AI・マーケトレンド

インタビュー記事の書き方と作成手順|テンプレ・質問例30問

録音から記事の下書きを作りたい方に:ドヤインタビューAI

取材音声の文字起こしから構成・下書きまで進めたい方には、ドヤAIシリーズの「ドヤインタビューAI」がおすすめです。音声・動画をもとに話者ごとの発言を整理し、記事の叩き台を作れます。

本記事の質問設計と構成テンプレートで取材の目的を整理したうえで活用してください。生成後は原音との照合と取材先の確認を行い、発言の意味を保って仕上げます。

ドヤインタビューAIの機能・使い方を見る

30秒で分かる結論

  • インタビュー記事の制作では、取材前に読者・目的・聞きたい具体例を決め、取材後に発言と事実を確認します

  • 型は「Q&A型」「一人称モノローグ型」「三人称ルポ型」の3つから選びます

  • 録音→文字起こし→構成→下書きは、いまはAIで大幅に短縮できます

  • ただし発言の事実確認と本人確認(先方チェック)だけは省略できません

本記事では、採用広報や導入事例などBtoBでよく作るインタビュー記事を想定に、構成テンプレートと質問例、録音からAIで記事化する手順までをまとめて解説します。

インタビュー記事とは:用途ごとに「誰に何を伝えるか」が変わる

インタビュー記事は、取材相手(インタビュイー)の発言を中心に組み立てる記事です。聞き手(インタビュアー)が取材で得た一次情報を、読者が読みやすい形に編集して届けます。書き手の意見ではなく、当事者の経験や判断の理由を伝えられる点が、一般的な解説記事との違いです。

BtoBでよく作るインタビュー記事は、用途によって読者と聞くべき内容が変わります。書き始める前に、どの用途の記事かを決めておきます。

  • 導入事例:読者は同じ課題を持つ検討中の担当者です。導入前の課題、比較した選択肢と決め手、導入後の変化と条件を聞きます。三人称ルポ型かQ&A型が向きます。

  • 採用広報(社員インタビュー):読者は応募を考えている人です。仕事の中身、入社前後のギャップ、職場の雰囲気が分かる具体的な場面を聞きます。Q&A型が向きます。

  • 代表・経営者インタビュー:読者は取引先、投資家、応募者など幅広い層です。事業を始めた理由、判断の基準、これからの方針を聞きます。一人称モノローグ型が向きます。

用途が決まると、質問の重心と型、タイトルに入れる語が決まります。このあとの質問例も、用途ごとに分けて紹介します。

インタビュー記事の3つの型

最初に型を決めると、質問設計も編集も迷わなくなります。

  • Q&A型:質問と回答をそのまま並べる。作成が速く、発言のニュアンスが残る。採用広報や社員紹介向き

  • 一人称モノローグ型:語り手の言葉だけで構成する。想いが伝わりやすく、ストーリー性が強い。代表インタビューやブランディング向き

  • 三人称ルポ型:書き手の地の文に発言を引用として編み込む。客観性と説得力が出る。導入事例や取材記事向き

導入事例ならルポ型かQ&A型、人物の魅力を伝えたいならモノローグ型、と覚えておくと選びやすいです。

同じ発言を3つの型で書くとどう変わるか(例文)

型による違いは、同じ発言を書き分けてみると分かりやすくなります。以下は編集部が作成した架空の例で、後述の「整える前と後の例」で使っている文字起こし(営業資料が担当者ごとにバラバラだった、という発言)をもとにしています。三人称ルポ型の書き方はそちらの節で示しているため、ここではQ&A型と一人称モノローグ型を示します。

【Q&A型】

――導入前は、どのような状況だったのでしょうか。

営業資料は各自がバラバラに作っていました。探すのにも時間がかかりますし、内容が古いままのものもあって、そこが一番困っていたところです。

【一人称モノローグ型】

以前は、営業資料を各自がバラバラに作っていました。探すのに時間がかかるだけでなく、内容が古いままの資料が残っていることもあり、それが一番の悩みでした。

3つを比べると、Q&A型は質問文があるぶん話の流れが分かりやすく、発言をほぼそのまま使えます。モノローグ型は質問文を消す代わりに、「以前は」「それが一番の悩みでした」のように前後をつなぐ言葉を語り手の口調で補います。ルポ型は事実を地の文に移し、本人の評価だけを引用に残します。どの型でも、「探すのに時間がかかる」「内容が古い」「一番困っていた」という事実と評価は変えていません。

AIに下書きを作らせる場合は、本記事の「ステップ3」のプロンプトの型名を差し替えたうえで、Q&A型なら「質問文は取材時の質問を短く整えて残す」、モノローグ型なら「質問文を消し、語り手の一人称でつなぐ。地の文は入れない」と1行足すと、型の違いが出やすくなります。

対談・複数人インタビューを記事にするときの3つの注意点

経営者同士の対談や、導入企業の担当者と現場メンバーを同時に取材する場合は、一人のインタビューとは別の手間がかかります。次の3点を先に決めておくと編集で迷いません。

  • 話者の表記を統一する:初出はフルネームと役職、2回目以降は「姓」だけなど、記事内で一つのルールに揃えます。同じ姓の人が複数いる場合は役職や名で区別します。

  • 発言の割り振りを原音で確認する:AIの文字起こしは話者を自動で分けてくれますが、声質が近い人同士や、相づちで発言が重なった箇所は入れ替わることがあります。誰の発言かで意味が変わる箇所(意思決定の理由、評価、数字)は、必ず録音で話者を確認します。

  • 発言量を見出し単位で整える:話し好きな人に発言が偏ると、対談なのに一人の記事に見えます。テーマごとに見出しを切り、各見出しに全員の発言が最低1回は入るように並べ替えます。並べ替えても、誰がどの発言をしたかは変えません。

原稿確認は登場する全員に依頼します。一人の修正で他の人の発言との整合が崩れることがあるため、修正反映後にもう一度全員の確認を取ってから公開します。

取材前:質問設計のテンプレート

質問は「時系列×感情の山」で設計します。基本の流れは次の6ブロックです。

  • 現在:いまの役割・事業内容(ウォーミングアップ)

  • 過去:きっかけ・当時の課題(なぜ始めたのか)

  • 転機:一番大変だった瞬間と乗り越え方(記事の山場)

  • 変化:導入・決断の前後で何が変わったか(数字があれば最強)

  • 未来:これからやりたいこと

  • 読者へ:同じ課題を持つ人への一言(締めの引用に使える)

この順番で聞けば、記事の構成に必要な素材が一通り揃います。質問は10〜15個に絞り、1時間の取材なら深掘りの余白を必ず残します。

導入事例の取材で使える質問例12問

以下は質問を準備するための例です。実際の取材回答や導入効果を示したものではありません。読者が知りたい課題に合わせて選び、相手が答えにくい情報は公開可能な範囲を確認します。

  1. 現在の担当業務と、今回取り上げる取り組みの範囲を教えてください。

  2. 取り組みを始める前は、誰がどのような手順で業務を進めていましたか。

  3. 困っていたことが表れた具体的な場面を、一つ教えてください。

  4. その課題を解決しようと決めたきっかけは何でしたか。

  5. どのような選択肢を比較し、何を基準に決めましたか。

  6. 導入前に不安だった点と、確認したことは何ですか。

  7. 最初に試した範囲と、本格運用までの進め方を教えてください。

  8. 進める途中でうまくいかなかったことと、変えた点は何ですか。

  9. 導入前後で変わった業務を、同じ条件で比較するとどうなりますか。

  10. その変化を確認できる記録はありますか。期間・対象件数・計算方法も教えてください。

  11. まだ解決していない課題や、この方法が合わない場面はありますか。

  12. 同じ課題を持つ読者が最初に確認すべきことは何でしょうか。

抽象的な回答を具体化する追加質問

「効率化できた」なら「どの作業が、誰にとって、どう変わったか」、「使いやすい」なら「直近で使った場面と、迷わずできた操作」を尋ねます。望ましい答えに誘導せず、相手の経験を聞いてください。

数字が出たら、比較期間・対象範囲・母数・他に変えた施策を確認します。数字がない場合は、確認できる手順の変化や具体的なエピソードで伝え、推測の削減率を補わないようにします。追加確認が必要な点は、原稿に断定して書く前に取材先へ確認します。

三森の実務メモ:質問リストは事前に先方へ送りますが、当日はリストをなぞるより「相手の回答の中の意外な一言」を拾って深掘りするほうが、記事のハイライトになる発言が取れます。リストは「全部聞くため」ではなく「脱線しても戻れるため」の安全網として使います。

採用広報・代表インタビューで使える質問例18問

導入事例以外の用途で使える質問例です。いずれも編集部が作成した準備用の例で、実際の回答を示したものではありません。用途に合わせて選び、1回の取材で全部を聞く必要はありません。

【採用広報:新卒社員向け】

  • 入社を決めた理由と、ほかに迷った選択肢を教えてください。

  • 入社して最初に任された仕事は何でしたか。

  • 最初につまずいた場面と、そのとき誰に何を相談しましたか。

  • 入社前に想像していた仕事と、実際の違いはどこにありましたか。

  • 1日の仕事の流れを、昨日を例に教えてください。

【採用広報:中途社員向け】

  • 前職ではどのような仕事をしていて、なぜ転職を考えたのですか。

  • 前職の経験が、いまの仕事で役立っている場面はありますか。

  • 入社して驚いたことや、前職と進め方が違うと感じたことは何ですか。

  • 入社前に確認しておけばよかったと思うことはありますか。

  • どのような人なら、この職場で力を発揮しやすいと思いますか。

【代表・経営者インタビュー】

  • この事業を始めたきっかけとなった出来事を教えてください。

  • 創業当初に一番苦しかった時期と、そこで下した判断は何でしたか。

  • 判断に迷ったとき、何を基準に決めていますか。

  • やらないと決めていることはありますか。

  • 社員に繰り返し伝えていることは何ですか。

  • 顧客から言われて印象に残っている言葉はありますか。

  • 3年後に事業をどのような状態にしたいですか。

  • この記事を読んでいる人に一番伝えたいことは何ですか。

採用広報では、良い話だけでなく「つまずいた場面」「入社前との違い」を聞くと、応募前の読者が働く姿を具体的に想像できます。答えにくい質問は、事前共有の段階で載せてよい範囲を確認しておきます。

取材依頼と事前共有のメールテンプレート

質問リストができたら、取材の依頼と事前共有をまとめて行います。依頼の段階で「録音すること」「文字起こしや下書きにAIを使うこと」「公開前に原稿を確認してもらうこと」を伝えておくと、当日の説明と後日の確認がスムーズになります。以下は編集部が作成したテンプレートです。〇〇の部分を書き換えて使ってください。

件名:【取材のお願い】〇〇導入事例インタビュー(所要60分・オンライン可)

〇〇株式会社 〇〇様

お世話になっております。〇〇の〇〇です。
貴社における〇〇の活用について、導入事例記事としてご紹介させていただきたく、取材のお願いでご連絡いたしました。

■ 記事の目的と読者
同じ課題をお持ちの〇〇業の担当者の方に向けて、導入前の状況、選定の経緯、導入後の変化を伺い、貴社サイト・弊社サイトに掲載する導入事例記事を作成いたします。

■ 取材の概要
・日時:〇月〇日(〇)〇時〜〇時(60分程度)の中で候補をいただけますと幸いです
・方法:オンライン(〇〇)または貴社訪問
・質問内容:別添の質問リストをご覧ください(当日はリストの順番どおりでなくても構いません)

■ 記録と原稿確認について
・正確な記事にするため、取材は録音させていただきます
・文字起こしと下書きの作成に、AIツールを使用いたします。音声データと文字起こしは記事の作成以外には使用せず、公開後に削除いたします
・公開前に原稿をご確認いただき、ご指摘を反映してから公開いたします。公開できない情報は取材時にお知らせいただければ記事に含めません

ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

〇〇(署名)

音声データの保管期間や削除の扱いは、自社と先方のルールに合わせて書き換えてください。先方から「AIの利用は避けてほしい」と言われた場合は、文字起こしを手作業にするか、先方が許可するツールに切り替えます。

取材相手の事前リサーチで確認する5項目

質問の質は、事前に何を調べたかで変わります。すでに公開されている話を当日に聞き直すと時間が足りなくなり、相手にも準備不足が伝わります。次の5項目を取材前に確認し、質問リストに反映します。

  • 相手の経歴と役職:所属部署、担当業務、在籍年数。記事の冒頭やプロフィールにも使います。

  • 会社と事業の概要:公式サイト、会社概要、プレスリリースで事業内容と最近の動きを確認します。

  • 過去の発信:登壇資料、インタビュー記事、SNS、著書。すでに語っている話は「その後どうなったか」「なぜそう考えたのか」を聞く材料にします。

  • 業界の状況:相手の業界で話題になっている課題や用語。用語の意味を当日に確認しなくて済むようにします。

  • 導入事例の場合の利用状況:自社の営業・CS担当から、導入時期、利用範囲、窓口になった人を聞いておきます。

調べて分かったことは、質問を削る根拠にもなります。公開情報で答えが分かる質問は外し、その人にしか答えられない理由や経緯を聞く質問に時間を回します。

取材当日の進め方:記録・雰囲気づくり・深掘り

取材当日は、話を聞くことに集中できる状態を準備で作っておきます。ここでは記録の取り方、冒頭の進め方、話を深掘りする聞き方を順に説明します。

録音は2台で取り、オンラインは録画も残す

録音は、メインの機器と予備の機器(スマートフォンなど)の2台で取ります。1台が途中で止まっても、もう1台で記録が残ります。対面取材では充電と保存容量を前日に確認し、オンライン取材ではWeb会議ツールの録画に加えて手元でも録音します。録音・録画の開始前には、依頼時に合意した内容をあらためて口頭で確認します。

冒頭5分で伝えることの台本

取材の冒頭は、雑談で緊張をほぐしつつ、記事の扱いを相手と確認する時間です。以下は編集部が作成した台本の例です。

本日はお時間をいただきありがとうございます。〇〇の〇〇です。
(名刺交換・簡単な雑談)

始める前に3点だけ確認させてください。
1. 本日の内容は、〇〇の読者に向けた〇〇の記事にいたします。
2. 正確に記事にするため、録音させていただいてもよろしいでしょうか。
3. 公開前に原稿をお送りし、ご確認いただいてから公開いたします。
   記事にしてほしくない話があれば、その場で「ここはオフで」とおっしゃってください。

お送りした質問リストは目安ですので、順番どおりでなくて大丈夫です。
では、まず現在のお仕事の内容から伺えますか。

「オフで」と言われた箇所は、その場で時刻をメモしておきます。文字起こしをAIに渡す前に、その箇所を削る作業が速くなります。

深掘りは「5W1H」と「具体的な場面」で聞く

回答が短いときや抽象的なときは、5W1Hのうち答えに欠けている要素を一つだけ聞き返します。特に「なぜ」「どのように」は、判断の理由と手順が出てくるため、記事の山場になりやすい質問です。そのまま使える言い回しの例です。

  • いつ:「それに気づいたのは、いつ頃のことでしたか」

  • 誰が:「そのとき社内で最初に動いたのはどなたですか」

  • なぜ:「ほかの方法ではなく、それを選んだ理由は何でしたか」

  • どのように:「最初の1週間は、具体的に何から手をつけましたか」

  • 場面:「それを一番強く感じた日の出来事を、一つ教えていただけますか」

  • 話題を戻す:「先ほどの〇〇のお話に少し戻ってもよろしいですか」

メモは時刻と単語だけにとどめ、相手の表情とやり取りに意識を向けます。三人称ルポ型で書く予定なら、取材が終わった直後に、場所の様子、相手の表情や身ぶり、印象に残った言葉を短く書き留めておきます。録音には残らない情報なので、時間がたつと思い出せなくなります。

記事の構成テンプレート

取材で集めた素材は、次の構成に流し込むと記事になります。

  • タイトル:一番強い発言か数字を入れる(例:「営業資料の作成時間が3分の1に」)

  • リード文:誰の、何の話かを3行で要約

  • 本編:「課題→転機→変化」の順で山場を作る

  • 締め:未来の話と読者への一言で閉じる

  • プロフィール:語り手の経歴と会社概要を末尾に

見出しには発言の一部をそのまま使うと、目次だけで読ませる記事になります。

タイトルの付け方:3つの型と架空の例

構成テンプレートの「タイトル:一番強い発言か数字を入れる」を、もう少し具体的にします。インタビュー記事のタイトルは、次の3つの型のどれかに当てはめると決めやすくなります。以下の例はいずれも編集部が作成した架空のもので、実在の企業・成果ではありません。

  • 発言引用型:取材中の一番強い一言をかぎかっこで前に置き、後ろに誰の話かを添える。例:「資料を探す時間がなくなった」営業部長が語る、資料共有ルールを決めるまでの半年

  • 変化型:導入前と導入後の状態を対にする。数字を使う場合は、比較期間と条件を本文で示せるものだけにする。例:担当者ごとにバラバラだった営業資料を1か所に。製造業〇〇社が最新版の迷いをなくした方法

  • 課題提示型:読者が検索しそうな課題の言葉を前に置き、記事で分かることを続ける。例:営業資料の管理に悩む中小企業へ。〇〇社が「置き場所と更新ルール」だけで変えたこと

どの型でも、社名・業種・製品名のうち読者が検索で使いそうな語を1つは入れます。社名しか入っていない「〇〇株式会社様 導入事例インタビュー」のようなタイトルは、既存顧客以外には内容が伝わらず、検索でも見つけてもらえません。要点は前半に置き、検索結果で後半が省略されても意味が通るようにします。

避けたいのは、本文で確認できない数字や、本人が言っていない強い表現をタイトルだけに入れることです。タイトルは先方確認の対象に必ず含め、本文と同じ基準で事実を照合します。

本文の並べ方:結論先出し型と時系列ストーリー型

本編の並べ方は、大きく2つに分かれます。読者が何を知りたくて記事を開くかで選びます。

  • 結論先出し型:冒頭で「何が変わったか」を示し、そのあとに課題、選定、導入の経緯を説明します。結果を早く知りたい導入事例の読者に向きます。

  • 時系列ストーリー型:過去、転機、現在、未来の順に語ります。人物の考え方の変化を伝えたい代表インタビューや社員インタビューに向きます。

どちらの型でも、相手の肩書きと経歴は本文の最初の段階で短く紹介します。誰が話しているかが分かると、読者は発言の重みを判断しやすくなります。詳しいプロフィールは末尾に置いても構いません。

コピペで使える本文の骨組みテンプレート

構成テンプレートを、そのまま原稿ファイルに貼って埋められる形にしたものです。導入事例(三人称ルポ型・結論先出し型)を想定し、編集部が作成しました。〔 〕の中を取材素材で埋めます。

タイトル:〔一番強い発言、または変化〕|〔社名・業種〕の〔テーマ〕

リード文(3行):
〔社名〕の〔部署〕では、〔導入前の課題〕が続いていました。
〔取り組み〕を始めた経緯と、〔期間〕で見えてきた変化を、
〔役職〕の〔氏名〕さんに伺いました。

話し手の紹介(2〜3行):
〔氏名〕さん。〔会社名〕〔部署・役職〕。〔担当業務・経歴の要点〕。

見出し1:〔課題を表す発言の一部〕
・地の文:導入前の業務の進め方(誰が・何を・どのように)
・引用:困っていた具体的な場面(「 」)

見出し2:〔選定の決め手を表す発言の一部〕
・地の文:比較した選択肢と確認した点
・引用:決めた理由(「 」)

見出し3:〔変化を表す発言の一部〕
・地の文:導入後の変化(数字は期間・対象・計算方法とセット)
・引用:本人の評価(「 」)
・まだ残っている課題(あれば)

見出し4:〔今後を表す発言の一部〕
・引用:これからやりたいこと
・引用:同じ課題を持つ読者への一言

プロフィール・会社概要:
〔会社名/所在地/事業内容/従業員規模(公開可能な範囲)〕

確認メモ(公開前に削除):
・数字の根拠:〔資料名・期間〕
・先方確認日:〔 〕 確認者:〔 〕

末尾の「確認メモ」は、原稿と根拠を同じファイルで管理するための欄です。公開前に必ず削除します。

本文の書き方:話し言葉を記事の文章に整える5つのルール

構成が決まったら、文字起こしの話し言葉を、読みやすい記事の文章に整えます。整える目的は読みやすさであり、発言の意味を変えることではありません。次の5つを守ると、本人の言葉らしさを残したまま読みやすくできます。

  • 「えー」「あのー」「なんていうか」などのつなぎ言葉と、言い直しを削る。本人らしさを表す口癖は、1記事に1〜2回まで残してよい。

  • 1つの段落では1つの話題だけを扱う。長い回答に話題が2つ以上あれば、段落を分ける。

  • 質問した順番ではなく、読者が理解しやすい順番に並べ替える。並べ替えても、発言の前提や条件は変えない。

  • 地の文で背景や事実を補い、引用では本人の判断や気持ちを見せる。同じ内容を地の文と引用で繰り返さない。

  • 文末をそろえる。地の文は「です・ます」か「だ・である」のどちらかに統一し、引用の中は話し手の口調を保つ。

整える前と後の例

以下は編集部が作成した架空の例です。三人称ルポ型で、文字起こしの一部を記事の文章にしています。

【整える前(文字起こし)】
えーと、そうですね、前は、あの、営業資料って各自がバラバラに作ってたんですよ。で、まあ、探すのにも時間かかるし、なんていうか、内容が古いままのやつもあったりして。それが一番困ってたところですかね。

【整えた後(記事の文章)】
以前は、営業担当者がそれぞれ資料を作っていた。当時の状況を、担当者はこう振り返る。
「資料を探すのにも時間がかかりましたし、内容が古いままのものもありました。それが一番困っていたところです」

引用の中で削ったのは、つなぎ言葉と話し言葉の崩れだけです。「探すのに時間がかかる」「内容が古い」という事実と、「一番困っていた」という本人の評価は残しています。「各自がバラバラに作っていた」は地の文に移しました。整えた引用は、公開前に取材先へ確認してもらいます。

リード文は「誰の・どんな課題が・どう変わったか」を3行で

リード文は、本文を読むかどうかを決める部分です。誰の話か、どんな課題があったか、記事で何が分かるかを3行程度にまとめます。以下は架空の例です。

株式会社〇〇(製造業)の営業部では、担当者ごとに営業資料を作っていたため、どれが最新版か分からない状態が続いていました。資料の置き場所と更新のルールを決めた経緯と、半年間で見えてきた変化を、営業部長の〇〇さんに伺いました。

成果の数字をリード文に入れる場合は、比較した期間と条件を本文で示せるものだけにします。

写真と図解の入れ方

インタビュー記事は文字が続きやすいため、写真や図解で区切りを作ると最後まで読まれやすくなります。目安は次のとおりです。

  • 話し手の写真:アイキャッチに1枚、本文中にも話している様子の写真を入れます。表情が分かるものを選び、同じ構図が続かないようにします。

  • 図解:導入前後の業務フロー、体制図、時系列など、文章だけだと伝わりにくい内容を図にします。図の中の数字や名称も、本文と同じく先方確認の対象に含めます。

  • 画面キャプチャ:ツールの導入事例では、実際の利用画面を入れると具体性が増します。社外秘の情報や個人名が写っていないかを確認し、必要ならぼかします。

まとめは要点を3〜5行で

記事の最後には、本文の要点を3〜5行の箇条書きでまとめるか、話し手の印象的な一言で締めます。読者が記事全体を振り返れるようにする部分なので、本文に出てこない新しい情報や評価は入れません。

録音からAIで記事化する手順(4ステップ)

ステップ1:録音・文字起こし

取材は録音とAI利用の範囲を先方に説明し、合意した方法で記録します。取材前に短いテスト録音を再生し、双方の声が聞こえるかを確認してください。文字起こし後は、固有名詞に加えて数値・否定表現・発言者・聞き取れない箇所を原音と照合します。不明な発言は推測で埋めず、確認待ちとして扱います。

文字起こしには、目的に応じて3つの段階があります。AIの文字起こし結果は「素起こし」に近い状態なので、記事に使う前に段階を進めます。

  • 素起こし:話した言葉を、つなぎ言葉や言い直しも含めてそのまま書き起こしたもの。照合の基準として保存しておきます。

  • ケバ取り:「えー」「あの」などのつなぎ言葉と言い直しを除いたもの。意味は変えません。

  • 整文:ケバ取りに加えて、語順や助詞を整え、読める文章にしたもの。記事の引用はこの段階に近くなります。

AIにケバ取りを任せる場合は、次のように指示します。素起こしは必ず別ファイルで残し、あとで照合できるようにしてください。

以下はインタビューの文字起こしです。ケバ取りをしてください。
・「えー」「あの」「なんていうか」などのつなぎ言葉と、言い直しだけを削除する
・語順、言葉の選び方、文末の口調は変えない
・要約しない。発言を省略しない
・話者名(聞き手/〇〇さん)は残す
・聞き取れない箇所は[不明]と書き、推測で補わない
文字起こし:(ここに貼り付け)

ステップ2:発言の棚卸し

文字起こしをAIに渡し、「発言をテーマ別に分類して見出し候補を出して」と指示します。ここで使える発言と使えない発言が仕分けられ、構成案の叩き台ができます。

棚卸しの精度を上げたい場合は、出力の形まで指定します。発言の場所が分かる形で出させると、構成を組むときにも、あとの照合にも使えます。

以下はインタビューのケバ取り済み文字起こしです。記事の構成を作る前の棚卸しをしてください。
記事の用途:〔導入事例/採用広報/代表インタビュー〕
読者:〔例:同じ課題を持つ中小企業の営業責任者〕

出力形式:
1. テーマ別の発言一覧(テーマ名、該当発言の原文そのまま、話者、おおよその時刻)
2. 記事の山場になりそうな発言を3つ(理由を1行ずつ)
3. 見出し候補を5つ(発言の一部をそのまま使う)
4. 記事に必要だが取材で聞けていない情報の一覧(追加確認用)
5. 数字・日付・固有名詞の一覧(どの発言に出てきたか)

ルール:発言を言い換えない。文字起こしに無い情報を補わない。

4の「聞けていない情報」は、原稿確認の依頼と一緒に先方へ質問すると、確認の往復が1回で済みます。

ステップ3:型に流し込んで下書き

次のようなプロンプトで、選んだ型の下書きを作らせます。

あなたはインタビュー記事の編集者です。以下の文字起こしから、
導入事例記事(三人称ルポ型)の下書きを作ってください。

・構成:リード→課題→転機→変化(数字)→未来→読者への一言
・発言の引用は「 」でくくり、言い回しは変えない
・全体で2,500字程度、見出しは発言ベースで3〜5個
・盛らない。文字起こしにない事実を書かない

文字起こし:(ここに貼り付け)

下書きに使うAIによって、引用の扱い方や文章の硬さに差が出ます。次の動画では、同じテーマをGemini・ChatGPT・Claudeに書かせて出力を比較しています。どのAIに文字起こしを渡すか迷う場合の参考にしてください。

ステップ4:人の目で仕上げて先方確認

AIの下書きは「事実の盛り」と「発言のニュアンス変化」が起きやすいので、必ず録音と突き合わせて直します。仕上げたら先方に原稿確認を依頼し、修正反映後に公開します。確認なしの公開は信頼を一発で失うので、ここだけは省略しないでください。

なお、この「取材→記事化」の流れをサービス化したのがドヤAIのドヤインタビューAIです。音声やメモを渡すと、構成の提案から記事の下書きまでを自動で生成します。議事録用途の使い方はClaudeで議事録を作成する方法の記事で解説しています。

三森の実務メモ:AIの下書きで一番多い事故は、言っていないことを「それっぽく」補完されることです。私は下書きの引用部分を全部文字起こしと照合し、一致しない引用はその場で削除します。「盛らない。ない事実を書かない」とプロンプトに明記するだけでも、この事故は目に見えて減ります。

AIに校正させるプロンプト

人が照合する前に、AIで誤字・表記ゆれ・引用の改変候補を洗い出しておくと、確認の漏れを減らせます。AIの指摘は候補として扱い、採用するかどうかは人が原音と照らして決めます。

あなたは校正者です。以下の「原稿」を「文字起こし」と照らして確認し、
修正候補を一覧にしてください。原稿そのものは書き直さないでください。

確認すること:
1. 誤字脱字、変換ミス
2. 表記ゆれ(例:お客様/お客さま、Web/ウェブ、社名・製品名の表記)
3. 「 」内の引用で、文字起こしと意味が変わっている箇所
4. 原稿にあるが文字起こしに根拠が見つからない数字・日付・固有名詞・因果関係
5. 地の文の文末の不統一(です・ます/だ・である)

出力形式:番号/該当箇所(原稿の文をそのまま)/問題の種類/根拠となる文字起こしの箇所(無ければ「該当なし」)

原稿:(ここに貼り付け)
文字起こし:(ここに貼り付け)

先方への原稿確認依頼メールのテンプレート

確認依頼では、見てほしい点と返信期限を具体的に伝えます。以下は編集部が作成したテンプレートです。

件名:【原稿ご確認のお願い】〇〇インタビュー記事(〇月〇日までにご返信ください)

〇〇株式会社 〇〇様

先日は取材にご協力いただき、ありがとうございました。
記事の原稿ができましたので、ご確認をお願いいたします。

■ 特にご確認いただきたい点
・お名前、役職、社名、製品名の表記
・数字(期間・件数など)と、その説明
・「 」内のご発言が、ご意図と違っていないか
・公開を控えたい情報が含まれていないか

■ 追加で伺いたい点
・〔棚卸しで分かった、取材で聞けていない情報〕

■ ご返信の方法
修正点は原稿ファイルに直接書き込むか、本メールに箇条書きでお送りください。
〇月〇日(〇)までにご返信いただけますと幸いです。
ご確認後、修正を反映した最終版を再度お送りしてから公開いたします。

〇〇(署名)

公開前のチェックリスト

  • 引用が文字起こしと一致しているか(言い回しを勝手に変えていないか)

  • 数字・固有名詞・役職名に誤りがないか

  • 先方の原稿確認と修正反映が完了しているか

  • 社外秘情報(売上の内訳、取引先名など)が混ざっていないか

  • 写真の使用許可とクレジット表記を確認したか

校正チェックリスト(詳細版)

上の5項目を、作業の順番に沿って細かくしたものです。原稿ファイルの末尾に貼り、確認したら行頭に印を付けて使います。

【事実】
□ 氏名・役職・社名・部署名・製品名を、名刺や公式サイトの表記と照合した
□ 数字に、期間・対象・計算方法が添えてある
□ 日付・時期が、発言と資料の両方で一致している
□ 「〜したから〜になった」の因果を、本人が語っている
□ 外部の数値・法令に触れた箇所に、公式の出典がある

【引用】
□ 「 」内は、ケバ取り以外の変更がない
□ 編集者の要約を「 」でくくっていない
□ 話者の割り振りを録音で確認した(複数人の場合)
□ 「オフで」と言われた内容が入っていない

【表記・文章】
□ 表記ゆれ(社名、製品名、カタカナ語、数字の全角・半角)をそろえた
□ 地の文の文末を統一した
□ 同じ内容を地の文と引用で繰り返していない
□ 専門用語に説明を添えた

【公開前】
□ タイトル・リード文・見出しも先方確認に含めた
□ 先方の修正を反映し、最終版を再確認してもらった
□ 写真・図・画面キャプチャに、社外秘や個人情報が写っていない
□ 写真の使用許可とクレジット表記を確認した
□ 確認メモなど、作業用の記述を削除した

公開後:取材先と一緒に届ける

公開したら、まず取材先に記事のURLを送り、お礼を伝えます。そのうえで、取材先の公式サイトやSNSで紹介してもらえるかを相談します。取材先の発信で、自社だけでは届かない読者に記事を読んでもらえます。自社側では、SNS、メールマガジン、営業資料、採用ページなど、記事の用途に合う場所に掲載します。導入事例なら営業担当が商談で使えるよう、記事のURLと要点を社内に共有しておきます。

AIで記事化するときに起きやすい2つの事故と防ぎ方

録音をAIに渡して記事化する流れは、文字起こしと下書きの時間を大きく減らしますが、インタビュー記事ならではの事故も起きやすくなります。株式会社スリスタが会社員400名に行った調査では、業務でAIを使った際に事故・ヒヤリハットを経験した人のうち、最も多かった事案は「機密情報・個人情報をAIに入力してしまった」37.3%、次いで「AIが生成した誤情報をそのまま納品・公開した(ハルシネーション事故)」33.3%でした(出典:株式会社スリスタ『企業の生成AI活用実態調査2026』(n=400)、詳細は業務AI事故・ヒヤリハット実態2026)。この2つは、インタビュー記事の制作工程にそのまま当てはまります。

事故1:取材音声に含まれる社外秘・個人情報をそのまま外部AIに渡す

取材の録音には、取引先名、売上の内訳、公開前の計画、担当者の氏名や連絡先など、記事には載せない情報が混ざっています。文字起こしを丸ごと外部のAIサービスに貼り付けると、本人が「公開しない」と言った情報まで社外のサービスに送ることになります。防ぎ方は次の3つです。

  • 依頼段階で、録音とAI利用の範囲を先方に伝え、合意を取る(前述の依頼メールテンプレート参照)

  • 文字起こしをAIに渡す前に、「ここは記事にしない」と取材中に言われた箇所と、氏名・連絡先・取引先名などの固有情報を削るか、〇〇に置き換える

  • 入力データを学習に使わない設定や会社契約のプランがあるツールを使い、個人アカウントの無料版で業務の音声を扱わない。ツールの設定と規約は、利用前に公式サイトで確認する

事故2:AIが補った「言っていない事実」を、そのまま先方に出す

ステップ4で触れたとおり、AIの下書きは発言の隙間を「それらしい事実」で埋めることがあります。導入事例で特に起きやすいのは、本人が「かなり減った」としか言っていないのに具体的な割合が書かれる、本人が挙げていない導入理由が追加される、導入時期や役職が別の発言と混ざる、といった補完です。先方確認で見つかれば修正で済みますが、先方も見落として公開した場合は、記事の訂正と関係先への説明が必要になります。

防ぎ方は、引用だけでなく地の文の数字・固有名詞・因果関係(「〇〇したから△△になった」)も文字起こしと照合することです。照合の手順を短く書いておくと、担当が変わっても品質を保てます。

【AI下書きの照合手順】
1. 下書きの中の数字・日付・固有名詞・役職を全部抜き出す
2. それぞれが文字起こしのどの発言に対応するかを探す
3. 対応する発言がないものは、削除するか「要確認」として先方に質問する
4. 「〜したから〜になった」という因果の文は、本人がその因果を語っているか確認する
5. 引用「 」の中は、つなぎ言葉の削除以外に変更がないかを見比べる

この照合は、下書きをAIに任せるほど重要になります。時間を減らす部分(文字起こし・棚卸し・下書き)と、減らさない部分(照合・先方確認)を分けて工程を組んでください。

動画で学ぶ

AIを使ったコンテンツ制作・マーケティングの実践ノウハウは、YouTubeチャンネル「ドヤマーケAI」でも発信しています。あわせてご覧ください。

本記事の「録音からAIで記事化する手順」を実際の画面で見たい方は、次の動画をご覧ください。NotebookLMにインタビュー音源を読み込ませ、文字起こしを経ずに記事の下書きまで作る流れを紹介しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 取材時間はどのくらい必要ですか?

A. 1記事なら60分が目安です。最初の15分はウォーミングアップに使い、山場の質問(転機・変化)に30分以上残す配分がおすすめです。

Q. 相手が話し下手でも記事にできますか?

A. 話す速度や流暢さだけで判断せず、具体的な出来事を一つずつ聞き、必要なら後日補足を確認します。読みやすく整理する際も、発言の意味や前提を変えないことが基本です。直接引用は原音に照らして扱い、編集者が要約した内容とは区別します。表現を整えた原稿は取材先に確認してもらってください。

Q. 文字起こしをそのまま記事にしてはダメですか?

A. 話し言葉のままだと冗長で読みにくいため、型への流し込みと編集は必要です。Q&A型でも、質問の並び替えと発言の圧縮で読みやすさが大きく変わります。

Q. AIに記事化を任せると品質が不安です

A. AIには構成案と下書きを作らせ、引用・数値・因果関係を原音と照合して仕上げます。取材先の確認と修正反映まで含めた時間を記録し、従来の制作方法と比較してください。書き直しが増える場合は、対象範囲やプロンプトを見直します。作業時間の短縮は素材の状態や確認基準によって変わります。

Q. 取材記事とインタビュー記事の書き方は違いますか?

A. 取材記事は、イベントレポートや施設・店舗の紹介など、取材で得た情報をもとに書く記事全般を指します。インタビュー記事はその中でも、特定の人の発言を中心に組み立てる記事です。取材記事は三人称ルポ型に近く、地の文で事実を伝え、要所で関係者の発言を引用します。どちらも、事前に読者と目的を決めること、数字や固有名詞を確認すること、公開前に取材先の確認を受けることは共通です。

Q. 原稿確認で大幅な修正を求められたらどうすればよいですか?

A. まず、修正の理由が「事実の誤り」「公開できない情報」「表現の好み」のどれかを確認します。事実の誤りと公開できない情報は、そのまま反映します。表現の好みで発言が硬くなる場合は、読者にとっての分かりやすさを説明したうえで相談し、最終的には取材先の判断を優先します。修正の範囲が広がらないよう、依頼時に確認してほしい点を具体的に伝えておくことが予防になります。

Q. オンライン取材で気をつけることはありますか?

A. 録画と手元の録音を併用し、通信が切れたときの連絡手段を事前に決めておきます。画面越しでは相手の反応が分かりにくいため、相づちを声に出し、質問は一つずつ短く区切ります。ルポ型で書く場合は、相手の様子を描写する材料が少なくなるため、写真の撮影方法や提供してもらう写真も事前に相談します。

Q. インタビュー記事の文字数はどのくらいが目安ですか?

A. 決まった文字数はありません。用途と、取材で得られた具体的なエピソードの量で決めます。文字数を増やすために発言を引き延ばしたり、同じ内容を繰り返したりするより、読者が知りたい点に答えられているかを基準にします。長くなる場合は見出しを細かく切り、写真や図解で区切ります。

まとめ:質問設計・構成・原音確認をつなぎ、AIで下書きを作る

  • 型(Q&A・モノローグ・ルポ)を先に決める

  • 質問は「現在→過去→転機→変化→未来→読者へ」の6ブロック

  • 録音→文字起こし→棚卸し→下書きはAIで短縮できる

  • 引用の照合と先方確認だけは必ず人が行う

インタビュー記事の制作を自動化したい方は、ドヤインタビューAIをお試しください。文章生成に使うAIの選び方は、ChatGPTとClaudeの比較記事もあわせてご覧ください。

編集部の補足調査データ(2026年最新・n=400)

インタビュー制作にAIを取り入れる際の関連情報として、職場の生成AI利用状況をまとめた調査を紹介します。一般的なツール利用率は、インタビュー用途での精度や工数削減を測った結果ではありません。導入判断では、自社の取材素材で下書きと確認作業まで試し、記事の品質と総作業時間を比較してください。

出典:株式会社スリスタ『企業の生成AI活用実態調査2026』(n=400)。全クロス集計は職場の生成AIツールシェア実態2026、プレスリリースはPR TIMESで公開中。

▶ 動画で学ぶ:AIでインタビュー音源を一瞬で記事にする方法【NotebookLM】(ドヤマーケAI)

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この記事の著者

Katuski.Mitsumori

三森 捷暉(みつもり かつき)

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 /author/mitsumori
BtoBマーケティング × SEO × AI活用 専門家|株式会社スリスタ 代表

BtoBマーケティング、SEO、コンテンツマーケティング、生成AI活用を専門とするマーケター/事業責任者です。
2021年、新卒第1号として株式会社Piece to Peace(CarryMe)に入社し、広報・マーケティング・デザイン・コンテンツ制作を横断的に担当。SEO記事、比較記事、ホワイトペーパー、ウェビナー、広告施策を組み合わせた商談創出の仕組み化を推進してきました。

その後、株式会社スリスタ(設立:2025年3月14日/代表:三森 捷暉)を設立。
現在はスリスタにて、AIを活用したマーケティング業務の自動化・省力化に注力しています。

スリスタでは、SEO記事制作、比較記事、一次情報設計、バナー制作、構成案作成といったマーケティング業務を、ユーザーが「選ぶだけ」「スワイプするだけ」で進められる設計思想をもとに、AIツールとして実務レベルで実装。
マーケティングを「1人でも回せる状態」にするための仕組みづくりを行っています。
ウェビナー・登壇実績
CarryMe主催ウェビナー
URL:https://carryme.jp/webinar58_20251126_ntt_webinar
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