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AI面接ツール比較9選|中小企業は料金と利用条件で選ぶ

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AI面接ツールは、採用の規模と職種で選ぶと迷いません。大手で新卒を大量に選考するならharutakaやAI面接官(VARIETAS)、アルバイト採用を1件単位の費用で回すならAI RECOMENやMiAI、年間の採用が少ない会社が月額固定で一次面接を試すならドヤ面接官が候補です。
この記事では、2026年10月6日に各社の公式サイトで確認できた料金・無料枠・利用条件だけを使って、AI面接ツールと面接支援ツールの計9本を同じ5項目で比較します。上位の比較記事ではあまり触れられていない「自社の採用人数でそもそも契約できるか(最低利用条件)」と「月10件・30件で回したときの費用の目安」を加えました。なお、比較対象のうちドヤ面接官は、この記事を運営する株式会社スリスタの自社サービスです。順位は付けず、条件ごとに向き不向きを書いています。
30秒で分かる結論
新卒の大量選考・大手企業なら、ATS連携や導入実績を公開しているharutaka、AI面接官(VARIETAS)、HireVueから選ぶのが近道です。料金はいずれも個別見積です。
アルバイト・パートを1件いくらで回したいなら、公式サイトに1件あたりの価格を載せているAI RECOMEN(1面接700円・35,000円から利用可)、MiAI(1面接1,000円〜)、SHaiNのアルバイトプラン(1,000円/件・税別)が比較しやすい候補です。
年間の採用が数名〜数十名の会社は、最低利用条件を先に確認してください。PeopleX AI面接は採用人数40名未満のトライアルと商談を見合わせており、SHaiNは年間10件以上から受け付けています。
まず無料で一次面接の流れを試したいなら、クレジットカード登録なしで面接3件まで使えるドヤ面接官が手軽です。ただし公開実績はまだ少なく、ATS連携の記載もありません。
AIに面接をさせたくないなら、人が行う面接を録画・文字起こし・要約するbatonnのような面接記録ツールが選択肢になります。
どのツールでも、合否はAIに任せず人が決める前提で使ってください。就職差別につながる質問を出さない仕組みがあるかは、必ず確認しましょう。
AI面接ツールとは何で、どう使うのですか?
AI面接ツールとは、応募者への質問、回答の記録・分析、評価レポートの作成までをAIが受け持ち、採用担当者の一次面接の負担を減らす仕組みです。担当者は面接に立ち会わず、AIがまとめた記録と評価を見て次の選考に進めるかを判断します。一般的な使い方は次の4ステップです。
質問と評価項目を決める:職種や求める人物像に合わせて、主な質問と評価軸を設定します。求人票や企業URLから自動で作るツールもあります。
応募者が面接を受ける:応募者は送られたURLから、都合のよい時間にPCやスマホで受けます。日程調整は要りません。
AIが記録・分析する:回答を文字に起こし、評価項目ごとの点数や要約、根拠になった発言などをレポートにまとめます。
担当者が確認して判断する:レポートを読み、次の面接に進めるかを人が決めます。
ツールの種類は、AIが応募者と会話する「対話型」、応募者が回答動画を提出する「録画型」、人が行う面接をAIが記録・分析する「面接記録支援型」に大きく分かれます。このほか、書類選考や日程調整まで含めて採用業務全体を支援するサービスもあります。
メリットは、面接官を置かずに一次面接を24時間行えること、全員に同じ質問と基準を当てて評価のばらつきを抑えられること、面接内容を後から短時間で振り返れることです。一方で、応募者がAIとの対話に戸惑う場合があること、面接で自社の魅力を伝える機会が減ること、AIの評価だけで採否を決めてはいけないこと、応募者データの管理方法を決める必要があることには注意が必要です。
AI面接ツール9本を比べると、どれが自社向きですか?
自社向きかどうかは、「面接の形式」「料金の公開有無」「最低利用条件」の3点を見ると早く絞り込めます。AI面接ツールには大きく、AIが応募者と会話しながら質問を深掘りする対話型、応募者が質問に答える動画を提出する録画型があり、ここに人の面接を記録・要約する面接記録支援型を加えて比較します。各ツールの情報は、2026年10月6日に公式サイトで確認したものです。料金は改定されることがあるため、契約前に必ず公式ページで最新の内容を確認してください。
SHaiN(株式会社タレントアンドアセスメント)
向いている会社:新卒・中途・昇格試験から、派遣・パート・アルバイトまで、評価の型が決まったAI面接を件数単位で使いたい会社。年間10件以上の利用が前提です。
無料枠:無料トライアルあり(件数・期間に制限あり)。
有料の最安価格:アルバイトプラン1,000円/件、標準プラン5,000円/件(いずれも税別・2026年10月6日確認/SHaiN 料金体系)。
特徴:24時間365日受検でき、標準プランは所要30〜40分・評価項目18項目、アルバイトプランは所要5〜10分です。評価レポートは原則即時納品と案内されています。
弱点:プランを問わず年間10件以上からの受付です。後払いを選ぶと受検者管理システム利用料(年額60万円)がかかり、件数単価のプランはクレジットカード払いのみとされています。
harutaka AI面接(株式会社ZENKIGEN)
向いている会社:新卒・中途の応募が多く、既存のATS(採用管理システム)とつないで選考を回したい中堅〜大手企業。
無料枠:公式サイトに無料トライアルの申込窓口があります。条件は公式サイトで要確認です。
有料の最安価格:金額の公開なし。初期費用(面接設計・導入支援)と月額費用(応募者規模に応じて提案)の2本立てです(2026年10月6日確認/harutaka AI面接)。
特徴:対話型のAI面接と録画選考の両方があり、sonar ATSやi-webなど主要ATSとのAPI連携に対応しています。評価軸に沿った質問・深掘りシナリオを設計でき、アバターの見た目も変更できます。導入までは最短1週間程度が目安とされています。
弱点:料金は相談制です。公式サイトの「導入数1000社以上」は同社サービス全体での数字と注記されており、AI面接単体の数ではありません。
AI面接官(株式会社VARIETAS)
向いている会社:大手企業で、初期選考を多次元の評価でそろえたい会社。
無料枠:公式サイトで要確認。
有料の最安価格:公式サイトで金額を確認できませんでした(2026年10月6日確認/AI面接官 公式サイト)。
特徴:公式サイトでは「大手企業が続々導入」とし、AI面接官が初期選考を担って候補者のポテンシャルを多次元で理解し、データで人材要件を可視化して採用基準を統一する、と説明しています。
弱点:料金や無料枠などの公開情報が少なく、問い合わせ前に費用感をつかみにくい点です。「AI面接官」は一般名詞としても使われるため、検索の際は会社名と合わせて調べると混同しにくくなります。
PeopleX AI面接(株式会社PeopleX)
向いている会社:採用人数が年間40名以上あり、対話型のAI面接で新卒・中途・アルバイトを幅広く選考したい会社。外国人材の選考にも使いたい会社。
無料枠:無料トライアルの窓口がありますが、採用予定人数が40名未満の場合は、現時点でトライアルおよび商談を見合わせると明記されています。
有料の最安価格:AI面接は初期費用・月額費用・従量料金の構成で、金額の公開はありません(PeopleX AI面接)。アルバイト向けの「AI面接 for アルバイト」は「1,000円から始められる」と案内されています(税込・税抜の表記なし/PeopleX AI面接 for アルバイト)。いずれも2026年10月6日確認。
特徴:回答に応じた深掘り、求人票からの質問・評価項目の自動生成、英語・ベトナム語での面接、面接データのCSV出力とATS連携があります。厚生労働省が示す「面接で配慮すべき事項」をもとに質問内容を制御すると説明しています。
弱点:少人数採用の会社は、上記の40名基準により試すこと自体が難しい場合があります。
MiAI(プロップス株式会社)
向いている会社:アルバイトから新卒・中途まで、一次面接を件数単位の費用で対話型AIに任せたい会社。
無料枠:無料デモ体験あり。
有料の最安価格:1面接1,000円から(税込・税抜の表記は確認できず・2026年10月6日確認/MiAI 公式サイト)。
特徴:回答に合わせてその場で追加質問を生成する対話型です。アルバイト採用では応募サイトの自動返信で面接URLを送り、面接後15分でレポートが届く運用例が紹介されています。評価データは二次面接の担当者に引き継げると説明しています。
弱点:公式サイトで確認できるのは「1面接1,000円から」までで、初期費用や月額費用の有無は問い合わせが必要です。
AI RECOMEN(株式会社アイエンター)
向いている会社:初期費用をかけずに、1件単位の費用でAI面接を始めたいアルバイト・新卒・中途採用の会社。人材紹介や派遣の登録面談にも。
無料枠:初回商談の後にデモアカウントが発行され、1週間程度のトライアルを経て利用を始める流れです。デモアカウントには期限・面接回数の制限があります。
有料の最安価格:初期費用・月額の固定費用なしで、1面接あたり700円。「35,000円から使える」と案内されています(税込・税抜の表記は確認できず・2026年10月6日確認/AI RECOMEN 料金)。
特徴:アプリ不要でPC・スマホ・タブレットから受検でき、AI評価、文字起こし、表情分析、質問の深掘りの機能があります。担当者は動画・文字起こし・AIの参考評価をもとに判断します。
弱点:表情分析を使う場合は、応募者への説明と同意の取り方を社内で決めておく必要があります。「35,000円から」の単位(1回の購入か期間か)や対象機能は公式サイトで要確認です。月数件しか面接しない会社は、1件700円より実質単価が高くなる可能性があります。
HireVue(日本での提供:タレンタ株式会社)
向いている会社:録画面接とライブ面接を一つの基盤で回したい大手企業や自治体。エンジニア採用でプログラミングテストも行いたい会社。
無料枠:無料トライアルの窓口があります。条件は公式サイトで要確認です。
有料の最安価格:個別見積。採用人数または判定件数をベースにした年間システム利用料と導入支援サービス料の構成です(2026年10月6日確認/タレンタ HireVue)。
特徴:録画面接・ライブ面接のほか、記述式・選択式・画面共有の問題や、27言語に対応したプログラミングテストを出題できます。AIで選別作業を効率化する「HireVue AIアセスメント」との併用が案内されています。
弱点:導入は設問設計を含めて1か月後からが目安とされており、すぐに試したい少人数の会社には重めです。
batonn(株式会社リブセンス)
向いている会社:面接はこれまでどおり人が行い、その記録・共有・評価のばらつきを減らしたい会社。
無料枠:新規の利用開始から通話時間3,600分までは基本料金が無料です。
有料の最安価格:面接30回相当で月額25,000円〜(税込・税抜の表記は確認できず・2026年10月6日確認/batonn 公式サイト)。
特徴:採用面接に特化した文字起こしとAI要約で、面接を丸ごと記録し、話題ごとの要約やハイライト、面接レポートを作ります。累計導入社数は100社以上と案内されています。
弱点:AIが面接を代行するツールではないため、日程調整や面接官の工数そのものは減りません。
ドヤ面接官(株式会社スリスタ)
向いている会社:年間の採用が少なく、まず無料で一次面接をAIに任せる流れを試したい会社。月30件以内の一次面接を月額固定で回したい会社。
無料枠:無料プランでテンプレート1件・面接3件まで。クレジットカードの登録は不要です。
有料の最安価格:プロプラン月額9,980円(税込)で面接は月30件まで。同じ契約でドヤAIの他サービスのプロプランも使えます(2026年10月6日確認/料金・利用枠)。
特徴:企業URLから質問セットと評価基準を作り、応募者はログイン不要のURLを開いてAIアバターと音声で一次面接を受けます。回答に応じた深掘りは最大2回で、評価軸ごとの1〜5点と根拠になった発言の引用が残り、判断できない軸は「情報不足」と表示されます。本籍・家族・信条・結婚の予定など選考で尋ねてはいけない事項は、質問を作る段階で除外します。
弱点:提供開始から日が浅く、導入実績は公開されていません。公開ページにはATS連携・多言語面接・表情分析の案内がありません。面接は月30件が上限のため、大量選考には向きません。
ドヤ面接官は運営会社(株式会社スリスタ)の自社サービスです。他ツールと同じ5項目で、弱点も含めて記載しています。
AI面接ツールはどう選べばいいですか?
選ぶ前に、社内で3つだけ決めておくと比較が速くなります。1つ目は「AIに任せる範囲(一次面接だけか、書類選考や面談まで含めるか)」、2つ目は「年間・月間の面接件数」、3つ目は「誰が最終判断し、AIの評価をどう扱うか」です。人事・経営・情報システムや法務の担当者で関心が違うため、この3点を最初に共有しておくと、後から要件がひっくり返るのを防げます。そのうえで、次の4つの判断軸で比べます。
判断軸1:面接形式と質問の作り方は、自社の職種に合っていますか?
応募者が多く、同じ質問で素早くふるいにかけたいなら録画型、思考の筋道や経験の中身を深掘りしたいなら対話型が向いています。対話型でも、深掘りの回数や質問の作り方はツールごとに違います。求人票や企業URLから質問を自動で作るもの(PeopleX、ドヤ面接官など)と、ベンダーが評価軸に沿って設計するもの(harutakaなど)があるため、「自社で質問を直せるか」「誰が設計するか」を確認してください。応募者側の受けやすさ(アプリ不要か、スマホで受けられるか、ログインが要るか)も、辞退を減らすうえで大事な比較点です。
判断軸2:自社の採用人数で契約できますか?(最低利用条件)
中小企業がまず確認すべきなのは、価格より先に「最低利用条件」です。公式サイトを見ると、PeopleX AI面接は採用予定40名未満のトライアルと商談を見合わせており、SHaiNは年間10件以上からの受付、HireVueは採用人数や判定件数をもとにした年間利用料の構成です。海外ツールのTalviewは、利用開始に150〜200名程度の候補者数のコミットが通常必要と案内しています(Talview Pricing・2026年10月6日確認)。AI RECOMENは固定費なしの件数単価ですが「35,000円から使える」としており、最低額があります。採用が年に数名の会社は、件数単価型(MiAI、AI RECOMEN)の最低額を確かめたうえで、無料枠・月額固定のあるツール(ドヤ面接官)と比べるのが現実的です。あわせて、導入までの期間(harutakaは最短1週間程度、HireVueは1か月後からが目安)や、導入時の設計支援の範囲、運用を始めた後に質問や評価軸の改善提案を受けられるかも確認しておきましょう。既存のATSを使っている会社は、連携先に自社のATSが入っているかもここで確かめます。
判断軸3:月10件・30件で回すと、費用はいくらになりますか?
公開価格だけで単純計算すると、月10件ならAI RECOMENは700円×10件で7,000円ですが「35,000円から」の案内があるため最低35,000円、MiAIは10,000円〜、SHaiNはアルバイトプランで10,000円(税別)、標準プランで50,000円(税別)になります。月30件なら、AI RECOMENは21,000円(最低額35,000円の案内あり)、MiAIは30,000円〜、SHaiN標準プランは150,000円(税別)です。ドヤ面接官のプロプランは月30件まで月額9,980円(税込)のため、30件使い切れば1件あたり約333円、10件なら約998円になります。batonnは人の面接の記録ツールで、面接30回相当で月額25,000円〜です。
これは編集部による単純計算で、初期費用・オプション・最低件数・税の扱いは含みません。また、1件の面接で何分話し、どの評価項目まで出るかはツールごとに大きく違います。工数削減だけでなく、「日程調整の往復がなくなって応募から面接までの日数が縮むか」「二次面接で同じ質問を繰り返さずに済むか」まで含めて、費用対効果を考えてください。
判断軸4:聞いてはいけない質問と応募者のデータを、どう守っていますか?
AI面接で特に確認したいのは、就職差別につながる質問を出さない仕組みと、評価の根拠が人に説明できる形で残るかです。厚生労働省は「公正な採用選考の基本」で、本籍・出生地、家族、思想・信条などを面接で尋ねないよう求めています。PeopleXは厚労省の「面接で配慮すべき事項」をもとに質問を制御すると説明し、ドヤ面接官は質問を作る時点でこれらの事項を除外し、応募者が自分から話した場合も評価の根拠に使わないとしています。
データ面では、「録音・録画を残すか」「保存期間を設定できるか」「応募者に事前に説明して同意を取るか」を確認します。表情分析や動画を保存するツールは、応募者への説明をより丁寧にする必要があります。評価については、点数だけでなく根拠になった発言が残るか、判断できない項目を推測で埋めないかを見ておくと、AIの評価をうのみにせず人が確かめやすくなります。
条件別に選ぶなら、どのツールがおすすめですか?
無料で始めたいなら
無料で始めたいなら、無料プランを公開しているドヤ面接官(面接3件まで)か、無料トライアルのあるSHaiN、batonn(通話3,600分まで基本料金無料)が候補です。SHaiNのトライアルは件数・期間に制限があり、PeopleXは採用予定40名未満の場合トライアルを見合わせています。無料期間中に、実際の求人で使う質問と評価軸で試すと判断を誤りにくくなります。
年間の採用が数名〜数十名の会社なら
年間の採用が数名〜数十名なら、件数単価型のMiAI・AI RECOMEN(最低額を要確認)か、無料プランと月額固定のあるドヤ面接官が向いています。採用が少ない会社ほど、一次面接のために担当者と応募者の日程を合わせる負担が相対的に重くなります。まず一次面接だけをAIに任せ、二次面接以降は人が行う形にすると、導入の判断がしやすくなります。少人数の会社でそろえるべきツールの全体像は「一人社長・少人数の会社に本当に必要なツール一覧」も参考にしてください。
アルバイト・パートを店舗で大量に採るなら
アルバイト・パートの採用なら、1件単位の価格を公開しているAI RECOMEN、MiAI、SHaiNのアルバイトプラン、PeopleX AI面接 for アルバイトが比較しやすい候補です。応募直後に面接URLを自動で送れるか、所要時間が短いか(SHaiNのアルバイトプランは5〜10分)、店舗ごとの評価のばらつきを本部でそろえられるかを確認しましょう。
新卒の大量選考を回す大手企業なら
新卒の大量選考なら、ATS連携と導入実績を公開しているharutaka、大手企業向けに多次元評価をうたうAI面接官(VARIETAS)、録画・ライブ面接を一体で使えるHireVueが候補です。いずれも料金は個別見積のため、応募者数の見込みを用意して複数社から見積もりを取りましょう。
中途・専門職を見極めたいなら
中途や専門職なら、職種ごとに質問を直せて、回答に応じて深掘りできる対話型(MiAI、PeopleX、harutaka、ドヤ面接官など)が向いています。営業・接客職では受け答えの具体性、エンジニア職では経験した技術や進め方を深掘りできるかを、デモで確かめてください。プログラミングの実技まで見たい場合は、テスト機能を持つHireVueが選択肢になります。
AIに面接をさせず、人の面接を記録したいなら
応募者がAIと話すことに抵抗がある職種や、面接自体を魅力づけの場と考える会社なら、人の面接を録画・文字起こし・要約するbatonnのような面接記録ツールが合っています。評価のばらつきや、二次面接での聞き直しは減らせますが、日程調整の工数は残ります。
導入前の試験運用では、何を確かめればいいですか?
試験運用では、「人の評価とAIの評価がどれくらい一致するか」「応募から一次面接までの日数が縮むか」「応募者が受けにくくないか」の3点を確かめます。具体的には、同じ応募者を人とAIの両方で評価して食い違った項目を見直す、導入前後で応募から一次面接完了までの日数を比べる、受けた応募者に短いアンケートで感想を聞く、という進め方です。
よくある失敗は、デモを見ただけで現場の面接官を巻き込まずに決めてしまうこと、質問と評価軸の設計を後回しにすること、応募者への事前説明が足りないこと、費用対効果を工数削減だけで計算してしまうことです。AI面接の記録は、入社後の配属や育成の面談で「入社前に本人が話していたこと」を振り返る材料にもなります。人材データの活用まで考えるなら「タレントマネジメントはAIで自作できるか」も参考になります。また、どんな人を採りたいかが曖昧なままだと質問も評価軸も定まらないため、先に「採用ペルソナをAIで作る方法」で人物像を言葉にしておくと設計が楽になります。
小さな会社ほど、AIを使うルールが整っていないのはなぜ問題ですか?
小さな会社ほど社内のAIルールが無いため、応募者の個人情報の扱いをツール側の仕組みに頼ることになり、選定時の確認がより重要になります。株式会社スリスタの調査では、自社にAIガイドラインが「明文化され周知されている」と答えた人は全体の11.5%(46/400)で、従業員1〜10名(n=48)と11〜50名(n=61)の会社ではいずれも0.0%でした。
また、業務でAIを使って事故やヒヤリとした経験がある51名のうち、37.3%(19名)が「機密情報・個人情報をAIに入力してしまった」と回答しています。AI面接では応募者の発言そのものがAIに渡るため、録音の有無、保存期間、削除のされ方、応募者への説明と同意の取り方を、契約前にツールごとに確認しておく必要があります。
出典:株式会社スリスタ『企業の生成AI活用実態調査2026』(n=400)。詳細は「企業のAIガイドライン整備実態2026」と「業務AI事故・ヒヤリハット実態2026」をご覧ください。
AI面接ツールを実際にどう作り、どこまで動いたかは、ドヤ面接官の開発過程を記録した動画で確認できます。企業URLからの質問づくり、応募者用URLの発行、音声での一次面接、担当者の評価画面までの流れを、開発者が画面を操作しながら説明しています。開発の要件や判断の詳細は「企業向けAI面接ツールを自作|ドヤ面接官の開発記と実演」にまとめています。
そのまま使えるAI面接ツールの選定チェックリスト
社内稟議や比較表づくりに使えるチェックリストです。以下は編集部作成の例です。自社の状況に合わせて項目を削ったり足したりしてお使いください。
【AI面接ツール 選定チェックリスト(編集部作成の例)】
■ 前提(社内で先に決める)
[ ] AIに任せる範囲:一次面接のみ / 書類選考も / 面談にも使う
[ ] 年間の面接件数の見込み: 件(月平均: 件)
[ ] 対象:新卒 / 中途 / アルバイト・パート / 外国人材
[ ] 最終判断者と、AI評価の扱い(参考情報にとどめる 等)
■ 契約できるか
[ ] 最低利用条件(年間件数・採用人数・最低契約期間)に当てはまるか
[ ] 無料枠・トライアルの条件(件数・期間・対象者)
[ ] 料金の構成(初期費用 / 月額 / 1件あたり / オプション)と税込・税抜
[ ] 導入までの期間と、質問設計の支援範囲
[ ] 運用開始後に、質問・評価軸の改善提案を受けられるか
■ 面接の中身
[ ] 形式:対話型 / 録画型 / 人の面接の記録
[ ] 質問を自社で編集できるか、深掘りの有無と回数
[ ] 応募者の受けやすさ(アプリ不要・スマホ可・ログイン不要)
[ ] 評価:項目ごとの点数と、根拠になった発言が残るか
■ 公正さとデータ
[ ] 就職差別につながる質問(本籍・家族・思想信条 等)を出さない仕組み
[ ] 録音・録画の有無、保存期間、削除の方法
[ ] 応募者への事前説明と同意の取り方
[ ] 表情分析など、応募者に説明が必要な機能の有無
■ 運用
[ ] ATS連携・CSV出力の可否
[ ] 二次面接の担当者への引き継ぎ方法
[ ] 試験運用で測る指標(人とAIの評価の一致、応募→面接の日数、応募者の感想)よくある質問
Q. AI面接ツールは中小企業でも導入できますか?
導入できますが、ツールによっては最低利用条件で使えないため、先に条件を確認してください。PeopleX AI面接は採用予定40名未満のトライアルと商談を見合わせており、SHaiNは年間10件以上からです。少人数の会社は、件数単価型のMiAIやAI RECOMEN(35,000円からの案内あり)、無料プランのあるドヤ面接官から、最低額と件数を比べて選ぶと始めやすくなります。
Q. AI面接の料金相場はいくらですか?
公式サイトで金額を公開しているツールでは、1件あたり700円〜5,000円程度の幅があります(税込・税抜の表記はツールによって異なります)。AI RECOMENは1面接700円(35,000円から利用可)、MiAIは1面接1,000円から、SHaiNはアルバイトプラン1,000円/件・標準プラン5,000円/件(税別)です(2026年10月6日確認)。harutaka、AI面接官(VARIETAS)、HireVue、PeopleX AI面接の本体は個別見積で、公開価格がありません。
Q. AI面接だけで合否を決めてもいいですか?
AIの評価だけで合否を決めるのは避け、最終判断は人が行うべきです。多くのツールは評価を「判断材料」として出す設計で、ドヤ面接官も合否ではなく4段階の推薦度と根拠を出す仕様です。AIの評価は、人が見落としを確認するための材料として使いましょう。
Q. AI面接で聞いてはいけない質問はありますか?
あります。本籍・出生地、家族の職業や構成、思想・信条、結婚の予定など、本人の適性・能力に関係のない事項は、AI面接でも尋ねてはいけません。厚生労働省の「公正な採用選考の基本」に沿って、質問を自動で除外・制御する仕組みがあるかを確認してください。
Q. 録画型と対話型はどちらを選べばいいですか?
応募者が多く同じ質問で素早く比べたいなら録画型、経験や考え方を深掘りしたいなら対話型が向いています。迷う場合は、一次面接で何を確かめたいか(基本的な受け答えか、経験の中身か)を先に決めると選びやすくなります。
Q. 無料で使えるAI面接ツールはありますか?
無料プランを公開しているのはドヤ面接官(テンプレート1件・面接3件まで)で、SHaiNなどは件数・期間に制限のある無料トライアルを用意しています。本番の求人で継続的に使う場合は、いずれも有料プランが前提になります。
Q. 応募者がAI面接を嫌がることはありませんか?
説明が不足すると抵抗感を持たれやすいため、事前に「AIが行うこと」「最終判断は人が行うこと」「記録の扱い」を伝えることが大切です。AIとの面接を望まない応募者のために、人の面接を選べる経路を残しておくと、辞退のリスクを抑えられます。
まとめ
AI面接ツールは、面接形式や機能の前に「自社の採用人数で契約できるか」と「月の件数で費用がいくらになるか」を確認すると、候補を早く絞れます。大手の新卒大量選考ならharutaka・AI面接官(VARIETAS)・HireVue、アルバイトを件数単価で回すならAI RECOMEN・MiAI・SHaiN、人の面接を記録したいならbatonnが候補です。どのツールを選んでも、就職差別につながる質問を出さない仕組みと、人が最終判断する運用は欠かせません。ツールの契約が増えすぎる場合の考え方は「AIツール契約が多すぎる|統合したほうが得になる境目」も参考にしてください。
年間の採用が少なく、まず無料で一次面接をAIに任せる流れを試したい場合は、ドヤ面接官を使えます。企業URLから質問と評価基準を作り、応募者はURLを開くだけでAIアバターとの音声面接を受けられます。無料プランは面接3件まで、プロプランは月額9,980円(税込)で面接月30件までです(ドヤ面接官は運営会社・株式会社スリスタの自社サービスです)。詳しくはドヤ面接官の公開ページと料金・利用枠をご覧ください。

