BtoBマーケ支援

内部リンクの貼り方|Google公式の条件と棚卸しシート

30秒で分かる結論

内部リンクで成果を左右するのは本数ではなくアンカーテキストです。「こちら」「詳しくはこちら」をやめてリンク先の主題キーワードを含む文言に置き換えるだけで、検索順位が動き始めることが多くあります。既存記事の棚卸しから始めるのが、最も費用対効果の高い施策です。

  • 1記事あたり3〜5本が目安:Googleは1ページあたりのリンク数に理想的な値は無いとしています。ただし、リンクのために文章をねじ曲げるのは逆効果です。関連性が高く、読者の次の行動につながるものだけに絞ります

  • 置き場所は「文末にまとめて」ではなく本文中:末尾に「関連記事:◯◯」と並べる方式は回遊率が上がりにくい傾向があります。読者が興味を持った瞬間に読み進められる位置に、文脈に沿って差し込みます

  • 同じ文言を使い回さない:表記ゆれを含めた3〜5パターンを用意して使い分けます

  • 効果が見え始めるのは数週間〜数か月:新規記事を増やすより短期で動きやすいのが内部リンク整備の特徴です

  • 自サイト内のリンクにnofollowは不要:自サイト内のページをGoogleにクロールさせたくない場合、Googleはnofollowではなくrobots.txtのdisallowルールを使うよう案内しています

この記事では、内部リンクの基本3原則、トピッククラスターでの構造設計4ステップ、アンカーテキストの書き方5つのコツ、よくある失敗と改善策、運用チェックリストまでを解説します。

内部リンクとは、自社サイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。BtoB SEOで成果を出すには質の高い記事を書くだけでは足りず、この内部リンクの貼り方こそが、中小企業のオウンドメディアが短期間で上位化するための最大のレバーになります。しかし多くの現場では、関連記事リンクを機械的に並べるだけで終わり、評価もCVも伸び悩んでいるのが実情です。

本記事では、BtoBマーケティング支援の現場で実際に成果につながった内部リンク設計の考え方と運用のコツを、具体的な手順・チェックリスト・FAQ付きで解説します。読了後には、自社メディアの構造を整理し、クローラーにもユーザーにも評価される内部リンク運用が始められる状態を目指します。

内部リンクとは?外部リンクとの違い

内部リンクが自サイト内のページ同士をつなぐのに対し、外部リンク(被リンク)は他サイトから自サイトに張られるリンクです。内部リンクはサイト構造の伝達・評価の分配・回遊性の向上を目的とし、自分の手で設計・改善できるのが特徴です。一方の外部リンクは第三者からの評価・信頼性の指標であり、自分では直接コントロールしにくいという違いがあります。つまり内部リンクは、予算が限られるBtoB中小企業ほど投資対効果が高い「自分で動かせるSEO施策」だといえます。BtoB SEOで特に重要視される理由は3つあります。

理由1:トピックの専門性を検索エンジンに伝えられる

関連性の高い記事同士が内部リンクで結ばれていると、検索エンジンはそのサイトが特定領域に詳しいと判断しやすくなります。BtoBのようにニッチなテーマでも、適切な内部リンク構造があれば専門メディアとして評価されやすく、少ない記事数でも上位化しやすくなります。

理由2:評価(リンクジュース)を重要ページに集められる

記事への被リンク評価は、内部リンクを通じて他ページへも流れていきます。CV記事やサービスページへ計画的に内部リンクを集めることで、検索順位や商談化率の改善につなげられます。

理由3:ユーザーの回遊と商談化率を高められる

BtoBの読者は1記事だけで意思決定することはほとんどありません。関連記事や事例、ホワイトペーパー、サービス紹介と段階的に接触させる導線が必要です。内部リンクはこの読者体験を支え、読了率・PV・商談化率のすべてに影響します。

内部リンクを設置する主な場所

内部リンクは本文中だけのものではありません。検索エンジンとユーザーの双方に効くよう、サイト全体で設置場所を設計します。代表的な設置場所は、グローバルナビゲーション(全ページ共通の主要導線)、パンくずリスト(階層構造の明示)、サイドバーやフッターのリンク(重要ページへの常時導線)、本文中のコンテンツリンク(文脈に沿った回遊)、サイトマップ(クローラビリティの担保)の5つです。なかでもSEO評価とCVに最も効くのは本文中のコンテンツリンクで、読者が興味を持った瞬間に関連記事へ誘導できるため、回遊率と商談化率の両方を押し上げます。

Googleがたどれるリンクの書き方:公式ドキュメントで確認できる4つの条件

どこに置くかを決めたら、次はリンクそのものがGoogleに読み取れる形になっているかを確認します。Googleは、ページの関連性を判断するときと、クロールする新しいページを見つけるときの両方で、リンクをシグナルとして使うと説明しています(出典:Google 検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」)。ここでは、内部リンクの運用で見落としやすい点を4つに絞って整理します。いずれも2026年10月7日に編集部がGoogle 検索セントラルの公式ドキュメントで確認した内容です。

条件1:href属性を持つaタグで書く

Googleが通常クロールできるのは、href 属性を持つ <a> 要素のリンクです。href の無い <a> 要素や、スクリプトのイベントでリンクのように動かしているタグからは、URLを確実に抽出できないとされています。一方で、JavaScriptを使ってリンクを後から挿入すること自体は問題なく、挿入されたリンクが同じHTMLの形になっていればクロール可能です。次の例は、Googleが示している例をもとに編集部がURLを置き換えたものです。

【Googleが解析できる書き方】
<a href="https://example.com/seo/internal-link">内部リンクの貼り方</a>
<a href="/seo/internal-link">内部リンクの貼り方</a>
<a href="/seo/internal-link" onclick="track()">内部リンクの貼り方</a>

【非推奨の書き方(Googleが解析を試みることはある)】
<span href="/seo/internal-link">内部リンクの貼り方</span>
<a onclick="goto('/seo/internal-link')">内部リンクの貼り方</a>
<a href="javascript:goTo('internal-link')">内部リンクの貼り方</a>

ノーコードのCMSやサイト制作ツールで作ったボタンやカードは、見た目はリンクでも中身がスクリプトになっている場合があります。ページのソースや開発者ツールで、<a href= の形になっているかを一度確かめておくと安心です。JavaScriptでアンカーテキストを差し込んでいる場合について、Googleは Search Console の URL 検査ツールで、レンダリングされたHTMLにアンカーテキストが入っているかを確認するよう案内しています。

条件2:画像やバナーのリンクには代替テキストを入れる

画像をリンクにしている場合、Googleは img 要素の alt 属性をアンカーテキストとして使います。BtoBサイトでは、資料請求のバナーやサービス紹介のカードを画像で置くことがよくあります。alt が空のままだと、Googleが示す悪い例(空の代替テキストとリンクテキスト)と同じ状態になります。alt には「サービス紹介資料をダウンロードする」のように、リンク先で何ができるかを書きます。

条件3:親ディレクトリへの相対リンクに注意する

GoogleのURL構造に関するドキュメントでは、「../../」のような親ディレクトリへの相対リンクを誤ったページに置き、存在しないページに対してサーバーが適切なHTTPステータスコードを返さない場合、偽のURLが次々に生まれる「無限のスペース」が作られる可能性があると説明しています。示されている修正方法は、親ディレクトリへの相対ではなく、ルート相対URL(/ から始まる書き方)を使うことです(出典:Google 検索セントラル「Google 検索における URL 構造のベスト プラクティス」)。ヘッダーやフッターなど、全ページに共通で出る部分のリンクは特に確認しておきます。

条件4:サイト内のページをクロールさせたくないときは robots.txt を使う

Googleは、通常のリンクには rel 属性を追加する必要がないとしたうえで、rel="nofollow" を、ほかに適切な値が無く、リンク先とサイトを関連付けたくない場合などに使う値と位置づけています。そして、自サイト内のページへのリンクをGoogleにフェッチさせたくない場合は robots.txt の disallow ルールを、ページをインデックスに登録させたくない場合はクロールを許可したうえで noindex を使うよう案内しています(出典:Google 検索セントラル「Google にアウトバウンド リンクの関係性を伝える」)。記事同士をつなぐ通常の内部リンクに nofollow を付ける必要はありません。

補足:サイトマップと内部リンクの関係

Googleはサイトマップについて、サイトの各ページが適切にリンクされていれば通常はほとんどのページを検出できると説明しています。ページ数がおよそ500以下で、ホームページからリンクをたどって重要なページをすべて見つけられるサイトでは、サイトマップが必要ない可能性があるとも書かれています。また、サイトマップに載せたURLが、すべてクロールされてインデックスに登録される保証は無いとされています(出典:Google 検索セントラル「サイトマップについて」)。サイトマップの送信だけで済ませず、関連する記事からのリンクで各ページへたどれる状態を作っておくことが、Googleの説明に沿った運用です。

内部リンク設計の基本3原則

どこに何を貼るか迷ったら、次の3原則に立ち返ってください。この3点を押さえるだけで、サイト全体の評価の流れが大きく変わります。

原則1:関連性のあるページ同士を結ぶ

同じテーマを扱う記事同士、具体と抽象の関係にある記事同士を優先的に結びます。例えばBtoB SEO戦略の記事から比較記事の作り方や記事タイトルの付け方へ内部リンクを貼るように、論理的につながる関係で設計します。読者の検索意図に沿って「次に読みたい記事」へ橋渡しするイメージです。

原則2:アンカーテキストに具体的なキーワードを含める

「こちら」「詳しくはこの記事」といった曖昧な表現ではなく、リンク先の内容が一目でわかるキーワードをアンカーテキストに入れます。検索エンジンはアンカーテキストをリンク先の主題を判断する手がかりとして利用するため、キーワード設計は内部リンクの最重要ポイントになります。

原則3:重要ページへリンクが集まる構造にする

サイトの中で最も上位化させたい柱記事(ピラーページ)や、CVに直結するサービスページに、多くの内部リンクが集まる構造を意識します。逆に、ほとんど内部リンクを受けていない孤立ページは評価が上がりにくいため、設計段階で必ずリンクが流れるように配置します。

トピッククラスターで内部リンク構造を設計する手順

BtoBメディアで再現性高く成果を出すには、トピッククラスター型の構造が効果的です。ピラーページを中心に、関連する子記事(クラスターページ)を複数配置し、相互に内部リンクでつなぐ設計です。次の4ステップで整理します。

ステップ1:事業と相性のよい柱テーマを決める

提供するサービスや商材に近い領域で、検索ボリュームと事業インパクトの両方が見込める柱テーマを選びます。BtoB企業であれば「BtoBマーケティング」「オウンドメディア運営」「リード獲得」などが柱テーマになりやすい領域です。

ステップ2:ピラーページと子記事のキーワードを設計する

ピラーページは「BtoB SEOの始め方」のような広めのキーワードを狙い、子記事は「比較記事の作り方」「記事タイトルの付け方」「内部リンクの貼り方」のように具体論で分解します。こうすることで、1つの柱に10〜20記事がぶら下がる構造を自然に組み立てられます。

ステップ3:内部リンクマップを作成する

スプレッドシートなどで「発リンク元記事」「リンク先記事」「アンカーテキスト」の3列を用意し、クラスター内の記事同士のつながりを一覧化します。ピラー↔クラスター、クラスター↔クラスターの双方向で設計するのが基本で、CV記事へのリンクも忘れずに組み込みます。

ステップ4:新規記事を公開する際にマップを更新する

記事は公開して終わりではなく、公開のたびに既存記事側へリンクを追加し、マップに反映します。この運用を続けることで、サイト全体が強固なクラスター構造に育ち、検索流入の土台になります。

クラスターの組み方そのもの(Search Consoleのクエリからのまとめ方、設計シート、カニバリゼーションの判断)は、トピッククラスターの設計方法と設計シートで詳しく扱っています。また、子記事の見出しを決める段階でリンク先も決めておくと、公開後の貼り忘れが減ります。見出しの決め方はSEO構成案の作り方、どの記事を「次に読む記事」にするかの前提となる読者の目的の見分け方は検索意図の捉え方をご覧ください。

ミツモリメモ:現場で効いた内部リンクの貼り方

中小BtoBのオウンドメディア支援で実感するのは、導入から1〜3か月で変化が出る施策の筆頭が内部リンクの整備だということです。新記事を量産するよりも、既存記事のリンク構造を整理するほうが短期で順位が動くケースは珍しくありません。僕が優先するのは、検索順位が伸び悩んで停滞している記事への内部リンク追加です。あと一歩届かない記事へ、関連性の高い記事からアンカーテキストを工夫してリンクするだけで、上位に押し上がる事例を何度も見てきました。

アンカーテキストの書き方5つのコツ

アンカーテキストは内部リンクの成果を最も左右する要素です。以下の5つを意識するだけで、クリック率とSEO評価の両方が改善します。

コツ1:リンク先の主題キーワードを入れる

リンク先の記事で上位化したいキーワードを自然な形でアンカーテキストに入れます。ただし、毎回まったく同じ文言にすると不自然なので、表記ゆれを含めた3〜5パターンを用意して使い分けると効果的です。

コツ2:文中に自然な流れで差し込む

文末に「関連記事:◯◯」とまとめて並べる方式は回遊率が上がりにくい傾向があります。読者が興味を持った瞬間に読み進められるよう、本文中に文脈に沿った形で差し込むと、クリック率が明らかに向上します。

コツ3:読者の悩みに応える文言にする

「◯◯の始め方」「◯◯の費用相場」のように、読者が次に知りたいことをそのまま言語化したアンカーテキストにするとクリックされやすくなります。キーワードを含めつつ、次のアクションを提示する文言を心がけます。

コツ4:長すぎず短すぎない適度な長さにする

単語1つだけだと意味が伝わりにくく、逆に文全体をリンクにすると何が主題か分かりにくくなります。目安は8〜20文字程度。リンク先の主題を端的に示せる長さに整えます。

コツ5:同一記事内で同じリンクを乱発しない

1つの記事から同じリンク先へ何度も飛ばすのは避けます。同じリンク先へのリンクを何度も置いても、読者が得られる情報は増えません。1記事1リンクを基本に、重要度の高い位置に配置するのがコツです。

Googleの良い例・悪い例で確かめるアンカーテキスト

Googleは、良いアンカーテキストを「内容が具体的で、適度に簡潔で、テキストが掲載されているページとリンク先のページの両方に関連があるテキスト」と説明し、悪い例をいくつかの型で示しています(出典:Google 検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」)。BtoB記事に置き換えると次のとおりです。[ ]がリンクになる部分を表します。言い換えの例文は編集部が作成した架空の例です。

  • 大雑把すぎる:「こちら」「詳細」「記事」だけをリンクにする形です。「MA導入の進め方は[こちら]」ではなく、「[MA導入の進め方]を手順ごとに確認できます」のように、リンク先の主題をそのままリンクにします。

  • 不自然に長い:文全体をリンクにする形です。「[展示会後のフォローメールの書き方と、送るタイミング、件名の例文をまとめた記事を用意しました]」は、「[展示会後のフォローメールの書き方]をまとめました」のように、主題を示す部分だけを囲みます。

  • キーワードの詰め込み:Googleは、リンク先に関連するキーワードを詰め込むのを避けるよう求めており、キーワードの乱用はGoogle 検索のスパムに関するポリシーに違反すると注意しています。「[BtoB SEO 内部リンク 貼り方 SEO対策]」ではなく「[内部リンクの貼り方]」で十分です。コツ1の「主題キーワードを入れる」は、自然な文の中で1つ入れるという意味で、並べることではありません。

  • リンクの隣にリンクを置く:リンク同士が隣り合うと読者が区別しにくくなり、それぞれのリンクの前後にある文脈も失われる、とGoogleは説明しています。複数の記事を紹介するときは、リンクとリンクの間に、その記事が何を扱っているかの説明を挟みます。

Googleが勧めている確かめ方は、文脈を無視してアンカーテキストだけを読み、それだけで意味が通じるかを試すことです。意味が通じなければ、より具体的な文言にする必要があります。既存記事を見直すときも、この1点を判定基準にすると判断がぶれません。

よくある内部リンクの失敗と改善策

BtoB現場で頻繁に見かける内部リンクの失敗パターンと、その改善策をまとめます。自社メディアが当てはまっていないかチェックしてみてください。

失敗1:新着記事にだけリンクを集めている

新着記事のアピールに偏り、柱となるピラー記事や主要CV記事にリンクが集まっていないケースです。改善策は、新記事を公開するたびに「この記事のテーマの親記事」に対する内部リンクを必ず追加するルールを運用することです。

失敗2:アンカーテキストが「こちら」「詳しくはこちら」ばかり

リンク先の主題を何も伝えていない典型的なNGパターンです。既存記事のアンカーテキストを棚卸しし、主題キーワードを含む形に順次リライトしていくだけで、検索順位が動き始めることが多くあります。

失敗3:孤立ページが放置されている

どのページからも内部リンクを受けていない孤立ページは、クローラーに発見されにくく評価も伸びません。Google Search ConsoleやAhrefs、内部リンク分析ツールで定期的に棚卸しし、関連記事から必ずリンクが流れる状態を作ります。

既存記事の内部リンクを棚卸しする5ステップ

ここまでの失敗を見つけて直すには、記事を1本ずつ読み返すより、リンクを一覧にして同じ基準で確認するほうが漏れが出ません。少人数のチームでも回せるよう、手順を5つに分けます。

ステップ1:公開中の記事を一覧にする

CMSの記事一覧やサイトマップのURLをスプレッドシートに書き出し、1行1記事にします。最初はURL、記事の主題(狙う語)、役割(ピラー/クラスター/CV記事)の3列で十分です。

ステップ2:各記事が「どこからリンクされているか」を埋める

Googleは、関心のあるすべてのページに、同じサイト上の少なくとも1つ以上の別のページからのリンクがあることを推奨しています(出典:Google 検索セントラル「Google のリンクに関するベスト プラクティス」)。サイト内のどこからもリンクされていない記事が、優先して手当てする孤立ページです。記事数が多い場合は、サイト内のリンクを一覧で書き出せるクローラー型のSEOツールを使うと効率的です。

ステップ3:アンカーテキストを抜き出して判定する

各リンクのアンカーテキストを書き出し、「アンカーテキストだけを読んで意味が通じるか」で○か×を付けます。×の行には、リンク先の主題を言葉にした書き換え案を横に書きます。

ステップ4:技術面を確認する

ボタンやカードが href 属性を持つ <a> 要素になっているか、画像リンクに alt があるか、記事同士の通常のリンクに nofollow が付いていないか、共通部分に「../」で始まる相対リンクが無いかを、上で整理した4つの条件に沿って確認します。

ステップ5:直した日付を記録し、数週間後に確認する

Googleはスターターガイドで、変更が反映されるまでには数時間で済むものから数か月かかるものまであり、一般的には数週間待ってから検索結果に良い影響があったかを確認することを勧めています。あわせて、変更すれば必ず目に見える変化が現れるわけではない、とも述べています(出典:Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」)。修正日を記録しておけば、確認の時期を見誤らずに済みます。どこで見切るかの判断はSEOの効果が出るまでの期間と見切り判定シートで整理しています。

【内部リンク棚卸しシート(1行=1リンク)】
列1 リンク元URL
列2 リンク先URL
列3 リンク先の役割(ピラー/クラスター/CV記事)
列4 現在のアンカーテキスト
列5 アンカーテキストだけ読んで意味が通じるか(○/×)
列6 書き換え案(×の場合)
列7 技術チェック:a要素とhrefあり/画像ならaltあり/rel属性なし(○/×)
列8 修正日
列9 確認予定日(修正日の数週間後)
列10 メモ(孤立ページだった、リンク先を統合した など)

AIを活用した内部リンク運用の効率化

1〜2名の少人数チームで数十〜数百記事の内部リンクを整備するのは相当な工数がかかります。ここ数年はAIを併用することで現実的な運用が可能になってきました。

活用1:関連記事の候補をAIに抽出させる

記事一覧のタイトル・URL・要約をChatGPTやClaudeなどに読み込ませ、「新記事のテーマと関連の強い既存記事を5つ挙げ、リンクを貼るべき段落の位置も提案してください」と指示します。大幅な工数短縮になり、人間は最終チェックに集中できます。

活用2:アンカーテキスト案をAIに生成させる

リンク先のキーワードと記事の文脈をAIに渡し、表記ゆれを含めた3〜5パターンのアンカーテキスト案を出させます。編集者はその中から最も自然なものを選ぶだけでよく、属人的な判断も軽減できます。

活用3:既存記事の棚卸しをAIに任せる

既存記事のURL一覧と見出し構成をAIに読み込ませれば、「同じテーマで重複している記事」「リンクが不足しているペア」「新たにリンクを貼るべきポイント」をまとめて提案させることができます。四半期ごとの運用チェックのベースとして使いやすい方法です。

ミツモリメモ:AIに全部任せないほうがいい理由

AIは関連記事の抽出やアンカーテキスト案は得意ですが、「どの記事にリンク評価を集中させるか」という事業判断は人間が担うべきです。例えばCV記事が複数ある場合、今期の営業優先施策に合わせてリンクを集めるページを変える判断は、売上やサービス戦略を知っている人でないと下せません。AIで候補出しを効率化し、最後の意思決定は必ず人間が行う——この役割分担が、BtoBメディア運用で効果を最大化するコツです。

内部リンク運用のチェックリスト

記事公開前後に確認したい内部リンクのチェックリストです。新記事公開のたびに一度目を通す運用にすると、貼り忘れや孤立ページを防げます。

・関連性の高い既存記事3本以上から新記事へリンクを貼ったか

・新記事内からピラーページやCV記事へリンクを流しているか

・アンカーテキストにリンク先のキーワードを含めているか

・「こちら」「詳しくは」など曖昧な表現になっていないか

・同じ記事に同一リンクを重複して貼っていないか

・内部リンクマップを更新したか

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よくある質問(FAQ)

Q. 内部リンクは1記事に何本貼るのが適切ですか?

Googleは1ページあたりのリンク数に理想的な値は無いとしたうえで、リンクの数が多すぎると感じる場合は実際に多すぎる可能性が高いと述べています。本文の文脈に自然に収まる範囲が原則です。リンクのために文章をねじ曲げるのは逆効果なので、3〜5本程度を目安に、関連性が高く読者の次の行動につながるものだけに絞るのがおすすめです。

Q. 内部リンクの効果はどのくらいで出ますか?

サイトの規模や競合状況によりますが、既存記事のリンク構造を整理した場合、数週間〜数か月で順位やクローラーの巡回頻度に変化が見えはじめるケースが多いです。新規記事を増やすよりも短期で動きやすいのが内部リンク整備の特徴です。

Q. nofollowは内部リンクに付けるべきですか?

基本的に自サイト内のページ同士をつなぐ内部リンクにnofollowは不要です。自サイト内のページをGoogleにクロールさせたくない場合、Googleはnofollowではなくrobots.txtのdisallowルールを使うよう案内しています。検索結果に表示させたくないページは、クロールを許可したうえでnoindexを使います。通常の記事間リンクには付けません。

Q. 古い記事にも内部リンクを足したほうがいいですか?

はい。新記事から古い記事へ、また古い記事から関連する新記事へと双方向でリンクを足すと、サイト全体の評価が循環します。特に検索順位があと一歩で上位に届かない記事は、内部リンクの追加で改善しやすい狙い目です。

Q. 内部リンクと外部リンク、どちらを優先すべきですか?

自分でコントロールできる内部リンクから着手するのが効率的です。内部リンクでサイト構造を整えたうえで、コンテンツの質を高めて自然な被リンク(外部リンク)を獲得していく順番が、BtoB中小企業には現実的です。

Q. 内部リンクのURLは絶対パスと相対パスのどちらで書くべきですか?

Googleのリンクのベストプラクティスでは、https:// から始まる絶対URLも、/ から始まるURLも、Googleが解決できる例として示されています。注意したいのは「../」のような親ディレクトリへの相対リンクです。置く場所を誤ると存在しないURLが量産される原因になるため、GoogleはURL構造のドキュメントで、ルート相対URLを使う修正方法を示しています。

Q. サイトマップを送信していれば、内部リンクは少なくても大丈夫ですか?

サイトマップはURLを検索エンジンに伝える助けになりますが、載せたURLがすべてクロール・インデックス登録される保証は無いとGoogleは説明しています。また、Googleは関心のあるすべてのページに、同じサイト上の別のページから少なくとも1つ以上のリンクがあることを推奨しています。サイトマップと内部リンクは、両方を整えておくのが基本です。

Q. 資料請求バナーなど、画像からのリンクにもアンカーテキストはありますか?

あります。Googleは、画像をリンクにしている場合は img 要素の alt 属性をアンカーテキストとして使うと説明しています。alt を空にせず、「サービス紹介資料をダウンロードする」のように、リンク先の内容が分かる説明を入れてください。

まとめ|内部リンクはBtoBオウンドメディアの投資対効果を決める

内部リンクは、サイト構造を検索エンジンに伝え、ユーザーの回遊と商談化率を高めるためのインフラです。「関連性」「アンカーテキスト」「リンクを集めるページ設計」の3原則を押さえ、トピッククラスターで設計し、AIを運用効率化に活用することで、少人数チームでも大手メディアに匹敵するSEO評価を獲得できます。

ドヤマーケでは、BtoB中小企業向けにオウンドメディアの構造設計・記事制作・内部リンク運用まで一気通貫でサポートしています。自社メディアの内部リンクを整備したいが、どこから手を付けるべきか分からないという方は、ドヤマーケの無料相談でご相談ください。記事制作の効率化にはドヤライティングAIもぜひお試しください。

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この記事の著者

Katuski.Mitsumori

三森 捷暉(みつもり かつき)

著者プロフィールはこちらから↓
 /author/mitsumori
BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表

BtoBマーケティング、SEO、コンテンツマーケティング、生成AI活用を専門とするマーケター/事業責任者です。
2021年、新卒第1号として株式会社Piece to Peace(CarryMe)に入社し、広報・マーケティング・デザイン・コンテンツ制作を横断的に担当。SEO記事、比較記事、ホワイトペーパー、ウェビナー、広告施策を組み合わせた商談創出の仕組み化を推進してきました。

その後、株式会社スリスタ(設立:2025年3月14日/代表:三森 捷暉)を設立。
現在はスリスタにて、AIを活用したマーケティング業務の自動化・省力化に注力しています。

スリスタでは、SEO記事制作、比較記事、一次情報設計、バナー制作、構成案作成といったマーケティング業務を、ユーザーが「選ぶだけ」「スワイプするだけ」で進められる設計思想をもとに、AIツールとして実務レベルで実装。
マーケティングを「1人でも回せる状態」にするための仕組みづくりを行っています。
ウェビナー・登壇実績
CarryMe主催ウェビナー
URL:https://carryme.jp/webinar58_20251126_ntt_webinar
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PR TIMES掲載イベント
URL:https://carryme.jp/agent/seminar-event/webinar23_20240417_taxi_ads_webinar/