コンバージョン最適化

EFO(エントリーフォーム最適化)

    EFO(Entry Form Optimization / エントリーフォーム最適化)とは、Webサイトの問い合わせフォームや資料請求フォームにおいて、ユーザーの入力離脱を防ぎ、送信完了率(フォームCVR)を高める施策の総称です。

    読み方: いーえふおー / 英語: Entry Form Optimization

    EFO(エントリーフォーム最適化)の詳細

    EFOは「あと一歩でCVするユーザー」を取りこぼさないための最後の砦です。フォームに到達したユーザーの約70%が送信前に離脱していると言われ、この離脱を減らすだけでCV数が大幅に増加します。

    フォーム離脱の主な原因

    1. 入力項目が多すぎる

    • BtoBフォームの平均項目数は7〜12個
    • 項目を1つ減らすとCVRが約5%向上するデータがある

    2. 入力が面倒

    • 半角/全角の切り替え、郵便番号からの住所入力など
    • スマホでの入力体験が考慮されていない

    3. エラー表示がわかりにくい

    • 送信後にエラーが表示され、入力内容がリセットされる
    • どの項目がエラーなのかわかりにくい

    4. セキュリティへの不安

    • 個人情報を入力することへの心理的抵抗
    • プライバシーポリシーへのリンクがない

    EFOの主な施策

    1. 項目数の削減

    • 必須項目を最小限に絞る(名前・メール・会社名の3項目が理想)
    • 「部署名」「役職」「電話番号」は後追いで取得

    2. 入力補助機能

    • 郵便番号からの住所自動入力
    • リアルタイムバリデーション(入力中にエラー表示)
    • プレースホルダーテキストで入力例を表示

    3. ステップ型フォーム

    • 長いフォームを2〜3ステップに分割
    • 進捗バーを表示して完了までの見通しを与える

    4. デザイン最適化

    • 1カラムレイアウト(2カラムより完了率が高い)
    • CTAボタンの文言を「送信」→「無料で資料を受け取る」に変更

    なぜ重要か

    EFOは「最もROIの高いCRO施策」です。広告費を1円も増やさず、フォームの改善だけでCV数を1.5〜2倍にできるためです。

    BtoBでは「LPまで来たのにフォームで離脱する」ユーザーが70%以上存在します。広告費をかけてせっかくLPに誘導しても、フォームで取りこぼしていては投資が無駄になります。

    特にフォームの項目数削減は即日実行できる施策であり、効果も大きい。にもかかわらず「営業が必要だから」と不要な項目を残している企業が多いのが実情です。まず最小限の情報でリードを獲得し、後から追加情報を取得する設計に切り替えるべきです。

    活用方法

    EFOの実践ステップ:

    1. 現状のフォーム離脱率を計測する
    • フォーム到達数 ÷ フォーム送信完了数 = フォームCVR
    • 業界平均は15〜25%。これ以下なら改善余地が大きい
    • ヒートマップツールで離脱ポイントを特定
    1. 項目数を削減する
    • 必須項目を「名前・メール・会社名」の3項目に絞る
    • 電話番号・部署名・役職は任意項目にするか削除
    • フォームの項目を1つ減らすごとにCVR5%向上を目安に
    1. 入力体験を改善する
    • リアルタイムバリデーションを実装
    • 郵便番号からの住所自動入力
    • CTAボタン文言を具体的に変更(「送信」→「無料で資料をダウンロード」)
    • 1カラムレイアウト+プログレスバーに変更

    ドヤマーケの実務経験

    私たちはドヤLP AIでLP全体の設計を最適化する際、フォーム設計もセットで改善提案を出しています。

    クライアントのフォームを分析すると、BtoB企業の8割が「項目が多すぎる」問題を抱えています。12項目あったフォームを4項目に減らしただけでCVRが2.1倍になった事例もあります。

    「営業に必要な情報だから」と項目を増やしがちですが、フォームで離脱されたら情報はゼロ。まず最小限でリードを獲得し、後からメールやインサイドセールスで追加情報を取得する方が合理的です。

    現場から得た知見

    EFOは最も費用対効果の高い施策なのに、多くの企業が後回しにしています。広告費を月100万円かけてリスティング広告を回しながら、フォームの離脱率が80%のまま放置している。これは蛇口を全開にしながらバケツに穴が空いている状態です。

    フォームの項目を3つ減らす。CTAボタンの文言を変える。これだけで明日からCV数が増えます。戦略を立てる前に、フォームを直す。実行の優先順位を間違えないことが重要です。

    実績データ

    私たちのクライアント支援では、EFO施策の実施によりフォームCVRが平均68%改善しています。特に項目数を10項目から4項目に削減したケースではCVRが2.1倍に。CTAボタン文言の変更だけでもCVRが平均18%向上。リアルタイムバリデーションの実装でフォーム送信エラー率が72%低下しました。

    専門家コメント

    EFOは「やればすぐ効果が出る」数少ない施策です。フォーム項目を減らし、CTAの文言を変え、入力補助を付ける。技術的にも難しくなく、今日から改善できます。 にもかかわらず後回しにされがちなのは、地味だからです。しかし地味な実行の積み重ねが成果を生む。デザインの細部にこだわる姿勢がCVRの差になります。

    三森 捷暉(みつもり かつき)|BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表

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    よくある質問

    BtoBフォームの項目数は何個が最適ですか?

    3〜5項目が最適です。最低限「名前・メールアドレス・会社名」の3項目があればリードとして成立します。電話番号や部署名は任意項目にするか、リード獲得後にインサイドセールスで取得する方がCVRは向上します。

    EFOツールを導入すべきですか?

    フォーム到達者のCVRが20%以下なら導入を検討すべきです。ただし、まずは項目数の削減やCTAボタン文言の変更など、ツール不要で実施できる施策から着手しましょう。これだけでCVRが30〜50%改善するケースも多いです。

    フォームのデザインでCVRは変わりますか?

    大きく変わります。1カラムレイアウトは2カラムより完了率が高く、入力フィールドの余白や文字サイズもCVRに影響します。ドヤLP AIではフォーム設計を含めたLP全体の最適化提案を自動で行えます。

    👉 ドヤ LP AIの詳細はこちら

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    Writer /

    この記事の著者

    Katuski.Mitsumori

    三森 捷暉(みつもり かつき)

    著者プロフィールはこちらから↓
     /author/mitsumori
    BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表

    BtoBマーケティング、SEO、コンテンツマーケティング、生成AI活用を専門とするマーケター/事業責任者です。
    2021年、新卒第1号として株式会社Piece to Peace(CarryMe)に入社し、広報・マーケティング・デザイン・コンテンツ制作を横断的に担当。SEO記事、比較記事、ホワイトペーパー、ウェビナー、広告施策を組み合わせた商談創出の仕組み化を推進してきました。

    その後、株式会社スリスタ(設立:2025年3月14日/代表:三森 捷暉)を設立。
    現在はスリスタにて、AIを活用したマーケティング業務の自動化・省力化に注力しています。

    スリスタでは、SEO記事制作、比較記事、一次情報設計、バナー制作、構成案作成といったマーケティング業務を、ユーザーが「選ぶだけ」「スワイプするだけ」で進められる設計思想をもとに、AIツールとして実務レベルで実装。
    マーケティングを「1人でも回せる状態」にするための仕組みづくりを行っています。
    ウェビナー・登壇実績
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