デザイン

ブランドガイドライン

    ブランドガイドラインとは、ロゴ使用規定・カラーパレット・フォント・トーン&マナーなど、ブランドの一貫性を保つためのルールを体系的にまとめた文書です。

    読み方: ぶらんどがいどらいん / 英語: Brand Guideline

    ブランドガイドラインの詳細

    ブランドガイドラインは、社内外のクリエイターがブランドに関わる制作物を作る際の「判断基準」を明文化したものです。デザインだけでなく、文章のトーンや写真の選び方まで含みます。

    主要な構成要素

    1. ビジュアルアイデンティティ

    • ロゴ:使用可能なバリエーション、最小サイズ、余白規定、禁止例
    • カラー:プライマリ・セカンダリカラーのカラーコード(HEX/RGB/CMYK)
    • タイポグラフィ:見出し・本文・キャプションのフォント指定

    2. 言語アイデンティティ

    • トーン&マナー:「親しみやすいが軽すぎない」等の言葉遣いの方針
    • コピーライティングルール:NG表現、敬語レベル、専門用語の扱い

    3. 写真・イラスト・アイコン

    • 使用可能な写真のトーン(明るい・自然光・人物あり等)
    • イラストのタッチ、アイコンのスタイル統一

    AI時代のブランドガイドライン

    AIでバナーやコピーを量産する時代において、ブランドガイドラインの重要性はむしろ増しています。AIが生成した大量のクリエイティブから「ブランドに合うもの」を選別する基準がなければ、ブランドイメージがバラバラになります。ガイドラインをAIへのプロンプトに組み込み、生成段階からブランドトーンを反映させる運用が効果的です。

    なぜ重要か

    ブランドガイドラインが重要な理由は、マーケティング施策が増えるほど「ブランドの一貫性」を保つことが難しくなるためです。

    SNS投稿、SEO記事、バナー広告、LP、メルマガ——複数のチャネルで複数の担当者が制作物を作ると、色味やトーンがバラバラになりがちです。ガイドラインがあれば、誰が作っても「この会社らしい」統一感を維持でき、ブランド認知の蓄積効率が上がります。

    特にAIで制作物を量産する場合、選別基準としてのガイドラインが不可欠です。

    活用方法

    ブランドガイドライン作成ステップ:

    1. 最低限のルールから始める
    • ロゴの使い方、メインカラー3色、フォント2種類を決める
    • 完璧なガイドラインを目指さず、まず1ページで運用開始
    1. 制作物のNG例を蓄積する
    • 実際に「ブランドに合わない」と判断した制作物を集め、なぜNGかを言語化
    • NG例があると、ガイドラインの実効性が格段に上がる
    1. AIプロンプトにガイドラインを組み込む
    • バナー・コピー生成時のプロンプトにカラーコードやトーン指定を含める
    • AI生成物のブランド適合率を週次で計測し、プロンプトを改善

    ドヤマーケの実務経験

    ドヤAIのバナー制作サービスでは、ユーザーがブランドカラーやフォントを事前設定でき、AI生成時にブランドガイドラインを自動反映する機能を搭載しています。ブランドトーンに沿ったバナーを大量生成し、その中から最適なものを人間が選択するワークフローを実現しています。

    現場から得た知見

    ブランドガイドラインを「100ページのPDF」として作る企業がありますが、誰も読みません。実行されないガイドラインは存在しないのと同じ。Googleスライド1枚にカラーコード・フォント・NG例を載せ、社内Slackにピン留めする。それだけで統一感は劇的に変わります。AI量産時代は、プロンプトにコピペできる簡潔さこそが正義です。

    実績データ

    当社支援先でブランドガイドラインを策定・運用した企業では、クリエイティブ制作時の修正依頼が平均3.1回から0.8回に減少。外部パートナーへのデザイン発注時の初稿承認率が28%から72%に向上しました。

    専門家コメント

    ガイドラインは作ることがゴールではなく、使われることがゴール。A4一枚でいいから、明日の制作から全員が参照できる状態にする。その実行の速さがブランドの一貫性を作ります。

    三森 捷暉(みつもり かつき)|BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表

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    よくある質問

    小規模企業でもブランドガイドラインは必要ですか?

    はい。むしろ少人数だからこそ、暗黙知に頼らず明文化すべきです。担当者が変わった時や外部に発注する際に、ブランドの一貫性が崩れるリスクを防げます。最低限、ロゴ・カラー・フォントの3点を決めるだけでも効果があります。

    ブランドガイドラインの更新頻度は?

    年1回の見直しが目安ですが、新しいチャネル(TikTok等)に展開する際やリブランディング時には都度更新します。NG例の追加は随時行い、運用しながら育てるドキュメントとして扱うのが現実的です。

    AIにブランドガイドラインを理解させるコツは?

    カラーコード・フォント名・トーンの具体例(OK例とNG例)をプロンプトに含めます。「親しみやすい」ではなく「です・ます調、1文40字以内、専門用語には括弧で説明を付ける」のように定量的に記述すると、AI生成物の品質が安定します。

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    この記事の著者

    Katuski.Mitsumori

    三森 捷暉(みつもり かつき)

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     /author/mitsumori
    BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表

    BtoBマーケティング、SEO、コンテンツマーケティング、生成AI活用を専門とするマーケター/事業責任者です。
    2021年、新卒第1号として株式会社Piece to Peace(CarryMe)に入社し、広報・マーケティング・デザイン・コンテンツ制作を横断的に担当。SEO記事、比較記事、ホワイトペーパー、ウェビナー、広告施策を組み合わせた商談創出の仕組み化を推進してきました。

    その後、株式会社スリスタ(設立:2025年3月14日/代表:三森 捷暉)を設立。
    現在はスリスタにて、AIを活用したマーケティング業務の自動化・省力化に注力しています。

    スリスタでは、SEO記事制作、比較記事、一次情報設計、バナー制作、構成案作成といったマーケティング業務を、ユーザーが「選ぶだけ」「スワイプするだけ」で進められる設計思想をもとに、AIツールとして実務レベルで実装。
    マーケティングを「1人でも回せる状態」にするための仕組みづくりを行っています。
    ウェビナー・登壇実績
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