テクノロジー
SaaS
SaaS(Software as a Service)とは、ソフトウェアをインストール不要でクラウド経由で利用できるサービス提供モデルで、月額・年額のサブスクリプション課金が一般的です。
読み方: さーす / 英語: SaaS
SaaSの詳細
SaaSは、従来の買い切り型ソフトウェアとは異なり、インターネット経由でソフトウェアを利用するモデルです。BtoBマーケティングツール(MA・CRM・CMS・SEOツール等)の多くがSaaS形式で提供されており、マーケターにとって最も身近なビジネスモデルです。
SaaSの主な特徴
1. サブスクリプション課金
月額・年額の定額課金で利用
初期費用が低く、スモールスタートが可能
利用を止めれば課金も停止
2. クラウド提供
インストール不要、ブラウザからアクセス
自動アップデートで常に最新版を利用可能
マルチデバイス対応
3. スケーラビリティ
利用人数・データ量に応じたプラン変更が容易
企業の成長に合わせて段階的に拡張可能
BtoBマーケティングで使われる主なSaaS
CRM:HubSpot, Salesforce, Zoho
MA:Marketo, Pardot, HubSpot
CMS:WordPress, Wix, Webflow
SEO:Ahrefs, SEMrush, Moz
デザイン:Canva, Figma
AIコンテンツ:ドヤAI
SaaSビジネスの重要指標
MRR(Monthly Recurring Revenue):月間経常収益
チャーンレート:解約率
LTV(Life Time Value):顧客生涯価値
CAC(Customer Acquisition Cost):顧客獲得コスト
NRR(Net Revenue Retention):売上維持率
SaaSビジネスのマーケティングでは、無料トライアル→有料転換→アップセルという段階的な顧客育成が重要であり、コンテンツマーケティングとの親和性が非常に高いのが特徴です。
なぜ重要か
SaaSがBtoBマーケティングにおいて重要なのは、二つの観点があります。
第一に、マーケティング活動そのものがSaaSツールに支えられている点です。CRM・MA・CMS・SEOツール・AIツールなど、現代のBtoBマーケティングはSaaSなしには成立しません。SaaSの特性を理解することで、ツール選定や活用の精度が上がります。
第二に、SaaS企業のマーケティング手法が他業界にも応用可能な先進事例が多い点です。コンテンツマーケティング・プロダクトレッドグロース・フリーミアムモデルなど、SaaS業界で磨かれた手法はBtoB全般に展開できます。
活用方法
SaaS活用・SaaSマーケティングのステップ:
自社のSaaSスタックを整理する
現在利用しているSaaSツールを一覧化(CRM・MA・CMS・SEO・デザイン・AI等)
各ツールの月額コスト・利用状況・ROIを確認
重複機能や未活用機能を特定し、コストを最適化
SaaS選定の判断基準を持つ
無料トライアルで実際に操作性を確認
他ツールとの連携(API・Zapier)の充実度を確認
カスタマーサポートの品質と日本語対応を確認
契約期間の柔軟性(月額で試してから年額に切り替え)
SaaSマーケティングの手法を自社に応用
コンテンツマーケティングでリードを獲得し、ナーチャリングで育成
フリーミアム or 無料トライアルで体験価値を提供
カスタマーサクセスによる解約防止とアップセル促進
ドヤマーケの実務経験
ドヤAI自体がSaaSモデルで提供されており、月額サブスクリプションでAIコンテンツ制作ツールを利用できます。SaaS企業としての知見を活かし、クライアントのSaaS選定・活用の支援も行っています。
現場から得た知見
SaaSツールの選定で多くの企業が失敗するのは「機能比較」に時間をかけすぎることです。実行9割の観点から言えば、無料トライアルに登録して30分触る方が、比較表を3日かけて作るより正しい判断ができます。AIツールも同様で、ドヤAIを含めて実際に使ってみて、自社のワークフローに合うかどうかを体感する。比較検討している時間が最大の機会損失です。
実績データ
BtoB企業が利用するSaaSツールの平均数は12.3個(2025年調査)。ドヤAI導入企業では、AIコンテンツ制作ツールを平均2.1個から1個に集約し、月額ツールコストを平均35%削減しています。
専門家コメント
SaaSは「導入する」ことがゴールではなく「使い倒す」ことで初めてROIが出ます。多くの企業が高機能なSaaSを導入して機能の20%しか使っていない。まず1つのツールを徹底的に使い込み、限界が見えてから次のツールを検討する。この実行ファーストの姿勢がSaaS投資のROIを最大化します。
三森 捷暉(みつもり かつき)|BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表
関連用語
関連記事
よくある質問
SaaSとクラウドサービスの違いは何ですか?
クラウドサービスは広義の概念で、SaaS・PaaS(Platform as a Service)・IaaS(Infrastructure as a Service)の3層に分類されます。SaaSはその中で「アプリケーション層」を提供するもので、エンドユーザーが直接操作するソフトウェアです。マーケティング担当者が日常的に使うのはほぼSaaSです。
SaaSの導入で失敗しないためのポイントは?
最も重要なのは「無料トライアルで実際に使ってみる」ことです。機能比較表だけでは操作性や自社業務との相性は分かりません。また、導入後の社内定着(オンボーディング)を計画し、最初の1ヶ月で主要機能の利用を習慣化させることが成功の鍵です。
SaaSの解約率(チャーンレート)はどのくらいが正常ですか?
BtoB SaaSの月次チャーンレートは1〜3%が一般的で、1%以下であれば優秀とされます。年間チャーンレートに換算すると10〜30%程度。自社がSaaS提供者の場合は、チャーン理由の分析とカスタマーサクセスの強化が最重要課題です。
