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無料の勤怠管理システム9選|小規模は無料枠超えの月額で比較

少人数の会社が無料で勤怠管理を始めるなら、30人以下で打刻と日々の承認だけならハーモス勤怠、10人以下でICカード打刻と集計表の出力ならフリーウェイタイムレコーダー、5人以下で申請・承認まで含むフル機能を無料で使うならTeasyが候補です。無料にこだわらず打刻方法の幅を重視するならKING OF TIMEです。

この記事では、小規模・少人数の会社向けに勤怠管理システム9ツールの無料枠・有料の最安価格・無料で使える機能を、各社の公式ページで2026年10月9日に確認した範囲だけでまとめました。上位の比較記事にはない「無料枠を1人超えた月にいくら払うか(人数別の月額試算)」と「無料プランで申請・休暇・出力が使えるか」という2つの判断軸、法令で求められる記録の保存への備え方、社内でそのまま使える選定チェックリストも載せています。なお、比較対象のうちドヤ勤怠は本メディアの運営会社(株式会社スリスタ)の自社サービスです。

30秒で分かる結論

  • 無料の勤怠管理システムの差は、人数枠より「無料で使える機能」と「データの閲覧期間」に出ます。

  • 30人以下で打刻・日次承認・CSV入出力が無料で使えればよいならハーモス勤怠(保存期間1年、有給休暇管理・届出申請は有料オプション)。

  • 10人以下でICカード打刻と集計表(PDF・CSV)を無料で出したいならフリーウェイタイムレコーダー(申請・承認、シフト管理はなし)。

  • 10人以下でシフトや休暇の申請も無料で試すならジョブカン勤怠管理(無料プランは過去30日分しか閲覧できない)。

  • スマレジ・タイムカードの無料プランは10名まで無料ですが、公式の料金表で使えるのは「勤怠管理」のみで、休暇管理やCSVダウンロードは対象外です。

  • 5人以下ならTeasy(5人まで無料・フル機能・最低5年のデータ保管)。ドヤAIの他サービスも使う5人以下の会社ならドヤ勤怠も候補ですが、6人目から月額9,980円(税込)です。

  • 労働時間の記録は5年(当分の間は3年)の保存が必要です。閲覧期間が短い無料プランでは、毎月PDFやCSVで書き出して保管します。

無料の勤怠管理システムとは?「ずっと無料」と「無料体験」はどう違う?

無料には、上限内ならずっと無料の「無料プラン」と、期間限定の「無料体験(トライアル)」の2種類があり、費用をかけずに使い続けるなら前者を選びます。このほか、1人月100〜300円の低単価の有料プランから始める選択肢もあります。

  • 無料プランがあるツール:ハーモス勤怠(30名以下)、ジョブカン勤怠管理(無料プランは表示スタッフ10名まで)、スマレジ・タイムカード(10名まで)、フリーウェイタイムレコーダー(10人まで)、Teasy(5人まで)、ドヤ勤怠(5名まで)。

  • 無料体験のみのツール:KING OF TIME(30日間)、マネーフォワード クラウド勤怠(1か月)。freee勤怠管理Plusは料金ページに無料プラン・無料体験の記載がなく、「無料で試してみる」から問い合わせる形でした。

無料体験の後、ジョブカン勤怠管理とスマレジ・タイムカードは申し込みがなければ自動で無料プランに移り、マネーフォワード クラウド勤怠は自動で有料に移らないと公式に書かれています。

フリーソフトやExcelでは、改ざん防止や法改正への対応を自社で用意する必要があります。

少人数でも勤怠の記録は必要?紙やExcelで足りないのはどこか

従業員を1人でも雇えば、人数に関係なく労働時間の把握と記録の保存が必要です。紙やExcelでも記録はできますが、少人数の会社ほど担当者が兼任のため、集計・転記・保管の手間とミスが負担になります。

厚生労働省の「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」は、始業・終業時刻の確認・記録の原則的な方法として、使用者による現認と、タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録などの客観的な記録を基礎とする方法を挙げています。勤怠管理システムの打刻は、この客観的な記録を残す手段です。

記録の保存期間も決まっています。厚生労働省の「改正労働基準法等に関するQ&A」によると、労働基準法第109条の対象には出勤簿やタイムカード等の記録が含まれ、保存期間は改正法の施行(2020年4月1日)以後、3年から5年に延長されました。ただし経過措置として当分の間は3年です(厚生労働省リーフレットでも同じ内容を案内しています)。

見落としやすいのが管理職です。労働安全衛生法では、事業者は労働者の「労働時間の状況」を把握し、記録を3年間保存する措置を講じる必要があります。厚生労働省の解説資料(働き方改革関連法により「産業医・産業保健機能」と「長時間労働者に対する面接指導等」が強化されます)では、この対象に管理監督者や裁量労働制の適用者も含まれる(高度プロフェッショナル制度の対象者を除く)と説明しています。無料枠の人数は管理職も含めて数えてください。

以上は2026年10月9日の確認内容です。個別の判断は社会保険労務士等に確認してください。

小規模向け勤怠管理システム9ツールの比較一覧(2026年10月9日確認)

以下は各社の公式ページ(料金ページ・公式ヘルプ)で2026年10月9日に確認した情報で、比較サイトからの転記はしていません。実機での使い比べはしていないため、使用感ではなく判断材料をそろえ、確認できない項目は「公式サイトで要確認」としました。各ツールは「向いている会社/無料枠/有料の最安価格/特徴/弱点」の順で並べています。

ハーモス勤怠(HRMOS勤怠)

  • 向いている会社:30人以下で、打刻と日次の勤怠承認、CSVでの給与ソフト連携を無料で済ませたい会社。

  • 無料枠:登録人数30名以下なら無料プラン(ハーモス勤怠 料金)。従業員数が31名以上でも、システムへの登録人数が30名以下なら無料プランを使えます。無料プランの制限は、データ保存期間1年、CSV出力は1時間に1度、バナー広告の表示ありです。

  • 有料の最安価格:1人あたり月額100円(税抜)〜。最低利用料金は月額プラン3,000円(税別)/年額プラン33,000円(税別)。有給休暇管理・届出申請機能は1人あたり月額100円(税抜)、シフト管理機能は1人あたり月額50円(税抜)のオプションです(2026年10月9日確認)。

  • 特徴:基本機能に打刻、日次勤怠承認、CSV入出力、勤怠アラートが含まれます。1か月の無料トライアルもあり、「IEYASU」の公式サイト(ieyasu.co)でも同じ製品として案内されています。

  • 弱点:有給休暇の自動付与や届出申請のワークフローは無料プランでは使えません(FAQで「有料プランをご利用ください」と案内)。問い合わせサポートは有料プランに付帯すると公式FAQにあり、保存期間1年のため自社での書き出しが必要です。

ジョブカン勤怠管理

  • 向いている会社:10人以下で、出勤管理に加えてシフト管理や休暇・申請管理も無料プランで試したい会社。

  • 無料枠:無料プランは月0円で、出勤管理・シフト管理・休暇/申請管理・工数管理を1〜4つ組み合わせて使えますが、各機能に利用制限があります(ジョブカン 料金)。公式ヘルプ「無料プランの制限について」によると、制限は①表示されるスタッフは10名まで、②勤怠データの閲覧・編集・ダウンロードは過去30日間分まで、③サポートへのチャット不可(メール・電話は可)、④出勤簿のダウンロードなど一部の印刷・ダウンロード機能が使えない、⑤API連携不可、の5つです。

  • 有料の最安価格:1機能の単独利用で1ユーザー月200円、1機能追加ごとに+100円(4機能で500円)。月額最低利用料金は2,000円(いずれも税抜)。30日間の無料トライアルあり(2026年10月9日確認)。

  • 特徴:初期費用・サポート費用が無料。打刻は共用PC、各自のPC、ICカード(共有iPhone)、スマートフォンのGPS打刻のほか、指静脈認証などの打刻機も用意されています。

  • 弱点:無料プランは過去30日分しか閲覧できず、出勤簿もダウンロードできません(データはサーバーに残り、有料化で再び見られると公式ヘルプに記載)。有料化すると最低2,000円(税抜)がかかります。

スマレジ・タイムカード

  • 向いている会社:将来は給与計算・年末調整まで同じシステムで行いたい店舗・会社。

  • 無料枠:スタンダードプランは従業員10名まで月0円(スマレジ・タイムカード 料金)。ただし公式の料金表でスタンダードプランの対象機能として有効になっているのは「勤怠管理」で、勤怠締め・シフト管理・休暇管理・勤怠実績CSVダウンロードは対象外の表示でした。サポートはメール・ヘルプサイト・チャットです。

  • 有料の最安価格:スタンダードプランで11名以上になると、基本1,210円+10名を超えた人数×110円(税込)(公式の料金シミュレーターの計算式で確認)。シフト・休暇管理・給与計算などを含むプレミアムプランは10名まで月2,420円(税込)、11名以上は1人+385円(税込)(2026年10月9日確認)。

  • 特徴:作成から30日間は全機能を無料で試せます。上位プランでは勤怠から給与計算・年末調整までを1つで扱えます。

  • 弱点:休暇管理やCSVダウンロードには有料プランが必要です。アプリはiOS版のみ(Androidはブラウザ)。データ保存期間は公式サイトで要確認。

フリーウェイタイムレコーダー

  • 向いている会社:10人以下で、打刻と集計表のPDF・CSV出力で足りる会社。

  • 無料枠:従業員10人まで、期間の制限なく無料(フリーウェイタイムレコーダー 公式)。無料版のサポートはAIチャット(無人)のみで、有人の操作サポートはありません。

  • 有料の最安価格:月額1,980円(税抜)の定額で、登録できる従業員数は無制限。1年ごとの更新です(2026年10月9日確認)。

  • 特徴:実労働時間、法定外残業、深夜労働、休日労働などを日次・月次で集計し、PDFとCSVで出力できます。ICカード打刻(パソコンにカードリーダーを接続)と手動打刻に対応し、手動打刻ではGPSで位置を記録できます。有料版は人数によらず定額です。

  • 弱点:申請・承認などのワークフロー機能、シフト管理、フレックスタイム制などへの対応、有給休暇の付与・残日数管理、残業時間のアラートはありません(公式FAQ)。ICカード打刻はMacに非対応です。データ保存期間は公式サイトで要確認。

Teasy(テイジー)

  • 向いている会社:5人以下で、申請・承認まで含むフル機能を無料で使い、データも長く残したい会社。

  • 無料枠:エントリープランは利用人数5人まで月額0円で、フル機能(Teasy 料金)。公式FAQでは「法律に則り、最低5年はデータ保管」としています(Teasy よくある質問)。

  • 有料の最安価格:ベーシックプランは6人から月額300円/人(税別)、追加のオプション料金なし(2026年10月9日確認)。

  • 特徴:打刻はWeb(GPS取得あり)、Slackアプリ、ICカード(Androidアプリ)。申請承認は5段階までのワークフローを設定でき、有給休暇の年5日の取得義務や時間単位の有休にも対応しています。

  • 弱点:サポートは原則平日日中のメールのみで、ICカード打刻はデバイス費・設定費が別途かかります。6人目から全員分の300円がかかります。

KING OF TIME

  • 向いている会社:無料より打刻方法の幅とサポートを重視する会社。

  • 無料枠:無料プランはなく、30日間の無料体験のみ(KING OF TIME 料金)。

  • 有料の最安価格:すべて1人月300円のワンプライス(ページ上に税込・税抜の表記なし)。最低利用人数はなく1名から利用できます(2026年10月9日確認)。

  • 特徴:打刻はPC認証、モバイル(位置情報・アプリ)、PCログオン、ICカード、指紋・指静脈、iPadの顔認証などから選べ、チャット・メール・予約制電話のサポートが全利用者に無料です。

  • 弱点:無料プランがなく、5人でも月1,500円かかります。税込・税抜の別は見積もり時に確認してください。

freee勤怠管理Plus

  • 向いている会社:freeeを使っていて、シフト制やフレックス制を扱う会社。

  • 無料枠:料金ページに無料プランの記載はありません。無料体験の期間も記載がなく、「無料で試してみる」から問い合わせる形です(freee勤怠管理Plus 料金)。

  • 有料の最安価格:1ユーザー月額300円(ページ上に税込・税抜の表記なし)。初期費用はゼロ(2026年10月9日確認)。

  • 特徴:PC・スマートフォン、共有端末、ICカード、生体認証、LINE WORKSで打刻できます(freee勤怠管理Plus 公式)。在宅勤務、シフト制、フレックス制などに対応します。

  • 弱点:無料プランがなく、導入後の高度な活用支援は別途有償です。最低利用料金の有無は公式サイトで要確認。名前の似た別製品「freee勤怠管理」と取り違えないよう注意してください。

マネーフォワード クラウド勤怠

  • 向いている会社:会計・給与も同じシリーズでそろえたい1〜5人の法人。

  • 無料枠:無料プランはなく、1か月の無料トライアル(一部機能は不可、自動で有料に移らない)(マネーフォワード クラウド勤怠 料金)。

  • 有料の最安価格:ひとり法人プラン(1名)が年払いで月2,480円(月払いは3,980円)、スモールビジネスプラン(3名まで)が年払いで月4,480円、ビジネスプラン(5名まで)が年払いで月6,480円。6名以上は1名あたり300円の追加です(いずれも税抜、2026年10月9日確認)。2027年6月に料金体系の一部改定予定と公式に記載があります。

  • 特徴:基本料金で他のバックオフィス系サービスもあわせて使える体系で、公式の料金例では従業員3名なら給与・勤怠・社会保険が基本料金内です。打刻はWeb、iPadなどの共用端末、スマートフォン(GPS)、ICカード(カードリーダーは別売)に対応します。

  • 弱点:勤怠だけでも基本料金がかかるため、勤怠管理だけを安く始めたい会社には割高です。51名以上は別プラン(見積もり)です。

ドヤ勤怠

  • 向いている会社:ドヤAIの他のサービスも使う5人以下の会社。

  • 無料枠:従業員5名まで無料(ドヤ勤怠 公式)。公開ページには人数上限のみが書かれ、機能ごとの制限やデータの保存期間は確認できませんでした(公式サイトで要確認)。

  • 有料の最安価格:プロプラン月額9,980円(税込)で従業員100名まで。プロプランはドヤAIの統一プランで、1つの契約で全サービスのプロ機能を各サービスの利用上限内で使えます(2026年10月9日確認)。

  • 特徴:ブラウザでワンクリック打刻(アプリ不要)。就業ルールに沿って残業・深夜・休日出勤を自動集計し、休暇・残業・打刻修正の申請・承認、CSV出力に対応します。

  • 弱点:運営会社(株式会社スリスタ)の自社サービスで、導入実績は非公開です。ICカード打刻、GPS記録、シフト管理、有給休暇の自動付与の記載はありません。6〜30人で勤怠だけに使うと最も高い部類です。

無料枠を超えたら月いくら?人数別の月額(編集部試算)

見落としやすいのは、無料枠を1人超えた月の請求額です。上記の公式料金(2026年10月9日確認)をもとに、勤怠の基本機能だけを使う場合の月額を編集部が計算しました。税込・税抜は各社の表記どおりで、税の表記がないKING OF TIMEとfreee勤怠管理Plusは表示額のままです。オプションや打刻機器で実際の請求額は変わります。

5人の会社なら

  • 無料で使えるもの:ハーモス勤怠、ジョブカン勤怠管理(無料プラン)、スマレジ・タイムカード(スタンダード)、フリーウェイタイムレコーダー、Teasy、ドヤ勤怠の6つ。

  • KING OF TIME・freee勤怠管理Plus:300円×5人=1,500円。

  • マネーフォワード クラウド勤怠:ビジネスプラン(5名まで)年払いで月6,480円(税抜)。

6人の会社なら

  • ドヤ勤怠:無料枠(5名)を超えるため、プロプランの月9,980円(税込)。

  • ハーモス勤怠・ジョブカン勤怠管理・スマレジ・タイムカード・フリーウェイタイムレコーダー:引き続き無料枠内。

  • Teasy:300円×6人=1,800円(税別)。KING OF TIME・freee勤怠管理Plus:1,800円。マネーフォワード クラウド勤怠:6,480円+300円=6,780円(税抜)。

11人の会社なら

  • ハーモス勤怠:無料枠(30名以下)内で0円。

  • スマレジ・タイムカード(スタンダード):1,210円+1人×110円=1,320円(税込)。

  • フリーウェイタイムレコーダー:定額1,980円(税抜)。

  • ジョブカン勤怠管理:無料プランは10名までの表示のため有料化。1機能なら2,200円、2機能なら3,300円(税抜)。

  • Teasy:3,300円(税別)。KING OF TIME・freee勤怠管理Plus:3,300円。ドヤ勤怠:9,980円(税込)。マネーフォワード クラウド勤怠:6,480円+300円×6人=8,280円(税抜)。

31人の会社なら

  • ハーモス勤怠:100円×31人=3,100円(税抜)。有給休暇管理・届出申請を足すと6,200円。

  • スマレジ・タイムカード(スタンダード):1,210円+21人×110円=3,520円(税込)。

  • フリーウェイタイムレコーダー:定額1,980円(税抜)。

  • ジョブカン勤怠管理(1機能):6,200円(税抜)。Teasy:9,300円(税別)。KING OF TIME・freee勤怠管理Plus:9,300円。ドヤ勤怠:9,980円(税込、100名まで同額)。

総額は無料枠の大きさより「何人目から、いくら増えるか」で決まります。ドヤ勤怠は定額のため、勤怠だけなら6〜30人では割高ですが、他のドヤAIサービスも使う会社や人数が多い会社では1人あたりの負担が小さくなります。

小規模の会社は勤怠管理システムをどう選ぶ?4つの判断軸

小規模の会社は、①無料枠を超えた後の月額、②無料プランで使える機能、③データを何日分見られるか、④打刻方法、の4つで選ぶと失敗しにくくなります。①と②は上位の比較記事があまり扱っていない、少人数ほど差が出る軸です。

判断軸1:無料枠を超えた月の請求額はいくらか

無料枠は1年後の人数で考えます。パート・アルバイトや管理職も打刻対象のため、想定より早く上限に届くことがあります。超えたときに1人単価で増えるのか(Teasy、ジョブカン勤怠管理など)、最低利用料金があるのか(ハーモス勤怠、ジョブカン勤怠管理)、定額なのか(フリーウェイタイムレコーダー、ドヤ勤怠)を確認してください。

判断軸2:無料プランで申請・休暇・出力が使えるか

スマレジ・タイムカードの無料プランは勤怠管理のみ、ハーモス勤怠は有給休暇管理・届出申請がオプション、フリーウェイタイムレコーダーは申請・承認機能がありません。ジョブカン勤怠管理は休暇・申請管理を使えますが、出勤簿のダウンロードなどが制限されます。

判断軸3:データを何日分見られるか、どう書き出すか

労働時間の記録は当分の間3年の保存が必要ですが、無料プランの閲覧期間は短いことがあります。ジョブカン勤怠管理の無料プランは過去30日間分、ハーモス勤怠の無料プランはデータ保存期間1年です。Teasyは公式FAQで最低5年の保管としています。毎月の締め後に集計表をPDFやCSVで書き出して保管する手順を決め、書き出し機能が無料で使えるかも確認してください。

判断軸4:自社の働き方に合う打刻方法があるか

事務所勤務ならPCやICカード、直行直帰があるならスマートフォンと位置情報の記録、店舗なら共用タブレットやICカードが向いています。ICカードは機器代が別にかかることがあります。

勤怠管理システムを入れると何が変わる?

  • 締め作業が短くなる:実働・残業・深夜・休日の時間が自動集計され、転記や手計算が要らなくなります。

  • 打刻漏れや書き換えを防ぎやすい:時刻がシステム側に記録され、修正は申請・承認の履歴として残ります。

  • 場所を問わず打刻できる:直行直帰や在宅勤務でも記録できます。

シフト表づくりを先に楽にしたい場合は、ChatGPTで下書きを作る方法もあります(ChatGPTでシフト表を作成するプロンプト)。

条件別のおすすめ:あなたの会社ならどれ?

5人以下で、申請・承認とデータの保管まで無料で済ませたいなら

Teasyです。5人まではフル機能が無料で、5段階までの承認フローと最低5年のデータ保管が公式に案内されています。サポートはメールのみです。

ドヤAIの他のサービスもあわせて使う5人以下の会社なら

ドヤ勤怠が候補です。5名までの無料プランで、休暇・残業・打刻修正の申請・承認、残業・深夜・休日の自動集計、CSV出力が案内されています。ただし運営会社の自社サービスで導入実績は非公開、ICカード打刻やシフト管理の記載はなく、無料プランの保存期間も確認できないため、毎月CSVで保管してください。

30人以下で、打刻と日々の承認だけ無料で済ませたいなら

ハーモス勤怠です。30名以下が無料で、打刻、日次勤怠承認、CSV入出力、勤怠アラートが使えます。有給休暇管理が必要になればオプション(1人月100円・税抜)を足します。

10人以下で、ICカード打刻と集計表の出力を無料で使いたいなら

フリーウェイタイムレコーダーです。無料版でもICカード打刻と集計表のPDF・CSV出力が使え、11人以上も月1,980円(税抜)の定額です。休暇の申請は別の方法で受け付ける前提です。

パート・アルバイトのシフトや休暇の申請も無料で試したいなら

ジョブカン勤怠管理です。無料プランでもシフト管理や休暇・申請管理を使えますが、表示10名・閲覧30日の制限があるため、締め後すぐにデータを保管してください。

給与計算や会計も同じ会社のサービスでそろえたいなら

会計・給与もまとめて入れるならマネーフォワード クラウド勤怠、freeeを使っているならfreee勤怠管理Plus、将来は勤怠から給与・年末調整まで1つで済ませたい店舗ならスマレジ・タイムカードのプレミアムプランが候補です。無料体験の期間中に給与計算までの流れを試してから決めます。

無料にこだわらず、打刻方法の幅とサポートを重視するなら

KING OF TIMEです。1人月300円・最低利用人数なしで、打刻方法の選択肢が多く、サポートも全利用者が無料で使えます。5人なら月1,500円です。

契約中のSaaSと役割が重ならないかの棚卸しはAIツール契約の整理術、少人数の会社で最初にそろえるツールは一人社長に必要なツールの最小構成で解説しています。

無料プランと有料プランは何が違う?有料にすべきタイミング

違いは人数、機能、データの閲覧・保存期間、サポート、広告表示(ハーモス勤怠の無料プランはバナー広告あり)の5点です。次に当てはまったら有料への切り替えを検討します。

  • 人数が無料枠を超えた、または超える見込み:ジョブカン勤怠管理の無料プランは11人目以降が表示されなくなります。

  • 有給休暇の自動付与や申請・承認が必要になった:ハーモス勤怠はオプション、スマレジ・タイムカードは上位プラン、フリーウェイタイムレコーダーは非対応です。

  • 過去のデータをシステム上で見返したい:閲覧期間が限られる無料プランでは、書き出したファイルで対応することになります。

  • 困ったときに人に聞きたい:フリーウェイタイムレコーダーの無料版はAIチャットのみです。

導入費用に補助金を使えるか調べたい場合はデジタル化・AI導入補助金の選び方と対象経費を参照し、対象かどうかは公募要領で確認してください。

勤怠管理システムは自作できる?ドヤ勤怠の開発記録

既製品が自社の就業ルールに合わない場合は、AIで自社専用の勤怠システムを作る方法もあります。運営会社のYouTubeチャンネル「SaaSは死にましぇん【AI開発】」では、Claude Codeに勤怠管理アプリ(ドヤ勤怠)の開発を依頼し、実装内容を確認するまでを紹介しています。

自作でも、打刻時刻をサーバー側で記録し、修正を履歴に残し、保存期間を要件に入れる点は既製品と同じです。手順と記録要件は勤怠管理システムを自作する手順と記録要件、人事システムの開発記録は自社専用のタレントマネジメントシステムを作った記録にまとめています。

コピペで使える選定チェックリスト(社内稟議用)

以下は編集部が作成した例です。候補のツールごとに埋めて、社内の検討資料や稟議書に貼り付けて使ってください。

【勤怠管理システム 選定チェックリスト】(編集部作成の例)
記入日:  年 月 日 / 記入者:

1. 対象人数
 ・現在の打刻対象人数(管理職を含む):  人
 ・1年後の見込み人数:  人

2. 無料枠と超えた後の費用
 ・無料プランの人数上限:  人(登録人数/表示人数のどちらで数えるか:  )
 ・上限を超えた月の月額:  円(税込・税抜:  )
 ・最低利用料金:あり(  円)/なし
 ・オプション(有給休暇管理・シフト等)の追加料金:  円/人

3. 無料プランで使える機能(○/×)
 ・打刻(PC/スマホ/ICカード/GPS):
 ・日次・月次の自動集計(残業・深夜・休日):
 ・休暇・残業・打刻修正の申請と承認:
 ・有給休暇の付与・残日数管理:
 ・シフト管理:
 ・集計表のCSV/PDF出力:

4. データの保存
 ・無料プランで見られる期間:  (例:過去30日/1年/制限なし)
 ・毎月の書き出し担当者と保管場所:
 ・法定の保存期間(当分の間3年)を満たす運用か:はい/いいえ

5. 運用
 ・サポートの窓口(メール/電話/チャット):
 ・給与計算ソフトへの受け渡し方法:
 ・確認した公式ページのURLと確認日:

よくある質問

Q. 勤怠管理システムは本当にずっと無料で使えますか?

はい、無料プランがあるツールなら、人数や機能の上限内で期間の制限なく使えます。今回の比較ではハーモス勤怠(30名以下)、ジョブカン勤怠管理(表示10名まで)、スマレジ・タイムカード(10名まで)、フリーウェイタイムレコーダー(10人まで)、Teasy(5人まで)、ドヤ勤怠(5名まで)に無料プランがあります。

Q. 従業員5人の会社に勤怠管理システムは必要ですか?

システムでなくても構いませんが、労働時間の客観的な記録と保存は人数に関係なく必要です。5人なら今回の無料プランのどれでも人数枠に収まるため、集計・転記の時間を費用をかけずに減らせます。

Q. 無料の勤怠管理システムで、法律が求める記録の保存はできますか?

ツールだけで保存期間を満たせるとは限らないため、書き出して保管する運用で補うのが確実です。労働時間の記録は労働基準法で5年(当分の間は3年)の保存が必要ですが、無料プランの閲覧期間はジョブカン勤怠管理で過去30日分、ハーモス勤怠でデータ保存期間1年です(Teasyは最低5年保管と公式FAQに記載)。毎月の締め後にPDFやCSVで書き出して保管してください。

Q. 管理職も打刻する必要がありますか?

はい、管理監督者も労働安全衛生法にもとづく「労働時間の状況」の把握の対象です(高度プロフェッショナル制度の対象者を除く)。無料枠の人数は管理職も含めて数えてください。役員が対象になるかは社会保険労務士などに確認してください。

Q. Excelの勤怠管理から無料のシステムに移るときの注意点は?

移行前に、締め日、残業の計算ルール、休憩の扱い、給与計算への渡し方を決めておくことが一番の注意点です。1か月はExcelと並行して集計を比べてから切り替えると安全です。

Q. スマホだけで打刻できる無料の勤怠管理システムはありますか?

あります。ジョブカン勤怠管理はスマートフォンのGPS打刻、フリーウェイタイムレコーダーは手動打刻時のGPS記録、ドヤ勤怠はブラウザ打刻(アプリ不要)に対応と公式ページにあります。無料プランで使える打刻方法は各公式サイトで確認してください。

Q. 無料枠の人数を超えたらどうなりますか?

有料への切り替えが必要になるか、超えた人が表示されなくなります。たとえばジョブカン勤怠管理の無料プランでは11人目以降が表示されなくなり(データは保存されたまま)、有料プランに変えると再表示されると公式ヘルプに書かれています。

まとめ

小規模の会社が無料の勤怠管理システムを選ぶときは、人数枠に加えて、無料枠を超えた月の請求額、無料で使える機能、データを見られる期間を確認します。30人以下で打刻と承認だけならハーモス勤怠、10人以下でICカード打刻と出力ならフリーウェイタイムレコーダー、5人以下でフル機能ならTeasy、シフトや休暇の申請も試すならジョブカン勤怠管理、打刻方法の幅を重視するならKING OF TIMEです。どれを選んでも、毎月の書き出しと保管の手順を決めてから使い始めてください。

ドヤAIの他のサービスもあわせて使う5人以下の会社なら、運営会社(株式会社スリスタ)の自社サービスであるドヤ勤怠も選択肢です。従業員5名までは無料で、6人目からは全サービス共通のプロプラン(月額9,980円・税込、従業員100名まで)です。他社の無料プランや人数課金のツールとあわせて比べてみてください。

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この記事の著者

Katsuki.Mitsumori

三森 捷暉(みつもり かつき)

著者プロフィールはこちらから↓
 /author/mitsumori
ドヤマーケ運営・ドヤAI開発者|株式会社スリスタ 代表

ドヤマーケの運営者であり、AIツール群「ドヤAI」の開発者です。専門はBtoBマーケティング、SEO、コンテンツマーケティング、生成AI活用。
2021年、新卒第1号として株式会社Piece to Peace(CarryMe)に入社し、広報・マーケティング・デザイン・コンテンツ制作を横断的に担当。SEO記事、比較記事、ホワイトペーパー、ウェビナー、広告施策を組み合わせた商談創出の仕組み化を推進してきました。

その後、株式会社スリスタ(設立:2025年3月14日/代表:三森 捷暉)を設立。
現在はスリスタにて、オウンドメディア「ドヤマーケ」を運営しながら、記事作成・バナー・スライド・営業リストなどのマーケティング業務をAIで進める「ドヤAI」を開発しています。

スリスタでは、SEO記事制作、比較記事、一次情報設計、バナー制作、構成案作成といったマーケティング業務を、ユーザーが「選ぶだけ」「スワイプするだけ」で進められる設計思想をもとに、AIツールとして実務レベルで実装。
マーケティングを「1人でも回せる状態」にするための仕組みづくりを行っています。

YouTubeでは、AI活用の実務を発信する「【ドヤAI】ミツモリ」と、世の中のSaaSをAIで実際に作ってみる「SaaSは死にましぇん【AI開発】」を運営しています。
ウェビナー・登壇実績
CarryMe主催ウェビナー
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絶対に失敗しないためのタクシー広告しくじり発表会
PR TIMES掲載イベント
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