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30秒で分かる結論
AIでSEO記事を書くこと自体は問題ありません。問題は「検索意図と合っていない」「独自性がない」記事を量産することです
手順は「検索意図→見出し設計→AI下書き→独自性の注入→公開前チェック」の5ステップです
見出し設計と一次情報(実体験・実測データ)は人が担うのが品質の分かれ目です
これからは検索順位だけでなく、ChatGPTなどのAI回答に引用される書き方もセットで設計します
本記事では、AIでSEO記事を書く5ステップとそのまま使えるプロンプト、検索とAI回答の両方に届ける書き方を解説します。SEOとLLMOの全体像はLLMO対策の入門記事をご覧ください。
Googleの公式見解:AIで書いたSEO記事は評価されるのか
結論から言うと、GoogleはAIで書いたこと自体を理由に評価を下げるとは述べていません。問われているのは「作り方」ではなく「読者にとって価値があるか」と「検索順位の操作が目的になっていないか」の2点です。手順に入る前に、根拠となる公式ドキュメントを確認しておきます。
押さえておきたいGoogle検索セントラルの公式ドキュメント4本
AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス(Google Search Central Blog、2023年2月):「制作方法を問わず高品質のコンテンツを評価」という見出しのもと、E-E-A-T(専門性、エクスペリエンス、権威性、信頼性)を満たすオリジナルで高品質なコンテンツを評価する方針を示しています。同じ記事で「AI や自動化は、適切に使用している限りは Google のガイドラインの違反になりません。検索ランキングの操作を主な目的としてコンテンツ生成に使用すると、スパムに関するポリシーへの違反とみなされます。」と明記しています。
ウェブサイトで生成 AI によるコンテンツを使用するための Google 検索のガイダンス:本文だけでなく、タイトル要素、メタディスクリプション、構造化データ、画像の代替テキストといった検索結果に表示されうるメタデータについても、正確性・品質・関連性を優先するよう求めています。また、大量のページを生成すると後述のスパムポリシーに違反するおそれがあると注意しています。
Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー(大量生成されたコンテンツの不正使用):違反例の1つとして「生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること」が挙げられています。
有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成:コンテンツを「誰が、どのように、なぜ」作ったかという観点で見直すことを勧めており、「どのように」の中で自動化やAIの使い方にも触れています。
公式見解から読み取れる実務上の線引き
AIで下書きを作ること自体は問題にならない。評価の軸は読者にとっての価値
問題になるのは「価値を付加しない大量生成」。本数そのものより、1本ごとに独自の価値が足されているかが分かれ目
本文だけでなく、タイトル・メタディスクリプション・画像の代替テキストもAI任せにせず人が確認する
著者情報やコンテンツの作り方を読者に示せる状態にしておく
ペナルティの具体的な事例や回避策は、AIコンテンツはSEOでペナルティを受けるのかを解説した記事で詳しく扱っています。
AIでSEO記事を書く5ステップ
ステップ1:検索意図を言語化する
キーワードで実際に検索し、上位記事が「何に答えているか」を確認します。読者は誰で、何に困っていて、読了後に何ができればゴールかを一文で書き出してから進みます(読者像の作り方はペルソナの作り方の記事を参照)。
ステップ2:見出し構成は人が設計する
検索意図に答える順番でH2・H3を設計します。ここをAIに丸投げすると、上位記事の平均像のような構成になり独自性が消えます。結論を冒頭に置く、FAQを入れる、など型は先に決めておきます。
ステップ3:AIに下書きを書かせる
次のようなプロンプトで、見出しごとに下書きを作らせます。
あなたはSEOに強い編集者です。以下の条件で記事の下書きを
書いてください。
・キーワード:(対策キーワード)
・読者:(誰が、何に困って読むか)
・見出し構成:(自分で設計したH2/H3を貼り付け)
・文体:です・ます調。結論先出し。専門用語には一言解説
・禁止:根拠のない断定、事実の捏造、他サイトの文面の模倣
・各見出しに「ここに入れるべき独自情報」の提案を付けるステップ4:独自性を注入する
AIの下書きは「正しいがどこにでも書いてある」状態です。自社の実体験・実測データ・失敗談・顧客の声を各見出しに最低1つ足します。ここが検索でもAI回答でも「引用される理由」になります。
一次情報を集める手間を減らす方法として、社内の担当者や顧客へのインタビュー音源をAIで記事の素材に変える方法があります。録音から要点・発言の引用候補を抜き出しておけば、各見出しに入れる「自社だけの話」を短時間でそろえられます。具体的な手順は次の動画で紹介しています。
ステップ5:公開前チェック
事実確認(数字・固有名詞・法令)、重複コンテンツの確認、タイトルとメタディスクリプションの調整を行います。AIの出力をそのまま公開しない、が鉄則です。
三森の実務メモ:当メディアの記事も「見出し設計と実測データは人間、下書きはAI、仕上げは人間」の分業で作っています。体感では制作時間が3分の1以下になる一方、独自性の注入をサボると順位は伸びません。AIは「書く作業」を短縮する道具であって、「何を書くか」は今も人間の仕事です。
構成案をAIで自動作成するプロンプト3本(コピペ可)
ステップ2では「見出し構成は人が設計する」と書きましたが、構成案のたたき台づくりまでAIに任せると、設計の時間は大きく縮められます。ポイントは、AIに「ゼロから考えさせる」のではなく、検索意図・上位記事の見出し・自社だけが持つ情報という材料を渡し、人が最終判断する流れにすることです。次の3本を順番に使います。
プロンプト1:検索意図を分解する
あなたはSEO編集者です。キーワード「(対策キーワード)」で検索する人について、次の4点を出力してください。
1. 検索する人の立場(職種・状況)を3パターン
2. それぞれが知りたいこと(顕在ニーズ)と、まだ言葉にしていない不安(潜在ニーズ)
3. 記事を読み終えたときに「できるようになっているべきこと」を1文で
4. この検索意図に答えるうえで書かなくてよい話題
推測で補った部分には【推測】と付けてください。プロンプト2:構成案を自動作成する
あなたはSEO編集者です。以下の材料から、記事の構成案(H2/H3)を作ってください。
# キーワード
(対策キーワード)
# 検索意図
(プロンプト1の結果から採用するものを貼り付け)
# 上位記事の見出し
(上位3〜5記事を自分で開いて確認し、URLごとにH2/H3を貼り付け)
# 自社だけが持っている情報
(自社データ、事例、検証結果、社内ノウハウなどを箇条書き)
# 条件
・冒頭に結論、最後によくある質問(5問)とまとめを置く
・上位記事のすべてが扱っている論点は必ず入れる
・上位記事のどれにも無い論点を2つ以上入れ、その理由を書く
・「自社だけが持っている情報」を使う見出しには【一次情報】と付ける
・各見出しの下に、その見出しで答える問いを1行で添える
・見出しは内容が具体的に分かる文言にする
# 出力形式
1. H2/H3の構成案(箇条書き)
2. 上位記事との差分(追加した論点と理由)上位記事の見出しは、AIに調べさせるのではなく自分で開いて確認したものを貼ってください。AIに検索させると、実在しない見出しやURLが混ざることがあり、構成案の土台が崩れます。
プロンプト3:構成案をレビューさせる
次の構成案を、このキーワードで検索する人の立場でレビューしてください。
・検索意図に対して答えていない問い
・順番が不自然な箇所(結論の前に前提説明が長い など)
・内容が重複している見出し
・【一次情報】が1つも入っていないH2
指摘ごとに修正案を1つ出してください。構成案全体を書き直す必要はありません。
(構成案を貼り付け)レビュー結果を見て採用・不採用を決めるのは人の役割です。特に「どのH2にどの一次情報を入れるか」はAIには判断できないため、ここで必ず人が埋めます。Claudeを使って本文まで書く場合の詳しいプロンプトは、Claudeで記事を書くプロンプトの解説記事にまとめています。
AIの下書きを公開前に人が直すチェックリスト15項目
ステップ5の「公開前チェック」を、確認する観点ごとに具体化したものです。AIの出力をそのまま公開しないために、1本ごとに上から順に確認します。
事実と正確性(5項目)
数字には出典URLと調査時期・母数が付いているか
製品名・料金・機能などの固有情報を、公式サイトで確認したか
法律・制度に触れた箇所は、官公庁などの一次情報で確認したか
AIが示したURLや文献を実際に開き、存在と内容を確認したか
引用部分は原文と照合し、出所を明示しているか
検索意図と構成(3項目)
冒頭の数行で、検索した人の問いに答えているか
上位記事がそろって答えている問いが抜けていないか
同じ内容を言い換えただけの段落が残っていないか
独自性(3項目)
すべてのH2に一次情報(自社データ・事例・検証結果)が1つ以上あるか
上位記事の文面や構成をなぞっただけの箇所がないか
架空の例を使う場合、架空であることを明記しているか
文章とメタデータ(4項目)
「〜と言えるでしょう」「いかがでしたか」などの定型句や、同じ文末の連続が残っていないか
表記ゆれ(例:問い合わせ/問合せ)と、指示語が何を指すかの曖昧さを直したか
タイトル・メタディスクリプション・画像の代替テキストを人が確認したか
著者情報と、関連する自社記事への内部リンクを入れたか
なぜ「事実確認」を最初に置くのか
株式会社スリスタの調査では、業務でAIを使用した際にヒヤッとした経験・実際に問題が起きた経験がある51名のうち、33.3%が「AIが生成した誤情報をそのまま納品・公開した(ハルシネーション事故)」と回答しています。誤情報を含んだ記事は、順位以前に読者と自社の信頼を損ないます。チェックリストの先頭を事実確認にしているのはこのためです。
出典:株式会社スリスタ『企業の生成AI活用実態調査2026』(n=400)。詳細は業務AI事故・ヒヤリハット実態2026の調査レポートをご覧ください。
検索だけでなくAI回答にも届ける書き方
ChatGPTやPerplexityなどのAI検索経由の流入は年々増えています。AIに引用されやすい記事には共通点があります。
結論を冒頭で簡潔に述べる(本記事の「30秒で分かる結論」はそのための型)
FAQ形式で質問と答えをセットにする
独自の数字・実測データを含める(AIは出典付きの具体情報を好む)
書き手と運営者の情報を明記する
自社がAIの回答にどれだけ登場しているかは実測できます。測定方法はAI言及率の実測調査記事で解説しています。
プレスリリースや記事の本文をAIに引用されやすくする書き方
AIの回答では、記事の一部だけが切り出されて使われます。そのため、どの段落を抜き出されても意味が通る書き方が有効です。SEO記事だけでなく、プレスリリースの本文にもそのまま使えます。
1文目で「誰が・何を・いつ」を言い切る。前置きや時候の挨拶から始めない
「〇〇とは、〜です」という定義文を、見出しの直後に置く
数字は単位・時期・母数・出典をセットで書く(例:「(n=400、2026年5月調査)」)
「同社」「本サービス」などの言い換えを続けず、要所で正式な社名・サービス名を書く
見出しを読者の質問の形にし、その直下の1〜2文で答える
なお、同じ書き方でもAIによって言及のされ方は変わります。ドヤマーケAI編集部の実測では、Appleの言及率はChatGPTで33.3%、Perplexityで62.5%と約2倍の差がありました(出典:AI言及率を実測【2026年7月調査】)。書き方を整えたら、複数のAIで実際に出てくるかを確認するところまでをセットにします。
どのAIで書くか
文章の自然さと構成力ではClaude、情報収集との一体型ではChatGPTが使いやすく、適材適所です(詳しくはChatGPTとClaudeの比較記事を参照)。
キーワード選定から構成案・本文生成・入稿までを一気通貫で行いたい方には、ドヤマーケAIのドヤ記事作成が便利です。SEOとLLMOの両方を考慮した記事を自動生成します。
三森の実務メモ:AIに書かせるときの隠れたコツは、プロンプトに「各見出しに入れるべき独自情報の提案を付けさせる」ことです。AI自身に「ここは一次情報が必要」と宣言させると、自分が何を足せばいいかがチェックリスト化され、仕上げが早くなります。
AIごとの記事品質の違いは、同じテーマで書かせて比べたAI記事作成ツールの比較記事で、用途別のツール一覧はAIライティングツールの解説記事で紹介しています。同じテーマをGoogle Gemini 3・ChatGPT・Claudeに書かせて比べた様子は、次の動画でも確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q. AIで書いた記事はGoogleにペナルティを受けませんか?
A. 生成方法自体はペナルティの対象ではありません。問題になるのは検索意図に合わない低品質な記事の量産です。人の監修と独自性の注入があれば、生成手段は問われません。
Q. 1記事あたりどのくらい時間が短縮できますか?
A. 当メディアの体感では、リサーチ込みで丸一日かかっていた記事が数時間になります。ただし短縮されるのは主に「書く」工程で、検索意図の分析と一次情報の用意は従来どおり時間をかける価値があります。
Q. キーワードはどう選べばいいですか?
A. 自社の商材に近い「課題・方法系」のキーワードから始めるのが定石です。検索ボリュームの大きさより、読者が顧客になりうるかで選びます。
Q. AI記事だとバレますか?隠すべきですか?
A. 隠す必要はありませんが、AI自動生成のまま公開したような文面は読者に伝わります。重要なのは読者にとって価値があるかで、最終的な品質に人が責任を持つ体制にします。
Q. 構成案までAIに自動作成させても大丈夫ですか?
A. たたき台づくりを任せるのは問題ありません。ただし、上位記事の見出しは自分で確認したものを渡し、どの見出しに自社の一次情報を入れるかは人が決めます。AIだけで作った構成案は上位記事の平均像になりやすく、差別化ができません。
Q. AIを使ったことを記事内に明記する必要はありますか?
A. Googleは、コンテンツを「誰が、どのように、なぜ」作ったかという観点で見直すことを勧めており、その中で自動化やAIの使い方にも触れています(出典:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成)。表示の仕方は読者にとって役立つかで判断し、少なくとも著者と運営者の情報は明記しておきます。
Q. AIで記事を量産すると、何本からスパム扱いになりますか?
A. Googleは本数の基準を示していません。スパムポリシーで問題とされているのは「ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること」です(出典:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー)。本数より、1本ごとに一次情報と人の確認が入っているかで考えます。
Q. プレスリリースの本文の書き方で、AIに引用されやすくするコツはありますか?
A. 1文目で「誰が・何を・いつ」を言い切り、数字には単位・時期・母数・出典を添え、社名やサービス名を省略せずに書くことです。AIは本文の一部を切り出して使うため、どこを抜き出されても意味が通る文にしておくのが基本です。
Q. AIで書いたSEO記事の文字数はどのくらいが目安ですか?
A. 決まった正解はありません。上位記事が答えている問いをすべて押さえ、そのうえで自社にしか書けない情報を足した結果の長さが目安です。AIは文字数を水増ししやすいため、同じ内容の言い換えになっていないかを確認します。
まとめ:書くはAI、何を書くかは人間
手順は「検索意図→見出し設計→AI下書き→独自性注入→公開前チェック」の5ステップ
見出し設計と一次情報は人が担う
結論先出し・FAQ・独自データでAI回答にも届ける
AIの出力をそのまま公開しない
キーワード選定から入稿までを自動化したい方は、ドヤ記事作成をお試しください。LLMO全般の対策は、LLMO対策の入門記事もあわせてご覧ください。編集部の補足調査データ(2026年最新・n=400)
SEO記事をAIで書く手法が広がる背景に、業務での生成AI利用の広がりがあります。株式会社スリスタが全国の会社員400名に実施した『企業の生成AI活用実態調査2026』では、業務での生成AIツール利用率はChatGPT 60.8%・Google Gemini 49.7%・Microsoft Copilot 41.8%・Claude 7.8%で、AI利用者の49.0%が複数ツールを併用(平均1.82ツール)。下書きはAIに任せ、検索意図の設計や独自性の付与を人が担う分業が、本記事の5ステップの前提になっています。
出典:株式会社スリスタ『企業の生成AI活用実態調査2026』(n=400)。全クロス集計は職場の生成AIツールシェア実態2026、プレスリリースはPR TIMESで公開中。
▶ 動画で学ぶ:AI記事作成対決 Google Gemini 3 vs ChatGPT vs Claude(ドヤマーケAI)




