カスタマージャーニー

    カスタマージャーニーとは、見込み顧客が自社の製品・サービスを認知してから購買・契約に至るまでの行動、思考、感情の変化を時系列で可視化するフレームワークのことです。

    読み方: かすたまーじゃーにー / 英語: Customer Journey

    カスタマージャーニーの詳細

    カスタマージャーニーは、顧客の購買プロセスを「顧客視点」で理解するためのフレームワークです。マーケティングファネルが「企業視点」でリードの流れを管理するのに対し、カスタマージャーニーは「顧客がどう感じ、どう行動するか」に焦点を当てます。

    BtoBカスタマージャーニーの基本フェーズ

    1. 課題認識フェーズ

    • 顧客の行動:業務上の課題を感じ始める、上司から改善を指示される
    • 情報源:社内会議、業界ニュース、同業者との会話
    • 施策:業界トレンド記事、課題認識を促すSNS投稿

    2. 情報収集フェーズ

    • 顧客の行動:Google検索、記事閲読、ウェビナー参加
    • 情報源:SEO記事、ホワイトペーパー、業界レポート
    • 施策:SEO記事、ホワイトペーパーDL、ウェビナー

    3. 比較検討フェーズ

    • 顧客の行動:複数のソリューションを比較、社内で稟議資料を準備
    • 情報源:比較記事、導入事例、製品デモ、口コミ・評判
    • 施策:事例記事、競合比較表、無料トライアル

    4. 意思決定フェーズ

    • 顧客の行動:社内稟議、経営層への説明、契約条件の交渉
    • 情報源:提案書、ROI試算、導入スケジュール
    • 施策:個別提案、ROI計算ツール、導入支援資料

    5. 導入・活用フェーズ

    • 顧客の行動:サービス導入、社内展開、効果測定
    • 情報源:導入マニュアル、サポートページ、カスタマーサクセス担当
    • 施策:オンボーディング支援、活用セミナー、ユーザーコミュニティ

    カスタマージャーニーマップの構成要素

    • 横軸:購買プロセスの各フェーズ
    • 縦軸:行動、思考、感情、タッチポイント、施策
    • ペルソナとの紐づけ:ジャーニーマップは必ず特定のペルソナに対して作成
    • 複数ジャーニー:BtoBでは意思決定者・利用者・経理担当など、役割別のジャーニーが必要

    BtoB特有のジャーニーの特徴

    • 複数人が関与:1社の中に複数の意思決定者がおり、それぞれのジャーニーが異なる
    • 長い検討期間:数ヶ月〜1年以上にわたる検討プロセスを設計する必要がある
    • 合理的判断が優先:感情よりもROI・費用対効果が重視される
    • 社内稟議の壁:「決裁者を説得する資料」の提供がジャーニー設計に不可欠

    なぜ重要か

    カスタマージャーニーが重要な理由:

    1. 顧客視点のマーケティング:企業都合ではなく、顧客の行動・課題に合わせた施策設計が可能

    2. 施策の最適配置:「どのフェーズの顧客に、どのコンテンツを、どのチャネルで届けるか」を体系化

    3. チーム間の共通理解:マーケ・IS・営業・CS全員が同じ顧客像を共有し、一貫した顧客体験を提供

    4. コンテンツギャップの発見:特定フェーズのコンテンツが不足していることを可視化

    5. LTVの最大化:導入後のジャーニーまで設計することで、解約防止とアップセルを促進

    ジャーニーマップなしにマーケティングを行うと、各施策がバラバラになり、顧客にとって一貫性のない体験を提供することになります。

    活用方法

    カスタマージャーニーマップの作成ステップ:

    1. ペルソナの確定
    • ジャーニーマップは必ず特定のペルソナに対して作成
    • 複数のペルソナがいる場合は、最も重要なペルソナから作成
    • BtoBでは「利用者ペルソナ」と「決裁者ペルソナ」の両方が必要
    1. フェーズの定義
    • 自社商材の購買プロセスに合わせてフェーズを設定
    • 各フェーズの定義(何をもって次のフェーズに移行するか)を明確化
    1. 各フェーズの詳細記述
    • 顧客の行動:何をするか(検索、資料DL、商談依頼等)
    • 思考:何を考えているか(「コストが心配」「導入効果が不明」等)
    • 感情:ポジティブ or ネガティブ
    • タッチポイント:どのチャネルで接触するか
    • 必要なコンテンツ:各段階で提供すべき情報
    1. ギャップの特定と施策設計
    • コンテンツが不足しているフェーズを特定
    • 優先度の高い施策から制作・実行
    • 定期的にジャーニーマップを更新

    ドヤマーケの実務経験

    当社のドヤペルソナAIでは、業種・課題・ターゲット情報を入力するだけで、カスタマージャーニーマップを自動設計する機能を提供しています。

    従来2〜3日かかっていたジャーニーマップの作成が数分で完了し、BtoB企業のマーケティング設計を大幅に効率化しています。

    AIが生成したジャーニーマップを土台に、各タッチポイントで必要なコンテンツをデザインチームが実際に制作するところまで一気通貫で支援しています。

    現場から得た知見

    カスタマージャーニーマップを作ること自体より、各タッチポイントのコンテンツを実際に制作できるかが圧倒的に重要です。

    多くの企業がジャーニーマップを美しく描いて満足しますが、各接点で提供すべきSEO記事・ホワイトペーパー・事例記事・LPが実際に存在しなければ、ジャーニーは機能しません。

    当社では「ジャーニーマップ→コンテンツ制作→実行」までをセットで支援することで、マップが絵に描いた餅にならない体制を構築しています。

    実績データ

    ドヤペルソナAIを活用したジャーニーマップ設計では、従来2〜3日かかっていた初期設計が平均5〜10分に短縮されています。

    ジャーニーマップに基づいてコンテンツを整備した支援先では、フェーズ間の離脱率が平均15〜20%改善しています。

    特に「情報収集→比較検討」フェーズの離脱を防ぐ事例コンテンツの整備が、商談化率改善に最も大きなインパクトを与えています。

    専門家コメント

    監修者: 三森 捷暉(みつもり かつき) 肩書: BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表 カスタマージャーニーは描いて終わりではなく、各接点のクリエイティブを実装して初めて意味があります。 AIでジャーニーマップの設計を自動化することで、企画に費やしていた時間を「各タッチポイントのコンテンツ制作」に振り向けられます。戦略の時間を圧縮し、実行の時間を増やす。これがAI時代のカスタマージャーニー活用の理想形です。

    三森 捷暉(みつもり かつき)|BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表

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    よくある質問

    カスタマージャーニーマップとマーケティングファネルの違いは?

    マーケティングファネルは「企業視点」でリードの流れを管理するフレームワーク、カスタマージャーニーマップは「顧客視点」で購買プロセスを可視化するフレームワークです。両方を組み合わせて使うのが理想的です。ファネルの各段階にジャーニーマップを紐づけることで、施策の精度が向上します。

    カスタマージャーニーマップの作成にAIは活用できますか?

    活用できます。ドヤAIのペルソナAIでは、業種・課題・ターゲットを入力するだけで、AIがペルソナとカスタマージャーニーマップのドラフトを自動生成します。AIが生成したドラフトを土台にして、自社の実際の顧客データや営業の肌感覚を加えて仕上げるのが効率的です。

    BtoBのジャーニーマップは何種類作るべきですか?

    最低でも「利用者ペルソナ」と「決裁者ペルソナ」の2種類は作成しましょう。商材によっては「情報システム部門」「経理部門」など、関与者別のジャーニーも必要です。まずは最も重要なペルソナから始め、段階的に増やすのがおすすめです。

    👉 ドヤAI ペルソナAIの詳細はこちら

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    Writer /

    この記事の著者

    Katuski.Mitsumori

    三森 捷暉(みつもり かつき)

    著者プロフィールはこちらから↓
     /author/mitsumori
    BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表

    BtoBマーケティング、SEO、コンテンツマーケティング、生成AI活用を専門とするマーケター/事業責任者です。
    2021年、新卒第1号として株式会社Piece to Peace(CarryMe)に入社し、広報・マーケティング・デザイン・コンテンツ制作を横断的に担当。SEO記事、比較記事、ホワイトペーパー、ウェビナー、広告施策を組み合わせた商談創出の仕組み化を推進してきました。

    その後、株式会社スリスタ(設立:2025年3月14日/代表:三森 捷暉)を設立。
    現在はスリスタにて、AIを活用したマーケティング業務の自動化・省力化に注力しています。

    スリスタでは、SEO記事制作、比較記事、一次情報設計、バナー制作、構成案作成といったマーケティング業務を、ユーザーが「選ぶだけ」「スワイプするだけ」で進められる設計思想をもとに、AIツールとして実務レベルで実装。
    マーケティングを「1人でも回せる状態」にするための仕組みづくりを行っています。
    ウェビナー・登壇実績
    CarryMe主催ウェビナー
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