AI・マーケトレンド
30秒で分かる結論
AIOツール(AI可視性計測ツール)とは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIが自社ブランドをどれだけ言及・推薦しているかを定点観測するツールです。選定基準は「対応AIエンジンの数」「日本語プロンプトでの計測可否」「価格」の3つ。日本語×複数エンジン×低コストで始めるなら、国産のドヤAIO(無料あり)が第一候補です。海外SEOツールをすでに契約しているなら、Ahrefs Brand RadarやSemrushのAI関連機能も選択肢になります。
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ドヤマーケ独自調査:どのAIから計測すべきかは「使われている順」で決める
AIOツールを選ぶとき、対応エンジンの数を見て迷いがちですが、全部を等しく追う必要はありません。優先順位は、実際に使われているシェアで決めるのが合理的です。当社が実施した全国会社員400名の独自調査(n=400)では、職場で使われている生成AIは次の並びでした。
ChatGPT 60.8%:まずここでの見え方を押さえる。対応していないツールは候補から外して構いません
Google Gemini 49.7%:検索連携があるぶん、AI Overviewsとセットで見る価値があります
Microsoft Copilot 41.8%:法人利用が中心。BtoBならここまで見ておくと安心です
Claude 7.8%:シェアは小さいものの、長文の比較検討クエリで引用されやすい面があります
さらにAI利用者の49.0%が複数ツールを併用(平均1.82ツール)していました。つまり「ChatGPTだけ対策すれば十分」という状態ではなく、上位3エンジンで同じ答えが返るかを見るのが実務的な着地点になります。
▶ ドヤマーケ独自調査|職場の生成AIツールシェア実態2026の詳細を見る
計測した結果を改善につなげる側の話は、構造化データ(JSON-LD)の入れ方が起点になります。
1. AIOツールとは?なぜ必要になったのか
AIO(AI Optimization)ツールとは、生成AIの回答内での自社の「見え方」を計測・改善するためのツールです。AEOツール、LLMO計測ツール、AI可視性(AI Visibility)ツールと呼ばれることもあります。必要になった背景はシンプルで、検索順位を測るツールでは、AIの回答に自社が出ているかを一切計測できないからです。LLMO対策を実施しても、計測がなければ効果検証ができません。従来ツールとの違いは次のとおりです。
計測対象:検索順位計測ツールはGoogle検索の順位、AIOツールはAIの回答内の言及・引用
計測単位:順位ツールはキーワード×順位、AIOツールはプロンプト×言及率・SoV
代表指標:順位ツールは掲載順位・クリック数、AIOツールはブランド言及率・シェアオブボイス・引用元URL
AIOツール・LLMOツール・LLMモニタリングツール|呼び方の違いと指すもの
この領域のツールは、記事や資料によって呼び名がばらつきます。検討中に別々のカテゴリだと誤解しやすいので、先に整理しておきます。LLMモニタリングツールという呼び方も含めて、指しているものはほぼ同じです。
AIOツール:AI Optimization(AI最適化)から。AI検索での自社の見え方を最適化する目的を指す呼び方です。
LLMOツール:LLM Optimization から。対象を大規模言語モデルに寄せた呼び方で、AIOとほぼ同義に使われます。
LLMモニタリングツール:最適化よりも計測・監視の側面を強調した呼び方です。生成AIの回答に自社がどう登場するかを定点観測する機能を指します。
AI回答モニタリング/AI可視性計測:日本語での言い換え。ブランドの言及率や引用元の把握を指します。
呼び方は違っても、比較するときに見るべき点は共通しています。どのAIエンジンを計測できるか・日本語のプロンプトで測れるか・どのくらいの頻度で測れるか・引用元(どのページが参照されたか)まで取れるかの4点です。次章の選び方は、この前提で読み進めてください。
なお「いま使っている順位計測ツールのオプション機能で足りるか」は、この4点のうち引用元まで取れるかで判断が分かれます。言及の有無だけを見るならオプションでも足りますが、どのコンテンツを直せばよいかを知るには引用元の取得が必要です。
2. AIOツールの選び方(3つの基準)
基準1:対応AIエンジンの数
ユーザーはChatGPTだけを使うわけではありません。最低でもChatGPTとGemini、できればClaude・Perplexity・AI Overviewsまで計測できるかを確認します。
基準2:日本語プロンプトでの計測
海外ツールは英語プロンプト前提のものが多く、「日本の見込み客が日本語で聞いたときの回答」を測れないことがあります。日本市場向けなら日本語プロンプト対応は必須条件です。
基準3:価格と計測頻度
AIの回答は変動するため、単発ではなく週次~月次の定点観測が前提です。継続できる価格かどうかで選びます。
3. 主要AIOツール比較
価格・機能は変動します。導入前に各公式サイトで最新情報を確認してください。
ドヤAIO(国産):ChatGPT/Gemini/Claude/Perplexity対応・日本語対応◎・無料あり、PROは月額9,980円(全ツール共通)。日本語プロンプトでの言及率・SoV・引用元を4エンジン横断で定点観測でき、中小企業でも導入しやすい価格
Ahrefs Brand Radar:AI Overviewsなどに対応(対応範囲・価格は公式サイト参照)。既存のAhrefsデータと統合できるのが強み
Semrush(AI関連機能):SEOスイートの一部として利用(対応範囲は公式サイト参照)
Otterly.AI:ChatGPT/Perplexity/AI Overviewsなどに対応する海外のAI検索モニタリング専業ツール(価格は公式サイト参照)
Profound:大手ブランド向けの高機能AEO分析(エンタープライズ向け・公式サイト参照)
三森の実務メモ:ツール選びで最初に確認すべきは「日本語の質問文でテストできるか」です。まず無料枠で「自社カテゴリ×日本語」を試すのが失敗しないコツです。
主要AIOツール 早わかり比較表(◎=特に強い/○=対応/△・要確認=限定的または未確認。海外ツールの価格・対応範囲は変動するため各公式サイトで最新をご確認ください)
ツール | 対応AIエンジン | 日本語プロンプト | 競合SoV比較 | 無料枠 | 月額目安 | 特徴 |
ドヤAIO(国産) | ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity(4) | ◎ | ○ | あり | 9,980円 | 日本語×4エンジン横断・低コスト |
Ahrefs Brand Radar | AI Overviews 等(公式参照) | 要確認 | ○ | 公式参照 | 公式参照 | 既存Ahrefsデータと統合できる |
Semrush(AI関連機能) | SEOスイートの一部(公式参照) | 要確認 | 公式参照 | 公式参照 | 公式参照 | SEOスイート内で完結 |
Otterly.AI | ChatGPT・Perplexity・AI Overviews 等 | 英語前提(要確認) | ○ | 公式参照 | 公式参照 | AI検索モニタリング専業(海外) |
Profound | 大手向け高機能AEO分析 | 要確認 | ○ | 公式参照 | エンタープライズ | 大規模ブランド向け |
日本市場で始めるなら、選び方3基準(対応エンジン数・日本語プロンプト・継続できる価格)をすべて満たすドヤAIOがまず候補になります。海外SEOツールを既に契約している場合は、Ahrefs Brand RadarやSemrushのAI機能を追加で使う選択肢もあります。まずは無料枠で「自社カテゴリ×日本語」を実際に試してから絞り込んでください。
4. 無料でAI可視性を確認する方法(ツール導入前に)
ChatGPT・Geminiに「◯◯(自社カテゴリ)のおすすめツールは?」と日本語で質問し、自社が出るか確認する
GA4のチャネルレポートで「AI Assistant」流入の有無を確認する(当メディアでも実測でAI経由流入を確認済み)
ただしスポット確認は「たまたま」の影響が大きく、改善サイクルを回すには定点観測ツールが必要になる
5. 導入後にやること(計測→改善のループ)
自社カテゴリの主要プロンプト(10~30個)を登録して初回スキャンする
言及率・競合とのSoV差・AIが引用している情報源を確認する
引用されやすいコンテンツに改善する(具体策はLLMO対策 完全ガイドを参照)
月次で再スキャンし、施策と言及率の変化を突き合わせる
三森の実務メモ:競合とのSoV差を見ると「どのプロンプトで負けているか」が一目で分かります。当社では負けプロンプトに対応する記事を1本ずつ作る運用にしてから、言及率の改善が数字で追えるようになりました。
【比較シート】検討時にそのまま使える確認項目12
選び方の3基準を、候補ツールを横に並べて○×を埋められる形にしました。無料トライアルを申し込む前にこの表を用意しておくと、営業説明を聞きながらその場で埋められます。
計測範囲(5項目)
① 対応AIエンジンの数:ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexityのうちいくつ測れるか
② AI Overviews(Google検索のAI回答)に対応しているか
③ 日本語プロンプトで計測できるか:英語のみのツールは日本市場では使えません
④ 競合との比較(SoV/シェア・オブ・ボイス)が見られるか:自社の言及率だけ分かっても、勝ち負けは判断できません
⑤ 引用元URLを取得できるか:AIがどのページを根拠にしたかが分かると、次に直す場所が決まります
運用(4項目)
⑥ 登録できるプロンプト数の上限
⑦ 計測頻度:週次で回せるか、月次までか
⑧ 履歴の保存期間:施策と変化を突き合わせるには最低でも1年分ほしいところです
⑨ レポート出力・アラートの有無:社内共有の手間がそのまま運用の続けやすさになります
コストと体制(3項目)
⑩ 無料枠またはトライアルの有無
⑪ 月額費用:定点観測が前提なので、続けられる金額かで判断します
⑫ 日本語サポートの有無
優先順位をつけるなら、③日本語プロンプト・①対応エンジン数・⑩無料枠の3つです。ここが×だと、他がどれだけ優れていても日本市場では運用が続きません。逆にこの3つが○なら、残りは運用しながら判断できます。
よくある質問(FAQ)
Q. AIOツールとSEOツールは両方必要ですか?
役割が違うため併用が基本です。検索経由の流入はSEOツール、AI回答内での可視性はAIOツールでしか計測できません。
Q. 無料で使えるAIOツールはありますか?
ドヤAIOは無料プランでスキャンを試せます。海外ツールもトライアルを提供している場合があります(各公式サイト参照)。
Q. どのくらいの頻度で計測すべきですか?
AIの回答は数週間単位で変わるため、最低月1回、施策実行期は週1回の定点観測をおすすめします。
Q. 計測結果はどう改善につなげますか?
「言及されていないプロンプト」を特定し、そのテーマの結論先出し記事・一次データ・FAQを整備するのが基本です。具体策はLLMO対策 完全ガイドを参照してください。
Q. いま使っている順位計測ツールのオプション機能では足りませんか?
A. 分かれ目は「プロンプト単位で測れるかどうか」です。順位計測ツールのAI関連オプションは、キーワード単位の延長で「AI Overviewsに表示されたか」を見る設計のものが多く、それはそれで有用です。ただし本来ユーザーがAIに聞くのは「〈カテゴリ〉のおすすめは?」という文章であり、キーワード単位のままでは競合と比べて何番目に推薦されたかが分かりません。ここを見たいなら専用ツールが必要です。
Q. 登録するプロンプトは何個くらいから始めるべきですか?
A. 10個前後から始めるのが現実的です。内訳の目安は、カテゴリ語(「〈カテゴリ〉のおすすめ」)3個、課題語(「〈課題〉を解決する方法」)3個、競合比較(「AとBの違い」)2個、指名(「〈自社名〉とは」)2個です。最初から30個入れると、どのプロンプトの変化が施策の結果なのか追えなくなります。まず10個で3ヶ月回し、動きが読めてから増やすのが失敗しない進め方です。
まとめ:まず測る、そしてLLMOとセットで回す
AIOツールはAIの回答内での自社の見え方を定点観測するツール。SEOツールでは代替できない
選定基準は対応エンジン数・日本語対応・継続できる価格の3つ
まず無料で現状を測り、改善はLLMO対策とセットで回す
ドヤAIOは、ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexityの4エンジンで自社の言及状況を無料でスキャンできます。まずは現状のスコアを確認してみてください。編集部の補足調査データ(2026年最新・n=400)
AIO/LLMOツールで「どのAIに載るか」を計測する重要性の裏付けとして、業務での生成AI利用の広がりがあります。株式会社スリスタの『企業の生成AI活用実態調査2026』では、業務での生成AIツール利用率はChatGPT 60.8%・Google Gemini 49.7%・Microsoft Copilot 41.8%・Claude 7.8%で、AI利用者の49.0%が複数ツールを併用(平均1.82ツール)。ユーザーの利用が複数エンジンに分散するため、単一AIだけでなく横断的にAI可視性を計測できるツール選定が重要です。
出典:株式会社スリスタ『企業の生成AI活用実態調査2026』(n=400)。全クロス集計は職場の生成AIツールシェア実態2026、プレスリリースはPR TIMESで公開中。
▶ 動画で学ぶ:AI記事作成対決 Google Gemini 3 vs ChatGPT vs Claude(ドヤマーケAI)


