる男性、Hifi篇でミュージックバーを営む2人の男性とも、出演者名は2026年10月13日時点で公式に発表されていません。AdverTimesは「長編映画のキャリアのある人をキャスティング」したと伝えています。
CMの画面に流れる小さな文字には、何と書いてありますか?
主人公がChatGPTに送った依頼と、その返答です。たとえばTransfer篇は「新しい仕事と暮らしに慣れるのを手伝って。」という依頼に、引っ越しの手続きや職場になじむための準備を並べた「最初の30日間のプラン」が返ってきます。3篇の全文は本記事の「CMの画面に流れる小さな文字の全文」で書き起こしています。
「チャッピーのCMの曲」はChatGPTのCMと同じですか?
同じです。「チャッピー」はChatGPTの愛称として使われている呼び方で、OpenAIのCMの曲はDonut篇が杏里「Windy Summer」、Hifi篇が環ROY「Offer」、Transfer篇が團伊玖磨「宮本武蔵」です。
ChatGPTのCMの映像はAIで作られていますか?
AdverTimesによると、小島央大監督が35mmフィルムで撮影した実写の映像です。映像をAIで生成したという案内はありません。
まとめ
ChatGPTのCMは、OpenAIが2026年8月から日本で展開している初のブランドキャンペーンです。Donut・Hifi・Transferの3篇は、それぞれ杏里「Windy Summer」、環ROY「Offer」、團伊玖磨「宮本武蔵」を使い、小島央大監督が35mmフィルムで撮影しています。
どの篇も、ChatGPTに1文で話しかけ、アイデア・整理・調査を頼む様子を描いています。仕事で同じことを試すなら、本記事のテンプレートのように前提情報と出してほしい形を足すのが近道です。
業務でのAI活用を一つの画面で試したい方には、記事作成・バナー作成・商談準備などのAIツールを無料から使えるドヤAIもご用意しています。
参考:AdverTimes「ChatGPTと過ごした時間の先には何がある? OpenAIが日本初のブランドキャンペーンを開始」/Media Innovation「OpenAI、日本初のChatGPTブランドキャンペーンを開始」/CDジャーナル(Yahoo!ニュース)/OpenAI Japan 公式YouTube


