BtoBマーケ支援

メタディスクリプションの型7選|検索語別の選び方と全記事点検

30秒で分かる結論:メタディスクリプションとは、検索結果のタイトル下に表示される記事の説明文のことです。直接の検索順位要因ではありませんが、クリック率(CTR)を左右するため、「対象読者+得られる結論+補足」を全角100〜120文字でまとめ、主要キーワードを前半に配置するのが基本です。本文を書き直さずにクリック率を底上げできる、費用対効果の高い改善レバーです。

BtoB SEOでは「記事が検索で表示されているのに、なぜかクリックされない」という悩みが頻繁に起こります。この原因の多くは、メタディスクリプションが最適化されていないことにあります。検索結果に表示されるこの短い説明文は、読者が記事を読むかどうかを判断する最初の接点であり、クリック率を左右する重要な要素です。

本記事では、BtoB中小企業のオウンドメディア支援の現場で実際に成果につながったメタディスクリプションの書き方を、文字数の目安・基本構成・型・AI活用プロンプト・NG例まで体系的に解説します。読了後には、自社記事のクリック率を底上げするための型と運用ルールが手元に残る状態を目指します。

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メタディスクリプションとは?SEOとクリック率への影響

メタディスクリプションとは、HTMLのmetaタグで設定する記事の概要文のことです。検索結果のタイトル下に表示される説明文で、読者が記事の内容を把握し、クリックするかどうかを判断する材料になります。SEOとクリック率の両面で理解しておくべきポイントを整理します。

SEOの評価対象ではないが、間接的に影響する

Googleは公式ブログで、メタディスクリプションを検索結果のスニペットに使うことはあっても、ランキングには使っていないと説明しています(Google検索セントラル ブログ、2009年9月21日)。一方で、検索結果でクリックされるかどうかを左右するため、同じ順位でも流入数に差が出ます。つまり、メタディスクリプションは「順位を上げる要素」ではなく「表示された検索結果をクリックにつなげる要素」です。

設定しないとGoogleが本文から自動生成する

メタディスクリプションを未設定にしていても、Googleが本文の一部を抜粋して表示します。ただし自動生成の文章は文脈がつながらず、読者の検索意図とズレることも少なくありません。ページの要点を説明文として設定しておけば、Googleがそれをスニペットに使える状態になります。ただし、Googleの公式ドキュメントではスニペットは主にページの本文から作成されるとされており、検索語によっては設定した説明文ではなく本文の一部が表示されます。

BtoB領域ほど差が出やすい

BtoB読者は検索結果で複数の記事を比較してから開くケースが多く、タイトルだけでは判断しきれない場面が頻繁にあります。メタディスクリプションで「誰向けの記事か」「何がわかるか」「どんな根拠があるか」を端的に示せている記事は、同じ順位でもクリック率に差が出やすくなります。

メタディスクリプションの文字数と基本構成

書き方の型に入る前に、押さえておきたい基本を整理します。このルールを押さえておくと、記事ごとの説明文の水準をそろえやすくなります。

文字数はPC・スマホで見え方が変わる

一般的にPCで約120文字、スマホで約70〜80文字程度が表示される目安と言われています。Googleの公式ドキュメントでは、メタディスクリプションの長さに制限はなく、検索結果では必要に応じて切り詰められると説明されています。表示される長さはデバイスや検索キーワードでも変わるため、絶対の基準はありません。実務では「重要な要素を前半60文字前後に寄せ、全体を100〜120文字程度に収める」という設計が使いやすい型です。

基本構成は「対象読者+得られる結論+補足」

BtoB記事では「誰に向けて」「どんな結論が書いてあって」「どんな根拠・特徴があるか」の3点を入れると、読者の判断を後押しできます。例えば「中小BtoB向けに、◯◯の手順を事例付きで解説。AI活用のコツまで紹介」のように、対象・結論・独自性を並べる構成が基本形です。

主要キーワードは前半に配置する

検索結果では検索キーワードと一致した単語が太字で強調されます。主要キーワードを冒頭付近に自然な形で入れることで、視認性が上がり、読者に「自分が探していた記事だ」と伝わりやすくなります。ただし詰め込みすぎると不自然な文章になるため、1〜2語にとどめるのが実用的です。

BtoB記事で成果を出すメタディスクリプションの型7選

記事のテーマや検索意図に合わせて、型を使い分けると制作速度が上がり品質も安定します。BtoBで実務的に使いやすい7つの型を紹介します。

型1:結論提示型

冒頭で結論や答えを提示する型です。「◯◯の始め方は5ステップで整理できます。本記事ではBtoB中小企業の実例を交え、失敗パターンとAI活用のコツまで解説します」のように、読者が一文目で「読む価値がある」と判断できる構成にします。

型2:対象特化型

「中小BtoB企業向け」「1人マーケ担当向け」など、対象読者を明確に限定する型です。ニッチな読者ほど「自分のための記事だ」と感じやすく、クリックされる確率が上がります。競合が一般論で書いている領域ほど効果を発揮します。

型3:数字・データ訴求型

「5ステップ」「7つのコツ」「費用相場一覧」など、具体的な数字を入れる型です。情報量が一目で把握でき、読了後の持ち帰りが想像しやすいため、一覧性を求める読者に刺さります。ただし中身が伴わないと離脱を招くため、本文との整合性は必ず確認します。

型4:悩み共感型

「◯◯で成果が出ない」「工数が足りず継続できない」のように、読者が抱える悩みを言語化して冒頭に置く型です。読者は自分の状況が投影されていると感じた瞬間に興味を持ちます。ナーチャリング記事や解決策提示型の記事と相性が良い型です。

型5:比較・選び方訴求型

「費用・機能・サポートで◯社を徹底比較」「失敗しない選び方5ポイント」のように、比較軸や選び方を訴求する型です。比較記事やランキング記事では、この型にすると、検索結果に並んだ他社の記事との違いを示しやすくなります。

型6:実例・事例訴求型

「実際に取り組んだ事例付き」「現場で効いた運用手順」のように、実例・事例を訴求する型です。BtoB読者は机上の理論より再現性のある事例を重視するため、「現場で得た知見」の訴求は強い差別化になります。導入事例記事やハウツー記事で特に効果的です。

型7:最新性訴求型

「2026年最新」「直近のトレンドを反映」のように、情報の新しさを強調する型です。AI・DXなどの変化が速い領域や、法改正・制度変更が関わるテーマで有効です。ただし年号を入れた場合は、記事本文の内容もその年に沿って更新する運用が前提になります。

どの型を使うか:狙う検索語の形から選ぶ

7つの型は、思いつきで選ぶより、記事が狙う検索語の形から選ぶほうが迷いません。検索語に含まれる言葉は、検索者がその記事に何を期待しているかの手がかりになるからです。編集部では次の対応を目安にしています。

  • 「〜とは」「意味」:型1(結論提示型)。1文目で定義を言い切り、2文目で記事にしか無い要素を添えます。

  • 「やり方」「方法」「手順」:型1に型3(数字・データ訴求型)を組み合わせ、「5ステップ」のように本文の構成をそのまま数字で示します。

  • 「比較」「おすすめ」「選び方」:型5(比較・選び方訴求型)。比べた観点を2〜3個、具体的に書きます。

  • 「費用」「料金」「相場」:型3。ただし本文に金額の根拠があるときだけ使います。

  • 「事例」「導入」:型6(実例・事例訴求型)。業種や規模など、読者が自分に近いと判断できる情報を入れます。

  • 「2026」「最新」など年号を含む語:型7(最新性訴求型)。本文を毎年更新する体制がある記事に限ります。

  • 「中小企業」「一人」「BtoB」など読者の属性を含む語:型2(対象特化型)を、他の型の冒頭に足します。

組み合わせる型は2つまでにします。3つ以上を詰め込むと、どれも中途半端になり、結局何が分かる記事なのかが伝わりにくくなります。以下は、同じ記事の説明文を型に沿って書き直した例です(編集部が作成した架空の例です)。

【狙う検索語:展示会 フォロー メール】
直す前:展示会後のフォローメールについて解説します。展示会のフォローメールは重要です。ぜひ参考にしてください。
直した後:展示会後のフォローメールは、名刺交換の当日・3日後・2週間後の3通で設計します。来場者の関心度別に使い分ける文面テンプレートを3種類載せています。

【狙う検索語:営業日報 テンプレート 中小企業】
直す前:営業日報のテンプレートを紹介します。営業日報の書き方や項目、テンプレートについて詳しく解説しています。
直した後:営業5名以下の中小企業向けに、5分で書ける営業日報のテンプレートを紹介します。上司が週次で読み返しやすい項目の並べ方と、記入例も載せています。

直す前の文は、どちらも「何について書いた記事か」しか伝えておらず、タイトルの言い換えにとどまっています。直した後は、1文目で答えや対象を示し、2文目でその記事で手に入るもの(テンプレート、記入例)を具体的に書いています。なお、2文目に書く要素は、実際に本文にあるものだけにしてください。

三森の実務メモ:クリック率改善につながりやすい書き換えパターン

BtoBメディア支援の現場で、既存記事のメタディスクリプションを見直すときに意識している書き換えパターンを3つ共有します。1つ目は、「◯◯とは」で始まる説明的な文章を「対象読者+得られる結論」に変えること。2つ目は、抽象的な便益を「5ステップ」「費用相場」など具体的な表現に差し替えること。3つ目は、競合と同じ訴求をやめて「BtoB中小企業」「1人マーケ担当」のような特化対象に絞ることです。いずれも本文を変えずに実施でき、検索結果での見え方を改善しやすい観点として、まず試す価値があります。

メタディスクリプションのNG例と改善ポイント

よくあるNGパターンと改善の方向性をまとめます。自社記事の見直しの参考にしてください。

NG1:本文冒頭をそのままコピーしている

本文の書き出しをそのままメタディスクリプションに使ってしまうパターンです。本文の書き出しは「読者を引き込む」目的で書かれているため、検索結果で単独で見ると情報量が少なく、クリックにつながりにくい傾向があります。検索結果専用の要約文として書き直すのが基本です。

NG2:キーワードの詰め込みになっている

SEOを意識しすぎてキーワードを羅列してしまうと、文章として読みにくくなり、かえってクリック率が下がります。主要キーワードは1〜2語までにし、残りは対象読者や便益を伝える自然な日本語で構成します。

NG3:全記事で同じ文言を使い回している

「◯◯株式会社がお届けするマーケティング情報」のように、どの記事でも同じ説明文を設定しているケースも散見されます。記事ごとに検索意図が異なる以上、メタディスクリプションも記事ごとに最適化すべきです。テンプレ化したい場合は、構成の型だけを共通化し、中身は記事ごとに書き分けます。

NG4:タイトルと重複している

タイトルとほぼ同じ内容をメタディスクリプションに書くパターンです。検索結果では2行並ぶことになり、情報量が実質的に減ってしまいます。タイトルは主題、メタディスクリプションは「どんな読者に何を伝える記事か」という補足、と役割を分けるのが基本です。

AIでメタディスクリプションを量産・改善する方法

メタディスクリプションは「短いが考えることが多い要素」の代表例です。AIを併用することで、構成設計はもちろん、既存記事の一括見直しまで現実的な工数で進められます。

活用1:記事ごとに3案作らせて選ぶ

ChatGPTやClaudeに「記事タイトル」「対象読者」「主要キーワード」「結論」「特徴」を渡し、3つの型で100〜120文字のメタディスクリプションを出してもらいます。編集者はその中から最も自然で訴求が強いものを選ぶだけで運用でき、時間を大きく短縮できます。

活用2:既存記事の一括チェックに使う

記事一覧のURL・タイトル・現メタディスクリプション・主要キーワードをスプレッドシートにまとめ、AIに「文字数の過不足」「キーワード有無」「タイトルとの重複」を一括で評価させます。点数化して改善優先度を付けると、数十〜数百記事のメディアでも効率的に改善できます。

活用3:プロンプトをテンプレ化する

「あなたはBtoB SEOのプロです。以下の情報をもとに、100〜120文字の日本語メタディスクリプションを3案作成してください。冒頭に主要キーワードを自然に含め、対象読者・得られる結論・独自性を明示してください」といった基本形をテンプレ化します。編集者全員が同じ品質で作れる土台ができ、属人化を防げます。

三森の実務メモ:メタディスクリプションは検索結果上の営業文

BtoB中小企業の支援をしていて感じるのは、メタディスクリプションは「検索結果上の営業文」として扱うと改善が一気に進むということです。営業資料で初対面の顧客に自社サービスを20秒で紹介するとしたら何を伝えるか——その問いに近い発想で書き直すと、キーワードやテンプレ表現が減り、対象読者と便益が自然に前面に出てきます。SEO専任でない1人マーケ担当でも取り組みやすい観点なので、クリック率が伸び悩む記事があれば、まず「営業文として成立しているか」を自問してみてください。

メタディスクリプション運用のチェックリスト

公開前後に確認したいチェックリストです。新記事はもちろん、既存記事のリライト時にも活用できます。

・全体の文字数は100〜120字に収まっているか

・主要キーワードを冒頭60字前後までに含めているか

・対象読者が明確になっているか

・得られる結論や便益が1つ以上示されているか

・タイトルと内容が重複せず、補足関係になっているか

・他記事のメタディスクリプションと差別化できているか

全記事のメタディスクリプションを一括で棚卸しする手順

上のチェックリストは1記事ずつ確認するためのものです。記事が数十本を超えると、1本ずつ開いて確かめるのは現実的ではありません。ここでは、サイトマップから全記事の説明文をまとめて取り出し、機械的に見つけられる問題を洗い出してから、Search Consoleの数字で直す順番を決める手順を紹介します。1ページを選んで検索語を確かめ、書き直しの効果を測る手順は、メタディスクリプションの書き方|ページ別例文とAIプロンプトで詳しく解説しています。この記事では、その前段となる「メディア全体の点検」に絞ります。

手順1:サイトマップから全記事のtitleとdescriptionを取り出す

多くのCMSは、公開中の記事URLを並べたサイトマップ(sitemap.xml)を自動で出力しています。次のスクリプトは、サイトマップに載っている全URLを順に開き、タイトルと説明文を取り出してCSVに保存します。Pythonの標準機能だけで動くので、追加のインストールは要りません。取得は自社サイトに限り、1秒ずつ間隔を空けています。

# meta_audit.py : サイトマップの全URLから title と description を取り出し、問題に印を付けてCSVに保存する
# 使い方: python3 meta_audit.py https://example.com/sitemap.xml
import csv, re, sys, time, urllib.request
from collections import Counter
from html import unescape

def get(url):
    req = urllib.request.Request(url, headers={"User-Agent": "meta-audit/1.0"})
    return urllib.request.urlopen(req, timeout=20).read().decode("utf-8", "ignore")

def pick(pattern, text):
    m = re.search(pattern, text, re.I | re.S)
    return unescape(m.group(1)).strip() if m else ""

urls = re.findall(r"<loc>(.*?)</loc>", get(sys.argv[1]))
rows = []
for u in urls:
    h = get(u)
    rows.append({
        "url": u,
        "title": pick(r"<title[^>]*>(.*?)</title>", h),
        "description": pick(r'<meta[^>]+name="description"[^>]+content="([^"]*)"', h),
    })
    time.sleep(1)  # 自社サイトでも間隔を空けて取得する

dup = Counter(r["description"] for r in rows if r["description"])
for r in rows:
    d, t = r["description"], r["title"]
    flags = []
    if not d: flags.append("空欄")
    elif dup[d] > 1: flags.append(f"重複({dup[d]}件)")
    if d and t and (d in t or t.split("|")[0] in d[:len(t)]): flags.append("タイトルの言い換え")
    if d and len(d) < 50: flags.append("短い")
    if len(d) > 160: flags.append("長い")
    r["chars"], r["flags"] = len(d), " / ".join(flags)

with open("meta_audit.csv", "w", newline="", encoding="utf-8-sig") as f:
    w = csv.DictWriter(f, fieldnames=["url", "title", "description", "chars", "flags"])
    w.writeheader(); w.writerows(rows)
print(len(rows), "件を meta_audit.csv に保存しました")

サイトマップが複数のファイルに分かれている場合(サイトマップインデックス)は、個別のサイトマップのURLを指定して実行してください。CMSやテーマによってはmetaタグの属性の並び順が異なり、説明文を取り出せないことがあります。そのときは、1ページのソースを表示して name="description" の書き方を確かめ、正規表現を合わせます。

手順2:機械的に見つかる4つの問題に印を付ける

スクリプトは次の4種類に印を付けます。いずれも人が読まなくても判定できるため、まずここを全件で潰すのが効率的です。

  • 空欄:説明文が出力されていません。CMSで入力したつもりでも、テンプレートの都合で出ていないことがあります。この場合、Googleは本文から表示する文を選びます。

  • 重複:複数の記事で同じ説明文が使われています。Googleのスニペットの管理に関する公式ドキュメントでも、すべてのページで同じ説明や似た説明を使うと、個々のページが検索結果に表示されたときに役に立たないとされています。

  • タイトルの言い換え:説明文の冒頭がタイトルとほぼ同じです。検索結果で同じ内容が2行並ぶことになり、この記事の「NG4」に当たります。

  • 短い・長い:50字未満と160字超に印を付けています。この数字は編集部が目安として置いた値で、Googleの基準ではありません。同じドキュメントでは、メタディスクリプションの長さに制限はなく、検索結果では必要に応じて切り詰められると説明されています。長い説明文は、前半だけで意味が通じるかを確かめるための印と考えてください。

判定は簡易的なものです。「タイトルの言い換え」は語順を変えただけの文を見逃すことがあるため、印の無い記事も、手順3で優先度が高くなったものは目で確かめます。

手順3:Search Consoleの数字と結合して直す順番を決める

印が付いた記事をすべて同時に直す必要はありません。Search Consoleの検索パフォーマンスレポートで「ページ」タブを開き、過去3か月のデータをエクスポートします(Search Consoleヘルプ:検索パフォーマンス レポート)。手順1のCSVとURLで突き合わせ、次の順に並べます。

  • 最優先:表示回数が多く、空欄または重複の印が付いている記事。検索結果に出ているのに、説明文が役割を果たしていない状態です。

  • 次点:表示回数が多く、同じ順位帯の他の記事よりクリック率が低い記事。印が無くても、検索語と説明文がずれている可能性があります。

  • 後回し:表示回数がほとんど無い記事。説明文を直しても見られる機会が少ないため、本文や狙う語の見直しが先です。

クリック率は順位によって大きく変わるため、全記事の平均と比べるのではなく、平均掲載順位が近い記事どうしで比べます。

手順4:まとめて直したらサイトマップで知らせる

新しい説明文は、Googleがページを再クロールしてから検索結果に反映されます。Googleの再クロールのリクエストに関する公式ドキュメントでは、多数のURLがある場合はサイトマップを送信すること、クロールには数日から数週間かかることがあることが説明されています。棚卸しで10本、20本とまとめて直した場合は、1本ずつURL検査ツールで送るより、サイトマップを送信するほうが手間がかかりません。直した日付と記事の一覧は、手順1のCSVに列を足して残しておくと、効果を確かめるときに使えます。

複数人で書くメディアのメタディスクリプション運用ルール

棚卸しで直しても、書く人ごとにルールが違えば、半年後には同じ問題が戻ってきます。執筆者が複数いるメディアや、外注ライターに記事を任せているメディアでは、説明文の書き方を短いルールにして共有しておくと、公開前の確認が楽になります。次のひな形の空欄を自社の値で埋めて使ってください。

【メタディスクリプション運用ルール(記入例付き)】
1. 書く人:記事の執筆者が下書きし、公開前に編集責任者(   )が確認する
2. 1文目:検索者の問いへの答え、またはこの記事で分かることを言い切る
3. 2文目:この記事にしか無いもの(手順、テンプレート、調査データなど)を1つ書く
4. 使う型:「型の選び方」の対応表から1つ選ぶ。組み合わせる場合も2つまで
5. 書かないこと:本文に無い数字・実績、No.1・必ず・圧倒的などの誇張、全記事共通の定型文
6. 長さ:全角  〜  字(社内の目安。Googleの公式ドキュメント上の上限は無い)
7. 年号:入れるのは本文を毎年更新する記事だけ。更新担当(   )と見直し月( 月)を決める
8. 見直しのきっかけ:本文の結論・数字・年号を変えたとき/棚卸しで印が付いたとき/Search Consoleで表示回数が多いのにクリック率が低いとき
9. 記録:変更日と変更前後の文面を記事管理表に残す

6の文字数は、社内でそろえるための目安として決めます。Googleの公式ドキュメントに上限は無いため、「全角何字まで」に正解はありません。大切なのは、前半だけ読まれても意味が通じることと、全記事で書き方の水準がそろっていることです。8の「本文を変えたとき」は見落とされやすい項目です。本文の結論や数字を更新したのに説明文が古いままだと、検索結果で示した約束と本文が食い違ってしまいます。

よくある質問(FAQ)

メタディスクリプションは検索順位に影響しますか?

メタディスクリプション自体は直接のランキング要因ではありません。ただし検索結果でのクリック率(CTR)に影響し、CTRが上がれば、同じ順位でも流入が増えます。順位が同じでも、メタディスクリプション次第で実際の訪問数は大きく変わります。

メタディスクリプションの最適な文字数は何文字ですか?

表示の目安はPCで約120文字、スマホで約70〜80文字です。実務では全角100〜120文字を目安にし、主要キーワードと結論を前半60文字前後以内に収めると、デバイスを問わず伝わりやすくなります。

メタディスクリプションを設定しないとどうなりますか?

未設定でもGoogleが本文から抜粋して自動生成します。ただし検索語によっては文脈がつながらない断片が表示されることがあり、クリック率を損ないやすいため、重要な記事ほど手動での設定をおすすめします。

同じメタディスクリプションを複数記事で使い回しても問題ありませんか?

避けるべきです。記事ごとに検索意図が異なるため、使い回すと各記事の魅力が伝わらず、CTRが下がります。記事ごとに対象読者と結論を反映した固有の説明文を用意してください。

AIで作ったメタディスクリプションはそのまま使ってよいですか?

下書きとしては有効ですが、そのまま使うのは避けましょう。文字数の過不足、主要キーワードの有無、対象読者の明確さを人がチェックし、自社の言葉に調整することで品質が安定します。AIは「3案作らせて選ぶ」使い方が効率的です。

既存記事のメタディスクリプションは見直す価値がありますか?

あります。本文を書き直さずにクリック率を底上げできる、費用対効果の高い施策です。表示回数は多いのにクリック率が低い記事から優先的に見直すと、変化を確かめやすくなります。

記事が多くて全部は直せません。どこまで手を入れればよいですか?

まずは空欄と重複を全件でなくし、そのうえで表示回数が多い記事から順に書き直すのが現実的です。空欄と重複は、上で紹介したスクリプトで機械的に見つけられます。表示回数がほとんど無い記事は、説明文より先に本文や狙う検索語を見直すほうが成果につながりやすいため、後回しにしてかまいません。

年号を入れた説明文は、いつ見直せばよいですか?

年が変わる前に、年号を含む記事を一覧にして見直す時期を決めておきます。年号だけを新しくして本文が古いままだと、検索結果で示した内容と本文が食い違います。本文を毎年更新する体制が無い記事は、最初から説明文に年号を入れないほうが安全です。

Googleが表示している説明文が、自分で書いたものと違います。設定が間違っているのですか?

設定の誤りとは限りません。Googleの公式ドキュメントでは、スニペットは主にページの本文から作成され、メタディスクリプションのほうがページを正確に説明できる場合に使われるとされています。まずページのソースで説明文が出力されているかを確かめ、出力されていれば、その検索語に答える内容になっているかを見直します。具体的な確かめ方は、メタディスクリプションの書き方|ページ別例文とAIプロンプトの手順をご覧ください。

まとめ|メタディスクリプションは最小工数で成果が出る改善レバー

メタディスクリプションは、本文を書き直さなくてもクリック率を底上げできる数少ない改善レバーです。文字数・基本構成・型を押さえ、NG例を避け、AIをうまく併用することで、1人マーケ担当でも短時間で成果を出せます。既存記事の棚卸しから始めると、順位が動くのを待たずに、検索流入の改善に取り組めます。

ドヤマーケでは、BtoB中小企業向けにオウンドメディアの構造設計・記事制作・メタディスクリプションを含むSEO運用までワンストップで支援しています。「タイトルとメタディスクリプションを見直したいが、工数が確保できない」という方は、お気軽にご相談ください。

関連記事・あわせて読みたい

メタディスクリプションの最適化とあわせて取り組むと効果が高い記事を紹介します。クリック率を高めても、記事タイトルや検索意図とのズレがあると成果につながりにくいためです。

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この記事の著者

Katuski.Mitsumori

三森 捷暉(みつもり かつき)

著者プロフィールはこちらから↓
 /author/mitsumori
BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表

BtoBマーケティング、SEO、コンテンツマーケティング、生成AI活用を専門とするマーケター/事業責任者です。
2021年、新卒第1号として株式会社Piece to Peace(CarryMe)に入社し、広報・マーケティング・デザイン・コンテンツ制作を横断的に担当。SEO記事、比較記事、ホワイトペーパー、ウェビナー、広告施策を組み合わせた商談創出の仕組み化を推進してきました。

その後、株式会社スリスタ(設立:2025年3月14日/代表:三森 捷暉)を設立。
現在はスリスタにて、AIを活用したマーケティング業務の自動化・省力化に注力しています。

スリスタでは、SEO記事制作、比較記事、一次情報設計、バナー制作、構成案作成といったマーケティング業務を、ユーザーが「選ぶだけ」「スワイプするだけ」で進められる設計思想をもとに、AIツールとして実務レベルで実装。
マーケティングを「1人でも回せる状態」にするための仕組みづくりを行っています。
ウェビナー・登壇実績
CarryMe主催ウェビナー
URL:https://carryme.jp/webinar58_20251126_ntt_webinar
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PR TIMES掲載イベント
URL:https://carryme.jp/agent/seminar-event/webinar23_20240417_taxi_ads_webinar/