デザイン
ワイヤーフレーム
ワイヤーフレームとは、Webページのレイアウト・要素配置を線画で示す設計図で、デザイン着手前に情報構造と導線を確定させるために作成します。
読み方: わいやーふれーむ / 英語: Wireframe
ワイヤーフレームの詳細
ワイヤーフレームは、Webページの「何を・どこに・どの順で配置するか」を決めるための設計図です。色やフォントといったビジュアル要素は含めず、情報の優先順位と導線設計に集中します。
構成要素
1. ヘッダー・ナビゲーション
- ロゴ位置、メニュー項目、CTAボタンの配置を定義
- モバイルではハンバーガーメニューの展開仕様も記載
2. コンテンツエリア
- ファーストビューに何を置くか(キャッチコピー・画像・フォーム)
- セクションの順序と各セクションの役割を明記
3. CTA・フォーム
- ボタンの位置と数、フォームの入力項目を具体的に指定
- ページ内の複数CTAの優先度を決める
作成の実務ポイント
ワイヤーフレームはFigma・PowerPoint・手書きなど形式を問いません。重要なのは、コピーライター・デザイナー・クライアント間で「このページで何を伝えるか」の合意を取ること。AIでコピー案を複数生成し、ワイヤーフレーム上に仮配置して比較検討するスピードPDCAが効果的です。完成度30%の段階でフィードバックを得ることで、手戻りを最小化できます。
なぜ重要か
ワイヤーフレームが重要な理由は、デザイン工程での手戻りコストを大幅に削減できるためです。
デザイン完成後に「この情報が足りない」「CTAの位置を変えたい」という修正が入ると、デザイナーの工数が2〜3倍に膨らみます。ワイヤーフレーム段階で構成を確定させれば、デザイナーはビジュアル表現に集中でき、制作スピードが上がります。
特にLP制作では、構成の良し悪しがCVRに直結するため、ワイヤーフレームでの検証が成果を左右します。
活用方法
ワイヤーフレーム作成ステップ:
- ページの目的とターゲットを1文で定義
- 例:「製造業の部長層にSEO記事作成AIの資料請求をさせる」
- この1文がブレると、すべての構成判断が曖昧になる
- 必要な情報を洗い出し、優先順位をつける
- 課題提起→解決策→機能紹介→実績→料金→CTA の順が基本
- AIで構成パターンを3案生成し、最適な流れを選択
- 各セクションの要素を配置し、チームでレビュー
- 完成度30%で初回共有、フィードバックを即反映
- デザイン着手前に「これで構成確定」の合意を明文化する
ドヤマーケの実務経験
ドヤAIのLP制作サービスでは、AIがワイヤーフレームの構成案を自動生成し、ユーザーが要素の順序や内容を調整する設計を採用しています。構成案を複数提示し、人間が選択・編集することで、制作時間を短縮しつつ成果の出るLP構成を実現しています。
現場から得た知見
ワイヤーフレームで最も多い失敗は「きれいに作りすぎる」こと。Figmaで細部まで整えたワイヤーフレームは、それ自体がデザインと混同され、本来の目的である構成検証がおろそかになります。手書きレベルの粗さで十分。大事なのは「CTAまでの導線に無駄がないか」を30分で検証し、翌日にはデザイン着手できるスピード感です。
実績データ
当社支援先でワイヤーフレーム工程を導入したLP制作プロジェクトでは、デザイン修正回数が平均4.2回から1.5回に減少。制作期間が平均12営業日から7営業日に短縮され、初回公開時のCVRも平均1.3倍に向上しました。
専門家コメント
ワイヤーフレームに3日かけるチームより、1時間で作って即レビューに回すチームの方が成果が出る。完璧な設計図より、速い検証サイクルが勝ちます。
三森 捷暉(みつもり かつき)|BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表
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よくある質問
ワイヤーフレームはどのツールで作るべきですか?
Figmaが業界標準ですが、ツール選びに時間をかけるより、PowerPointや手書きでも構いません。チームが使い慣れたツールで素早く作成し、共有・フィードバックのサイクルを速く回すことが最も重要です。
ワイヤーフレームとモックアップの違いは?
ワイヤーフレームは情報構造と配置を示す線画、モックアップは色・フォント・画像を含むビジュアルデザインです。ワイヤーフレームで構成を確定→モックアップでビジュアルを確定、の順で進めるのが基本フローです。
ワイヤーフレームなしでデザインに入るのはNGですか?
小規模な修正や既存テンプレートの流用であれば省略可能です。ただし新規LP制作やサイトリニューアルでは、ワイヤーフレームを省略すると手戻りが発生しやすく、結果的にコストが増えるため推奨しません。
